生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Ethiopia

エチオピア

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首都
アジスアベバ
面積
109万7000平方キロメートル
人口
8,120万人 *1
主要構成民族
アムハラ族、オロモ族など約80の民族
宗教
キリスト教、イスラム教ほか
主要農産物・工業製品
コーヒー、メイズ、ソルガムなど
成人識字率
35.9% *2
平均寿命
男性47.5歳、女性49.3歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
乳児死亡率(1000人あたり)
92人(日本は3人) *4
 
*1、3、4 UNFPA(2007年)
*2 UNDP(2005年)

エチオピア連邦民主共和国(以下、エチオピア)は、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東側に位置する国で、スーダン、ソマリア、ジブチ、ケニア、エリトリアと国境を接しています。エチオピアは、1936~1941年の間を除き、3000年もの間、独立を維持してきたアフリカ最古の独立国です。気候は、熱帯モンスーン気候で、季節は雨季と乾季に分かれます。言語は、アムハラ語が公用語ですが、それ以外にもさまざまな言語が使われています。

エチオピア経済の中心となっているのはコーヒーを始めとする農業で、国民の約85%が農業に従事しています。1998年に干ばつやエリトリアとの国境紛争などにより経済が打撃を受け、エチオピア政府は、2005年に5年間に及ぶ貧困削減計画を策定し、食糧の安全保障と貧困削減を最優先課題として取り組んでいます。

貧困と感染症

近年、エチオピア経済は著しく成長していますが、全人口の約40%が絶対的貧困にあり、栄養不良が深刻で、世界でも非常に貧しい国の一つです。慢性的貧困の原因の一つが、国民の大多数が従事する農業にあります。エチオピアでは、降雨を利用した天水農業が行われていますが、降雨量や干ばつなどの自然災害の影響を受けやすく、収穫が不安定です。また、主要な輸出品となっているコーヒーの生産者である農家が受け取る収入は生産コストをカバーしていず、農民は極貧の状態にあります。

マラリア、髄膜炎やはしかなどの感染症の問題も深刻です。栄養不良は感染症を引き起こす原因の一つとなっており、特に慢性的な栄養不良にある子どもの生命の維持に関わる問題となっています。また、HIV感染率は、現在、増加傾向にあり、感染者の割合が同国内で最も高い首都のアジスアベバはとりわけ深刻な状況です。さらに、HIV/エイズへの偏見が強く、感染者だと分かると周囲から差別されることも多くあります。エチオピアはアフリカの中でもエイズ孤児の数が非常に多い国です。

CAREのエチオピアにおける活動

1983年から1984年にかけての飢餓に対応するため、1984年にCAREはエチオピアでの活動を始めました。現在も緊急の食糧支援を続けていますが、活動の焦点は緊急支援から、復興・開発といったより長期的なものに移行しています。

貧困削減に向けた生活改善のための活動では、干ばつに備えたり、食糧を確保できるよう支援を行うとともに、慢性的な貧困にある人々の数を減らすことを目的として、収入向上と農村のキャパシティ強化を支援しています。また、CAREはエチオピア政府が実施するセーフティネット・プログラムとも連携して活動を行っています。

保健の分野では、病原体に汚染された水を飲むことで感染するマラリアなどの水因性の病気の発生を減らすことにより、多くの人々の健康を守るための支援を行っています。また、CAREは貧しい人々の清潔な飲料水へのアクセスと衛生状態の改善を実現するための活動を行うNGOグループを主導しています。HIV/エイズに関しては、2001年からエイズ予防とまん延を抑えるためのプロジェクトを実施しており、カウンセリング・検査、行動の変革を促すコミュニケーション、市民社会の強化、生活改善などを行っています。また、都市部の若者を対象としたプロジェクトも実施しています。さらに、CAREはエチオピアにおいてThe Hope for African Children Initiative (HACI)を主導し、エイズ孤児やHIV/エイズによる影響を受けやすい子どもたちの生活改善を支援しています。

95%の普及率で女性器切除が慣習的に行われている北東部のアファール州においては、質のよい医療サービスへのアクセス改善を行うとともに、コミュニティのリーダーなどと対話を重ね、心身の健康や生命に影響を与えるこの慣習を廃止することによって25万人の女性や女子の健康と社会的地位の改善に向けたプロジェクトを実施しています。エチオピアでは、これまでに70以上のコミュニティの部族のリーダーがこの慣習の廃止を約束しています。

関連情報

CARE in Africa -Ethiopia(英語)

ニュースリリース

エチオピア、食糧価格の高騰がさらなる危機を引き起こす(2008年8月7日)

アフリカの角における危機、緊急レベルに(2008年7月2日)

CAREとOxfam、地球規模の飢餓と食糧価格高騰への対応における抜本的改革を要求(2008年4月18日)

雨不足により「アフリカの角」に迫る食糧危機。国際社会の早期行動が鍵(2008年4月17日)

スペシャル・リポート


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