生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Ghana

ガーナ

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首都
アクラ
面積
23万8,537平方キロメートル(日本の約3分の2)
人口
約2,300万人 *1
主要構成民族
アカン族、ガ族、エベ族ほか
宗教
キリスト教、イスラム教ほか
主要農産物・工業製品
カカオ豆、鉱業
成人識字率
男性66%、女性50% *2
平均寿命
男性57.4歳、女性58.3歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性1.6%、女性3.0%(日本は男女ともに0.1%以下) *4
乳児死亡率(1000人あたり)
56人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

ガーナ共和国(以下、ガーナ)は、西アフリカの赤道よりやや北に位置する国です。南部の森林地帯は熱帯雨林気候で、雨量も豊富で土壌もよく、農業生産に適した地域ですが、北部および南部沿岸地域はサバンナ気候で、農業の条件としてはあまり恵まれていない地域です。人口の多くは、首都アクラおよび第二の地方都市クマシのある南部地域に集中しています。宗教はキリスト教を中心に、イスラム教のほか、土着信仰も広く存在しています。言語は、英語が公用語ですが、日常においては大きく分けると8つの現地語が使用されています。

ガーナは、サハラ以南アフリカで最初に1957年にイギリスから独立した後、長期にわたって、平均実質GDP成長率4~5%という、他のサハラ以南のアフリカ諸国(平均2.5%)と比べて比較的高い成長率を達成しています。紛争など複雑な問題を抱える国が多い中、ガーナは西アフリカにおいて政治的・社会的安定を確立し、主導的な役割を果たしている優等生と認識されています。

しかし、都市と地方、豊かな南部と貧しい北部という国内での地域格差や、都市労働者と農民との職種別格差の拡大など深刻な問題を抱えています。特に北部サバンナ地域など農村の比重の高い州において貧困問題が顕著で、ガーナ政府の重要課題となっています。

ガーナ北部の貧困問題と気候変動の影響

ガーナでは、貧困層の約60%は農民であり、この層が最も社会・経済的に脆弱な立場に置かれています。北部3州は、気候条件が厳しく、小規模農業以外の生計手段も乏しい上に、都市化や都市サービスの提供も遅れており、南部との格差が深刻です。貧困層の多くが北部3州のサバンナ地帯に集中して住んでおり、また女性の大半が農業に従事しています。小規模・零細農民、女性は、社会的に排除され、土地(農地)や天然自然資源、金融サービスや市場にアクセスすることが極めて困難な状況です。

また、ガーナとその周辺地域では、深刻な土地劣化のために持続可能な農業生産と土壌資源が打撃を受けています。食糧生産の減少に加えて、土地劣化は固有の木や森林地を消滅させる要因となっています。現在、サバンナ化は速いペースで進行しており、国の3分の2はサバンナとして分類できます。さらに、降雨量の不安定さは、地球温暖化による気候変動により、厳しさが増していくことが予測されます。

ガーナにおける女性

ガーナでは、概して男女間の格差が大きく、経済活動や教育・保健医療などの公共サービスへのアクセスを始めとするさまざまな分野で、女性は不利な立場に置かれています。男女の役割は明確に区分されており、世帯内で男性と女性が財産や家計を共有することは一般的ではなく、たいてい収入も支出も別々に管理されています。女性の90%が、農業、農業加工・販売業、小規模手工業などの生産性の低い業種につき、自営業か無賃金の家内労働者として働いている現状から、女性が収入を得る手段は限られています。土地制度においては、男女ともに権利がありますが、一般的に女性に配分される土地は条件が悪かったり、狭い場合が多い状況です。また、薪集めや水汲みなども女性の仕事とされていますが、植林や給水などの意思決定に女性のニーズが反映されるよう、女性が意思決定に加わることはほとんどありません。

CAREのガーナにおける活動

CAREは、1994年からガーナにおいて活動を行っています。ガーナにおける貧困を減らすことを目標に、農業と自然資源・HIV/エイズ・保健・女子教育・小規模な収入向上活動などの分野でプロジェクトを実施してきており、特に農業と自然資源の分野では多くのプロジェクトを行ってきました。住民が森林の産物や森林管理の恩恵にアクセスできるよう支援するとともに、ガーナの森林関連政策決定においてその影響を受ける住民の声が反映されるよう、コミュニティにおける天然資源管理や関係者間のコミュニケーション・メカニズムを支援・促進する活動を行っています。また、女性や脆弱層が自然資源の基盤を作り、管理することをサポートすることで、気候変動の影響に対する対応力を強化できるよう、支援を行っています。

さらに、ガーナ北部のUniversity of Development Studies(UDS)とコペンハーゲン大学が進めるガーナ北部における焼畑・山火事管理に関する研究を基礎として、コミュニティによる効果的な焼畑・山火事管理システムをモデル化し、村落・郡・国家の各レベルで、焼畑・山火事に関する政策と法律の改善に寄与するための活動なども行っています。

関連情報

CARE in Africa -Ghana(英語)

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