第3日目
夜通し雨が降り続いた。キャンベラの都市部で降るような穏やかな雨ではなく、雨が屋根に激しく打ちつけ、落雷が鳴り、道路が水に浸り海のようになる、いわゆるモンスーンのどしゃぶりだった。
プノンペンは沼地を埋め立ててできた。フランス植民地時代からの排水路は1950年代当初ですら不適切なものだったから、もちろん今だって適切なものじゃない。都市は建設ラッシュが続いている。貧しい人は決して住めないようなビルを建て続けたことで、排水がより深刻な問題となっている。シェルターのない夜、朝起きてみたら身の周りのものすべてがびしょ濡れになっていた、なんて状況は私には想像しかできない。
朝食は作っておいたカレーを温めて食べた。そこで気づいたわ。私は冷蔵庫があるから食べ物を新鮮なまま、アリにやられずに保存できることを。
Street63まで歩いた。そこはかつてメコン川の流水をせき止める堤防だった。今や都市を結ぶ大水路で、日中の暑さが高まり湿気が増すにつれ、ゆっくり水がはけていく。昼食には、昨晩作った野菜スープとご飯の「弁当」を持ってきた。
炒め物と麺の夕食を夢見て過ごした。麺は6パックで1.2ドル。