生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Afghanistan

アフガニスタン

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アフガニスタン

©CARE

首都
カブール
面積
65万2,225平方キロメートル(日本の約1.7倍)
人口
3,230万人 *1
主要構成民族
パシュトゥーン人、タジク人、ハザラ人、ウズベク人など
宗教
イスラム教(スンニ―派、シーア派。スンニー派が約80%を占める)
主要農産物・工業製品
小麦、米、ジャガイモ、アーモンドなど
成人識字率
男性43%、女性 13% *2
平均寿命
男性47.2歳、女性47.7歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男女ともに0.1%以下 *4
乳児死亡率(1000人あたり)
143人(日本は3人) *5
 
*1-5 UNFPA(2007年)

アフガニスタン・イスラム共和国(以下、アフガニスタン)は、周囲をパキスタン、イラン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、中国に囲まれる内陸国です。険しい山が多く、国土の大半が 乾燥地帯のため、 真水を手に入れるのが困難です。首都のカブールは、日本とほぼ同じ緯度に位置し、夏は30~40度になりますが、冬は氷点下10度まで下がることもあります。

アフガニスタンは多民族国家と言われ、数多くの民族で構成される国家でありながら、実際は最多民族であるパシュトゥーン人による統制が続いてきました。 1919年に英国から独立しましたが、政治主権をめぐる各派間の争いが絶えず、内戦状態が続きました。1994年頃からは、タリバンが勢力を伸ばし、1999年には国土の90%を制圧しました。2001年9月米国同時多発テロ以降、米国などによる対タリバン軍事行為が行われましたが、同年の12月には暫定政権が発足、2004年には新憲法が制定され、正式な政権が発足しました。以降、復興に向けた活動が行われています。しかし、多発する自爆テロにより多くの市民が犠牲になるなど、治安は依然として悪い状況です。

貧困・教育問題、女性の地位

約20年間の内戦は、アフガニスタンの経済に大きな打撃を与えました。タリバーン政権崩壊後の復興活動を通じて、医療の改善やインフラの整備など、徐々に改善されてきていますが、アフガニスタンはいまだに極めて貧しい国の一つであり、全人口の半分が貧困ライン以下の生活を送っています。食糧不足も深刻で、数多くの子どもたちが慢性的栄養失調の状態にあります。

また、教育も切実な問題を抱えています。 国連開発計画(UNDP)の人間開発報告によると、アフガニスタンの教育システムは世界で最も劣悪であると言われており、識字率も世界で最も低いグループに入ります。アフガニスタン政府の教育問題への取り組みにより、就学児童数は増加してきてはいますが、教員や教材の不足、教育へのアクセスや教育の質における都市部と遠隔地間の格差などさまざまな課題が山積しています。

さらに、男女間の教育格差も問題となっています。 タリバン政権時代では、女子が学校に通うことは許されませんでした。現在も 80%の女性が読み書きができません。また、文化的制約などから女性が外で仕事に就くことは難しい状況にあります。そのため、特に内戦などで夫を亡くした未亡人が家族を養う上で苦難を強いられる状況となっています。

CAREのアフガニスタンにおける活動

CAREはアフガニスタンにおいて1961年以降、18年間にわたって、医療トレーニング提供やヘルスケア改善のためのプロジェクトを行ってきました。しかし1980年、ソ連が侵攻、高まる政情不安と治安悪化により、活動の一時停止に追い込まれました。1980年のソ連侵攻に続く内戦で多くの人々が殺害され、家を追われたことを受け、1989年にCAREは内戦により被害を受けた地域において救援・復興活動を行いました。以来、食糧支援・保健・インフラ整備、水と衛生・コミュニティ支援・マイクロファイナンスなどの分野で活動を行ってきました。

CAREはアフガニスタン女性に対する支援に特に力を入れています。例えば、Kabul Widows Humanitarian Assistance(KWHA) というプロジェクトでは、カブールに住む3000人以上の未亡人に食糧の配給を行うとともに、技術習得のためのトレーニング、小規模事業のサポート、識字教室などを実施したり、権利について学ぶ機会を提供して、女性たちが自立した生活を送ることができるようサポートしています。

ケア・インターナショナル ジャパンでは、2004年からアフガニスタンの教育システムの向上を目的とするプロジェクトを実施してきました。アフガニスタンの遠隔農村地域では、十分な数の公立学校が整備されていないため、コミュニティが自主的に運営する学校が設けられています。このこのプロジェクトでは、このような学校が質の高い教育を提供できるよう、教員や村教育委員会を対象とした研修などを実施し、教育の改善に取り組んでいます。

関連情報

コミュニティ運営による初等教育プロジェクト(2004年~2008年)

ニュースリリース

アフガニスタン、食糧と生活の危機(2008年7月10日)

スペシャル・リポート

兄の言うことには逆らえないー タリバン政権崩壊から7年。アフガニスタンの女性は...(2008年10月)


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