ニュースリリース

支援対象地域について

2月9日~2月15日

●2月9日 出発
今日から2月の終わりまでの約3週間、CAREシエラレオネが全国で展開しているHIV/エイズ予防啓発プロジェクトサイト見学ツアーに出かけてきます。

最初の目的地は首都から車で東に4時間半、首都フリータウンに次ぐシエラレオネ第二の都市「ボ(Bo)」です。道中は、舗装されたばかりのきれいな道と、未舗装のでこぼこ道が交互に繰り返されていました。この道路の建設はイタリアの会社が担っているとのことです。首都と第二の都市をつなぐ主要道路ですが、その交通量の少なさに驚きました。フリータウンは車で溢れ返っているのに、道中を行き交う車は本当に少なかったのです。これが首都と地方の差なのでしょうか。

シエラレオネの地図 ボの中心部
シエラレオネの地図。フリータウンからボに移動してきました ボの中心部 (右に見える棒は、車載無線機のアンテナです


サッカーチーム
左側の青いユニホームがゴンダマコミュニティ選抜チーム、右側のボーダーのユニホームが軍代表チーム
●2月10日 サッカー大会
ボから少し離れた「ゴンダマ(Gondama)」というところで、サッカー大会が開催されました。これはただのサッカー大会ではなく、CAREシエラレオネのHIV/エイズ予防啓発プログラムの一つで、国民的に人気の高いサッカーとHIV/エイズプログラムをミックスさせた試みです。対戦カードは、地元ゴンダマコミュニティ選抜チームVSゴンダマに駐屯するシエラレオネ軍第5分隊の代表チームです。朝から大会開催のために、現地スタッフと共に準備に奔走しました。会場で使用する音響機器業者との交渉、関係機関への連絡、賞品・飲み物の買出しなどです。

来賓からの挨拶の後、陽が傾き始めた午後5時45分キックオフです(ここシエラレオネでは、午後7時ごろに陽が沈みます)。試合中にはピアエデュケーター(*)やボランティアにより、集まった観客にHIV/エイズに関するポスターやパンフレットが配られました。ハーフタイムには、HIV/エイズに関するクイズセッション、地元コメディアンによるHIV/エイズに関する劇が上演されました。午後7時試合終了。試合は2-2の引き分けに終わりました。

配られたパンフレットを見る観客
配られたパンフレットを見る観客

今日の活動はこれで終わりかと思いきや、この後、同じ会場でHIV/エイズに関するビデオの上映会をするとのこと。事務所から持ってきた21型のテレビをサッカー場のど真ん中に設置し始めました。ビデオ上映会には約150人くらいの人たちが集まり、暗闇に浮かび上がる小さな小さな画面を皆が見つめていました。

(*) HIV/エイズに関する研修を受けた若者、学生などが「ピアエデュケーター」となり、同世代の仲間にHIV/エイズに関する情報を伝える。


踊る子どもたち
コレ、みんな踊っているんです
ミーティングの様子

ミーティングの様子

●2月11日 ゴンダマコミュニティにて
昨日に引き続き今日もゴンダマコミュニティに向かいました。コミュニティの有力者、保健スタッフ、関連NGO、軍関係者、学生たちを招いたミーティングが開催されるのです。午前11時、今日のミーティング開催場所である町の裁判所に到着しました。すでに来賓が数人集まっていました。まずは会場設営にとりかかりました。音響担当者が音楽を鳴らし始めると、その音につられ次々と子どもたちが集まって来るではありませんか!その数総勢100人以上!!スピーカーの前に集まり、音楽に合わせ、みんな踊り始めました。裁判所は、子どもたちの即席「ダンスホール」となってしまいました。

子どもたちのダンスが約1時間続いたのち、ミーティング出席者がほぼそろったところでミーティングが始まりました。ミーティングでは、それぞれの部署におけるHIV/エイズに対する取り組みやコミュニティへのメッセージが発表されました。また学生たちによるHIV陽性者に対する差別偏見に関する劇や「自分のHIVステータスを知ろう」というメッセージを盛り込んだ劇が上演されました。

