生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Peru

ペルー

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ペルーの女性

©2005 CARE/Fawn Anderson

首都
リマ
面積
128万5,215平方キロメートル
人口
約2,880万人 *1
主要構成民族
メスティソ、インディヘナほか
宗教
約90%がキリスト教(カトリック)
主要農産物・工業製品
金、銀、銅、原油、魚粉など
成人識字率
男性93%、女性82% *2
平均寿命
男性68.6歳、女性73.8歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性0.8%、女性0.3%(日本は男女ともに0.1%以下) *4
乳児死亡率(1000人あたり)
29人(日本は3人) *5
 
*1-5 UNFPA(2007年)

ペルー共和国(以下、ペルー)は、南アメリカ大陸の北西部に位置する国です。大別すると、西側の海岸地帯(コスタ)、中央の山岳地帯(シエラ)、東側の熱帯雨林地帯(セルバ)という3つの地域で構成され、コスタには、政治・経済の中心となっている首都のリマがあり、この地域に多くの人口が集中しています。シエラには南北にアンデス山脈が縦断し、高地の気候は比較的温暖で先住民族が多く住む農業地帯になっています。アンデス山脈の東斜面に広がるセルバは、国土の約60%を占めますが、高温多湿で人口密度は低くなっています。言語は、国民の多くが話すスペイン語に加えて、先住民が住む地域ではインカ時代からのケチュア語なども広く話されています。宗教は、国民の約90%が国教のキリスト教(カトリック)を信仰していますが、宗教の選択は自由とされ、先住民の間では土着の宗教も信仰されています。

ペルーは、1980年に民政移管が実現した後、経済危機やそれに伴うテロ活動、政治腐敗など、困難な時期を経験してきました。2002年以降は、輸出品である鉱産物の取引価格が世界的に上昇したこともあり、高成長を遂げています。しかし、こうした資源輸出に依存した産業構造の下では雇用状況は改善せず、一部の富裕層のみが恩恵を受ける一方で、多くの国民は依然として貧しい生活を強いられています。今後も貧困対策や雇用創出などがペルー政府の重要課題となっており、厳しい状況は続いています。

地域ごとに広がる格差

ペルーでは、地理的に多様な国土で構成されていることもあり、他の南米諸国と比べても地域ごとの経済格差が大きなものとなっています。比較的豊かな都市部に比べ、特に先住民が住むアンデス高地の農村部では、厳しい自然環境の中、小規模な土地において農業を営んだり家畜を育てたりする人々が多く、貧困率が高くなっています。こうした山岳地帯では、道路をはじめとしたインフラが整備されていないなどの理由により、市場にアクセスして農作物や家畜から満足に収入を得ることが難しく、また自給自足の生活のため、寒波などの異常気象が発生した場合には直接的な影響を受けるなど、不安定な生活を余儀なくされています。

都市部周辺のスラム地域

ペルーでは、貧しい農村部から、より良い生活を求めて政治や経済の中心となっている首都リマに多数の人々が移住しています。現在、リマ首都圏に住む約800万人のうち、30%以上が貧困層に属すると推定され、貧しい地域からの移住者がその中に多く含まれています。こうした人々は、中産階級以上の人々が住む地区とは別に、道路や電気、水といったインフラが整っていない場所にスラムを形成して居住しています。都市に移り住んだ後も、都市全体でフォーマルな働き口が不足していることもあり、多くの人々が行商や露天商などインフォーマルな商業活動をして細々と生計を立てています。また、十分な教育を受けずにケチュア語やアイマラ語のみを話してきた先住民にとっては、言語の違いも生活を困難にする要因になっています。

CAREのペルーにおける活動

CAREは、1970年にペルーを襲った大地震の後、ペルー政府から要請を受ける形でペルーにおける支援活動を開始しました。現在、CAREの活動は、食糧の安全確保、農業・コミュニティ開発、小規模経済活動の開発、教育、衛生などの分野に及んでいます。これらのプロジェクトを通して、ペルー国内の100万人以上の最貧困層の人々を支援してきました。これらすべてのプロジェクトでは、支援を行った住民の生活が大幅に改善されており、その効果を持続的なものにすることに焦点が当てられています。

山岳地帯で行っているプロジェクトでは、家畜を家族で飼育する人々を対象に商業スキルの向上を図ったり、地域レベルの技術的なサポートサービスやマーケティングを促進することで、住民の収入向上や新しい仕事の創出を実現しています。また、首都リマ南部のスラム地域においては、貧しい世帯の水と衛生環境を改善することを目的として、各家庭に衛生的な習慣についての知識を広めたり、地域の水と衛生委員会の能力強化を行っています。

ニュースリリース

CARE、ペルーでの地震に全面的に緊急支援を行う構え(2007年8月17日)


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