第2日目
朝食は300リエル(約7セント)の卵。12個だとちょうど1ドルを超えてしまう。それとコーヒーも飲んだわ。
職場には歩いて行った。40分かかるけど、日中の暑さで食材がだめになってしまう前に市場へ行くことができる。市場はにぎやかで衛生的というわけではないけど、スーパーで買うよりも断然安い。市場には50代半ばくらいの手足の不自由な男性がいる。おそらく先天性か事故によるものだろう。湾曲した手足を引きずりながらパンを乞う。彼は通りかかる人すべてに施しを求める。カンボジアでは身体に障害をもった人々への支援はほとんどない。いくつかの小さなNGO団体がリハビリと職業訓練の機会を提供しているけれど、ニーズはそれ以上に大きい。私は、ポケットにあった硬貨を彼にあげることができて嬉しく思った。
市場では、小さなカリフラワー、トマト、ブロッコリー、インゲン、じゃがいもと玉ねぎを二個ずつ、そしてにんにくと生姜を買った。全部で13,700リエル(約3.5ドル)相当だった。3ドル相当分の米が家にあるから、今日、買ったものは、カレーやスープ、炒め物に使おう。これで1週間もたさなければならない。
食費(USドル):
卵12個1.00
コーヒー1.80
野菜3.50
米3.00
総額8.80
そして、今日はまだ2日目!
昼食はとっても簡単な炒め物を急いで作った。家への帰り道、歩きながら、「今月末には体重が減り、ほっそりしているかも!」と思った。しかしその次の瞬間、「それどころか貧血気味になっているかもしれない!」とも思った。
1日1ドルの生活を長く続けたら貧血になることは間違いない。貧血と言えば、CAREの活動では、家庭菜園を導入することで、貧血の問題に対処している。また、ビタミンの提供や健康指導を実施し、妊娠中や授乳期の母親を対象とした活動を通して、政府のヘルスサービスの補完も行っている。
私たちが活動する上で、ヘルスケアは大きな課題。特に、ヘルスサービスへアクセスが困難な遠方地に住む貧しい女性にとっては、交通費の問題がある。。Koh Kong州では、政府が提供するヘルスサービスにたどり着くのに25ドルもかかる。これは、平均年収がたったの380ドルのカンボジアで、3週間分の給料に相当する。なぜ女性が自宅で出産せざるを得ないかこれでわかるでしょう。こういうことから、10万回の出産につき423人のカンボジア人女性が亡くなっていることも想像に難くないわ。英国では、たったの3人だというのに。だから、CAREは医療についての知識を広め、事態を改善しようと助産師と伝統的な産婆のネットワークの設立に力を入れている。
ところで、今日の夕食はカレーで味付けした野菜とご飯だった。調理は38年来のパートナーであり34年来の夫でもあるデイビッドが手伝ってくれた。この日記を注意深く読んでいるあなたは、ガスストーブで調理している私は1日1ドル以上使っている(あるいは消費している)と思うかもしれないわね。実際に1日1ドルで生活している人々は燃料を買うお金もないし、ガスストーブを持っていない人が多い。路上で売っている食べ物はおいしいけど、危険でもある。なぜなら露店はトイレや水道にアクセスできないから、それで出来上がった食品は不衛生なもの。貧しい人々には、露天で売っている安い食べ物を食べるしか選択肢はなく、その代償として赤痢にかかってしまうことがよくあるのだ。