学生たちによる劇の上演中
学生たちによる劇の上演中

夜9時、再びゴンダマコミュニティに戻りました。これから軍のピアエデュケーターと町の若者グループが主催者となってダンスパーティが開催されるのです。その名も「コンドームナイト」。入場料1000レオン(日本円にすると30円程度)を支払うと、CAREシエラレオネがHIV/エイズ予防啓発プロジェクトの一環で推し進めている、コンドーム「プロテクタープラス」が配布されるのです。このイベントはコンドームの入手アクセスの拡大と正しい利用を促進する目的で行われました。

最初はまばらだった客も、深夜0時になると会場は人で埋めつくされました。午前1時、コンドームの使用方法に関するQ&Aがなされ、実際に参加者が男性用・女性用コンドームの使い方を実演しました。

我々CAREチームは、午前1時半ごろ会場を去りましたが、ダンスパーティーは午前4時まで続いたとのことです。一晩中踊り続けたのち、翌日の朝には皆、通常通り仕事、学校に向かうとのこと。みんなとてもタフです。

受付でコンドームを配布するピアエデュケーターたち 参加者によるコンドームデモンストレーション
受付でコンドームを配布するピアエデュケーターたち 参加者によるコンドームデモンストレーション

●2月12日 ラジオ番組

ラジオ番組放送中
ラジオ番組放送中

今日は午後8時から1時間のラジオ番組がありました。内容は、PLHIV(People Living with HIV:HIV陽性者)に対する差別偏見に関する内容でした。プレゼンターは、CAREスタッフ、PLHIV組織の代表、そして私自身も出演しました!

ここシエラレオネでは、「HIV陽性者」というと、売買春を通じて感染したり、複数のパートナーを持つ人が感染しているなどのイメージが多いそうです。今日の番組では、HIVの感染ルートはそれだけではなく、輸血を通して感染した人、家計や子どもの育児のために危険な性交渉を選ばなければならず感染した人、レイプされて感染した人など、人々を取り巻く社会環境やジェンダーの問題もHIVの感染拡大に大きく関係しているということが紹介されました。番組ではリスナーの声を電話で受け付け、1時間の放送中に20人以上の人からの電話があり、その反応の良さに驚きました。

地図 写真
ボからカバラへ移動 星印のところにいます
●2月14日 ピーナッツスープのランチ
昨日、ボを出発し、次の目的地「カバラ(Kabala)」にやってきました。カバラはシエラレオネの北東に位置し、ボとカバラ間は約5時間の行程でした。

今日は土曜日ということで、仕事は休みです。特にやることもなく、時間を持て余していると、宿泊先のキッチンが騒がしい。のぞいてみると、昼食の準備をしているところでした。献立はピーナッツスープとご飯です。食事の準備は火おこしから始まり、約2時間後、手間と愛情のこもったスープが完成しました。私がモノ欲しそうな顔をしていたのでしょうか、おすそ分けをしてくれました。唐辛子の辛さが程よくきいたおいしいスープでした。


スープを煮込んでいます ピーナッツスープ&ライス キッチンの横では、洗濯と食器洗いをしていました
スープを煮込んでいます。奥の鍋ではご飯を炊いています 完成「ピーナッツスープ&ライス」 キッチンの横では、洗濯と食器洗いをしていました

●2月15日 シエラレオネ・ヘアスタイル コレクション!?

お姉さんが妹の髪を編んでいます
お姉さんが妹の髪を編んでいます
1時間位で完成するとのこと
1時間位で完成するとのこと

町を歩いていると、そこら中で声をかけられます。「チャイニーズ、チャイニーズ!!」と。シエラレオネにはたくさんの中国人がおり、アジア人を見るとまず「中国人か?」と声をかけられます。「日本人?」と声をかけられることはほとんどなく、この国での日本の存在感はまだまだ薄いようです。

今日もまた、「チャイニーズ!」と声をかけられたので近寄って行ってみると、髪を編んでいるところでした。女性はたいてい髪を編んでいます。町には髪を編む専門店もあるのですが、店には行かずお互いに編みあうことが多いようです。とても器用で、その美しいこと!!彼女たちの作品をご覧ください。



 

 

 

 


ヘアスタイルコレクションその1 ヘアスタイルコレクションその2 ヘアスタイルコレクションその3
    こんな髪型、見たことない!!

 

1月28日~2月3日 2月16日~2月27日

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