生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Nicaragua

ニカラグア

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写真提供:平成17年 ケア/マライカ・ライト

©2005 CARE/Malaika Wright

首都
マナグア
面積
12万9,541平方キロメートル
人口
約570万人 *1
主要構成民族
メスティソほか
宗教
カトリック
主要農産物・工業製品
コーヒー、落花生、サトウキビ、とうもろこし、米、バナナ、牛肉など
成人識字率
男女ともに77% *2
平均寿命
男性68.5歳、女性73.3歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性0.4%、女性0.1% *4
乳児死亡率(1000人あたり)
26人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

ニカラグア共和国(以下、ニカラグア)は、中央アメリカのほぼ真ん中に位置する国で、北はホンジュラス、南はコスタリカと国境を接し、西は太平洋、東は大西洋(カリブ海)に面しています。ニカラグアの面積は日本の約3分の1ですが、国土の約半分を占める太平洋側の15県に人口の90%近くが居住し、大西洋側に二つの自治地域が広がっています。国土の北西から南東にかけては中央山系が連なり、太平洋側はサバナ気候、原始林に覆われた大西洋側は熱帯雨林気候となっています。公用語はスペイン語で、大西洋岸では、英語やミスキート語なども使用されています。宗教はカトリックが大部分を占め、プロテスタントも少数存在します。

ニカラグアでは、43年間続いた独裁政権が倒された後、政治闘争が激化し、内戦へと発展していきました。この影響を受けて、社会は疲弊し、経済にも大きな混乱が生じました。約10年に及ぶ内戦の後、1990年に行われた総選挙で新しい大統領が選出され、それ以降の政権では、平和や民主主義に向けた取り組み、市場経済の導入などが積極的に行われ、社会の安定化が推進されています。しかし、ニカラグアは今なお中南米の中でも極めて貧しい国の一つであり、貧困層が社会の大きな割合を占めています。内戦による荒廃に加えて、地震、火山の噴火、干ばつ、ハリケーンなどの自然災害が頻発し、食糧不足が悪化するなど、国内の経済状況は厳しいものになっています。

自然災害の影響

ニカラグアは、環太平洋火山帯に属し、国土を走る山脈には大小30以上もの火山が存在しています。太平洋岸一帯には、火山噴出物を含んだ肥沃な土壌が広がり、農耕に適していますが、火山活動やそれに伴う地震が頻発して、噴火によって火山周辺一帯が火山灰で覆われて農作物にたびたび大きな被害が出ています。また、1998年のハリケーン「ミッチ」発生時には、3000人余りの死者を出すとともに、大洪水によって橋や道路などのインフラ施設が破壊され、農業や牧畜業に甚大な被害が生じています。ニカラグアは、中南米の中でも特に自然災害が多く発生する国ですが、その防災対策は脆弱で市民の防災意識も低いため、被害を最小限に抑えるための社会インフラの整備はもとより、防災教育の必要性も高くなっています。

ニカラグアの農業をとりまく問題

ニカラグアでは、基幹産業である農業に労働人口の約40%が従事していますが、その多くは中小規模の貧困農家です。こうした農家の多くは、技術習得の機会がなく、訓練や教育を受けることができないため、農業の技術レベルが低いものとなっています。また、内戦や自然災害によって灌漑(かんがい)設備が未整備のままになっているため、不安定な雨水を農業用水として利用するなど、非効率的な農法によって生産性が下がっています。農道も多くの地域で未整備で、それらの地域では農民が市場にアクセスすることが困難になっています。北部の国境地帯などでは、内戦中に地雷が多数埋められたことで、農地としての利用ができないといった状況も発生しています。

CAREの ニカラグア における活動

CAREは、ニカラグアにおいて1966年に活動を開始して以来、政治的混乱や内戦の時期も含めて継続的に活動を行っています。1960~70年代には、主に教育とプライマリー・ヘルスケアのプロジェクトに取り組み、1980年代には、安全な農薬使用の促進、農業開発、水道システムの整備にも焦点を当てて活動を行いました。1990年以降は、広範囲に及ぶ村の給水、公衆衛生、予防衛生プログラムの実施などの活動を始め、さらに現在、持続可能な農業と天然資源管理の分野に活動範囲を広げています。

2007年9月には、ハリケーン「フェリックス」がニカラグア北東部を直撃したのを受け、現地に緊急対応チームを派遣して、食糧・水・最低限必要な衛生用品などの救援物資を届けるなどの緊急支援活動を行いました。このような頻発するハリケーンによる被害を最小限に抑えるため、自然災害に対処するための地域委員会を組織化したり、緊急避難シェルターの建設を支援する活動も行っています。ハリケーン「フェリックス」が接近した際には、多くの住民によってこのシェルターが利用されました。

関連情報

ニュースリリース

ニカラグアにおけるハリケーン「フェリックス」へのCAREの対応(2007年9月5日)

スペシャル・リポート


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