生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Lesotho

レソト

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写真提供:ケア

©CARE

首都
マセル
面積
3万平方キロメートル
人口
約180万人 *1
主要構成民族
バソト族
宗教
大半がキリスト教
主要農産物・工業製品
農業(メイズ、小麦など)、牧畜業、衣料品
成人識字率
男性74% 、女性90% *2
平均寿命
男性33.8歳、女性 34.2歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性 19.5%、女性 27%(日本は男女ともに0.1%以下) *4
乳児死亡率(1000人あたり)
60人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

レソト王国(以下、レソト)は、周囲をすべて南アフリカ共和国(以下、南ア)に囲まれた内陸国です。山岳地域に位置し、世界で唯一、国土全域が標高1,500メートルを超え、丘や山の多い国です。面積は日本の九州より小さく、気候は穏やかで日本と同じように四季があります。

レソトは、1966年にイギリスから独立し、立憲君主国となりました。現在、アフリカには3つの立憲君主国が残っていますが、レソトはその一つです。レソトの輸入品の大半が南アからで、南アへの出稼ぎ労働者からの仕送りが大きな収入源となるなど、レソト経済は南アに依存しています。 男子の成人識字率が女子よりも低いのは、男子は南アに出稼ぎに行くために就学の機会に乏しいことも原因の一つと考えられます。 天然資源が豊富で、ダイヤモンドなどの宝石や鉱物、天然水などの今後の産業発展が期待されています。製造業では、南アやアメリカへの輸出用衣類の生産が盛んで、GAPやLevi's Rなどの商品のほとんどがレソトで作られています。

レソトの貧困とHIV/エイズ

レソトは後開発途上国であり、貧困問題を抱えています。国民の3分の1以上が1日1ドル以下で生活する貧困ライン以下の生活をし、多くの人が海外からの食糧支援に頼っています。レソトは干ばつなどで慢性的な食糧不足に陥っていますが、2007年冬には過去30年で最悪の大干ばつが同国を襲い、日照りと高温が続いたため、作物が育ちませんでした。2007年7月、レソト政府は食糧危機を宣言し、政府や支援機関が支援を行ってきました。

レソトではHIV感染率の高さも深刻な問題となっています。レソト人のHIV感染率は、世界で3番目に高い数値となっています。HIV/エイズのまん延の結果、1990年には58歳だった平均寿命が、2004年には35歳になりました。またHIV/エイズが原因で親を亡くした子どもたちも増え、現在8万人の孤児がいるといわれています。レソトには孤児院が少ないため、伝統的に親戚や隣人などが孤児の面倒を見ていますが、頼る人がいない子どもたちは、自分たちだけで生活をしなければなりません。

 

CAREのレソトにおける活動

1968年に政府からの依頼を受けて干ばつ被災者のための支援を行ったことが、CAREのレソトにおける活動の始まりです。以来、農村地域の女性たちの収入向上、HIV/エイズ、森林管理・農業などの分野で活動を行ってきました。

ケア・インターナショナル ジャパンでは現在、2007年の大干ばつによって大きな被害を受けたセンク川渓谷において干ばつ被災者支援プロジェクトを実施しています。センク川渓谷は山岳地域でアクセスが悪く、支援機関の支援が行き届いていない地域です。栄養失調や低体重などが深刻化し、この地域の住民の60%以上が慢性的栄養失調に陥っています。そこで、エイズ孤児やHIV感染者・エイズ患者、エイズ患者の家族を支える女性や未亡人など特に干ばつ被害の影響を受けやすい脆弱層の家庭を対象として、栄養状態の改善や家庭菜園の有効利用、栄養モニタリングの確立などを支援する活動を行っています。

関連情報

レソト王国大使館ホームページ

アフリカ「天空の王国」、レソトへようこそ!

栄養改善と農村開発事業

レソト ・センク川渓谷(山岳地帯)における干ばつ被災者支援プロジェクト

CARE in Africa -Lesotho(英語)

ニュースリリース

スペシャル・リポート

レソト・リポート ~現地を視察して(2008年11月6日)


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