生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Indonesia

インドネシア

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首都
ジャカルタ
面積
約189万平方キロメートル(日本の約5倍)
人口
約2億2800万人 *1
主要構成民族
大部分がマレー系。その他、ジャワ人、スンダ人など27種族に大別される
宗教
イスラム教、キリスト教、仏教、ヒンズー教など
主要農産物・工業製品
米、ゴム、パーム油、木材製品、セメント、石油、錫(すず)など
成人識字率
男性94%、女性87% *2
平均寿命
男性66.7歳、女性70.2歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性0.2%、女性0.1%以下 *4
乳児死亡率(1000人あたり)
35人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

インドネシア共和国(以下、インドネシア)は赤道にまたがる世界最大の群島国家で、その国土は約18,000もの島々から構成されています。首都ジャカルタはジャワ島の北西海岸に位置しており、政治・経済の中心となっています。インドネシア第二の都市はジャワ島東部にあるスラバヤで、ここは工業と貿易の中心としての役割を担っています。このように主要都市の集まるジャワ島ですが、その面積は全国土の約7%に過ぎません。そこに総人口の約60%が集中しています。宗教はイスラム教が主で、インドネシアは世界最大のイスラム人口を抱えています。しかし、イスラム教が国教として定められているわけではなく、キリスト教やヒンズー教、仏教などさまざまな宗教が信仰されています。公用語はインドネシア語ですが、その他に500以上の言語が話されています。それぞれの民族が独自の言語と文化・伝統を有しており、これがインドネシアは「多様性の国」であると言われる所以です。

インドネシアは、1949年のオランダからの独立後、1997年のアジア通貨危機の影響により、翌98年のGDP成長率がマイナス13%にまで落ち込むという大打撃を受けましたが、その後、成長率は回復し、2007年にはインドネシア政府目標を上回る6.32%を達成しました。インドネシアは近年、中国やインドなどで資源の需要が増大していることを背景に経済が拡大しており、同政府は2008年には成長率は6.5%に達すると予想しています。

こうして更なる経済成長が期待される反面、インドネシアは地方格差や貧富の差の拡大といった深刻な問題を抱えています。現在3700万人を超える国民が貧困ライン以下の生活を送っており、5歳以下の子どもの約30%が栄養不良状態にあると言われています。こうした状況を受けて、インドネシア政府は失業率の改善や貧困問題解決といった課題に取り組む必要に迫られています。同時に、ここ数年、地震などの大規模な自然災害、石油価格高騰、バリ島テロ事件、鳥インフルエンザなど相次ぐ危機に直面しており、そうした諸問題への対応も急務となっています。

インドネシアにおける自然災害

環太平洋地震帯に位置するインドネシアでは度重なる大規模な地震の発生が人々に深刻な被害をもたらしています。また、太平洋火山帯の一角にあるインドネシアは世界有数の火山大国でもあります。1985年の国連災害救済調整官事務所(現在の国連人道問題調整部)の調査では、過去300年間の全世界の火山災害による死者数の60%をインドネシア人が占めていることが報告されています。インドネシアは世界第2位の熱帯森林国でもあり、森林火災の発生も同国における主な災害として挙げられます。さらに、洪水、干ばつ、地滑りによりほぼ毎年多くの人々が被害に遭っています。

分離独立運動と民族間の紛争

1998年のスハルト政権崩壊後、インドネシアからの分離・独立をめぐる地方騒乱が後を絶ちません。インドネシアの最西端の州であるアチェでは、1970年代半ばからインドネシアからの分離独立を目指す「独立アチェ運動」とそれを鎮圧しようとするインドネシア治安当局との衝突が続いています。また、複数の州における宗教抗争・異民族間の対立も大きな問題となっています。インドネシア東部に位置するマルク州および北マルク州では、キリスト教徒とイスラム教徒間の抗争が継続しており、2002年に和解協定が成立したものの、2004年には死者を出す暴動が発生しています。また、カリマンタン州(ボルネオ島)では、移住と開発をめぐる対立を背景として、1950年代から先住民族ダヤック人と移住民族マドゥーラ人の間で大規模な衝突事件が繰り返し発生しています。2001年には、ボルネオ島・中部カリマンタン州においてこの二つの民族間の大規模な紛争が発生し、多数の犠牲者と避難民が生じました。

CAREのインドネシアにおける活動

CAREは、1967年からインドネシアにおいて活動を行っています。長年にわたって、インフラ・保健・水と衛生・環境などに焦点を当て、コミュニティ開発のためのプロジェクトを実施してきました。1990年代のアジア通貨危機の際には、貧しい農家が農作物の生産量を増やすための支援を行いました。

最近は、いくつかの自然災害に際して、緊急および復興支援を実施してきました。2004年に発生したスマトラ沖地震・津波では、住居・インフラ・生計の立て直し・水と衛生・母子の健康・被災者の心のケア・将来の災害に備えるためのコミュニティの危機管理など、包括的な取り組みを通して35万人の人々を支援しました。2006年のジャワ地震に対する対応としては、安全な水の提供、病気予防と健康に関する教育プログラム、被災地の商店と連携した地域経済活性化と食糧不足改善に向けた支援プログラムなどを実施するとともに、住居と生活の再建に住民が主体となって関わることができるよう支援しました。

さらに、2001年のダヤック民族とマドゥーラ民族間の衝突により発生したマドゥーラ避難民に対する支援として、ケア・インターナショナル ジャパンでは、2005年にスターバックス コーヒー ジャパン株式会社と連携し、避難民の生活復興支援プロジェクトを実施しました。

関連情報

スマトラ沖津波復興事業 国内避難民のための水と衛生プロジェクト(2005年~2006年)

マドゥーラ避難民の生活復興支援プロジェクト(2005年~2006年)

ジャワ島地震緊急支援(2006年)

ニュースリリース

スターバックス コーヒー ジャパン ジャワ地震緊急支援活動に寄付(2007年6月1日)

CARE、ジャカルタで発生した洪水による被災者に緊急支援を実施(2007年2月5日)

スペシャル・リポート

ジャワ通信 配布活動は夜まで続く

インドネシアからのストーリー 「壊れるものはもう何もない」

インドネシアからのストーリー「恐怖を味わうかもしれない。 しかし、支援は我々の義務」

インドネシアの被害状況


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