生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Bolivia

ボリビア

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写真提供:平成17年 ケア/リック・ペレラ

(C) 2005 CARE/Rick Perera

首都
ラパス(憲法上の首都はスクレ)
面積
109万8,581平方キロメートル(日本の約3倍)
人口
約950万人 *1
主要構成民族
ケチュア族、アイマラ族、メスティソ(混血)ほか
宗教
約90%がキリスト教(カトリック)
主要農産物・工業製品
亜鉛、金、銀、天然ガス、木材、大豆、砂糖など
成人識字率
男性93%、女性81% *2
平均寿命
男性63.3歳、女性67.5歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性0.2%、女性0.1% *4
乳児死亡率(1000人あたり)
47人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

ボリビア共和国(以下、ボリビア)は、南アメリカ大陸のほぼ中央に位置し、北と東はブラジル、南はアルゼンチンとパラグアイ、西はチリとペルーに面した内陸国です。山岳地帯が国土の多くを占め、国土の西側を南北に走るアンデス山脈の高地、東部に広がる平原地帯、そしてこれらの中間にあるアンデス東麓の渓谷地帯といった多様な自然を持つ国です。

人口の約40%が集中するアンデス高原地帯では、鉱業が盛んな一方で寒冷であるため、大規模な農業には適していません。アルパカなどラクダ科の動物の放牧が行われており、アルパカの毛で編まれたセーターや帽子などは日本にも輸入されています。国教はカトリックですが、信仰の自由が認められており、近年はプロテスタントが増えています。先住民族のインディオが人口の約半数を占め、土着の文化とスペイン系文化が織り交ざった独特の文化を持つ国です。言語は、都市部では主にスペイン語が話されますが、地方ではケチュア語、アイマラ語など、土着の言語も広く使われています。

ボリビアは、南米の中でとりわけ貧しい国です。国民の約半分が農牧業に従事しており、一部に輸出産物を生産する大規模な農家がありますが、その他の大部分は自給のために細々と農業を営む零細農家です。ボリビアでは、天然資源が豊富なため、古くからさまざまな鉱業産品を輸出することで経済を支えてきました。近年では、天然ガスなどを始めとした天然資源の輸出が拡大していますが、国内の雇用が必ずしも拡大しないなど、天然資源による恩恵が広く国民に行き届いていないのが現状です。市場経済化の推進によって貧富の格差が広まったこともあり、貧困にあえぐ先住民を中心に不満が広がっています。

鉱山地域での児童労働

ボリビアでは、天然資源が豊富に採れることから、鉱山地域では多くの労働者が採掘作業に従事しています。鉱山での労働は、機械の不使用あるいは不十分な機械の使用により多大な肉体労働を必要とする上、環境面での有害性や事故などの危険も伴います。貧困にあえぐ家族を助けるなどの理由から、このような労働に多くの子どもたちが従事しており、重傷を負ったり、健康を害したり、命を落とすこともあります。鉱山で働く子どもたちは学校を退学して労働に従事するケースが多くあります。読み書き能力が十分に身につく前に学校を退学してしまうことで、鉱山のような場所で肉体労働者として働く以外に収入を得る道が閉ざされるといった問題も生じています。

貧困な農村部をとりまく厳しい状況

ボリビアにおいて特に貧困が進んでいるのが先住民の暮らす農村部です。特にアンデス高原地帯では、高地という過酷な自然環境の下、伝統的農法によって作物を栽培しているため、その生産性は低いものとなっています。こうした農村部の貧困率は70%以上に達し、自給生活すら難しい状況になっています。また近年、多発する洪水などの自然災害の影響を直接的に受けており、農民の生活に大きな影を落としています。

農村部では教育機会が乏しいため、高等教育やより良い生活水準を求めて農村部から都市部に移住する人々も増えています。こうした影響を受け、農村部では労働人口が減って農地がますます荒廃する事態に陥っています。

CAREのボリビアにおける活動

CAREは、1976年にボリビアで活動を開始し、農村部の水道システムを建設しました。その後、貧困層の新たなニーズに応えるために活動範囲を広げ、これまでにヘルスケア、教育、インフラや農業開発に取り組んできました。現在、実施しているプロジェクトは多岐にわたり、リプロダクティブ・ヘルスと権利、オルタナティブ教育と異文化間教育、HIV/エイズ、災害対策、緊急救援、食糧の安全確保、農村部の所得創出、プライマリーヘルスケア、家族計画、女性のエンパワーメント、児童労働の予防、自然資源管理などがあります。

鉱山地域を対象としたプロジェクトでは、家計を助けるために子どもが教育を受けずに鉱山で働かざるを得ない状況を打破することを目的として、母親や子どもを対象とした教育センターを設立し、運営しています。このセンターは、学校教育をサポートする環境を提供しており、子どもたちは毎日センターに来て、宿題を手伝ってもらったり、絵を描くのを習ったり、友だちとの会話を楽しみます。個別指導や食事の提供もなされます。また、センターでは、母親たちに職業訓練を提供しており、彼女たちは自ら作った手工芸品を市場で売って収入を得ることができます。これらの支援により、子どもたちが鉱山で働くことを防ぐことにもつながっています。

2007年3月に大きな洪水に見舞われた地域で行ったプロジェクトでは、恒常的に安全な衛生状態が保たれていないことが大きな健康上のリスクとなり、貧困を減らすことへの障害になっていることがわかりました。そこで、その衛生状態の悪さを改善すべく、トイレとシャワーを小学校や各家庭に設置して、地域全体の衛生状態の改善を行うとともに、各家庭に対して衛生状態を良くしておくことの大切さを伝えることで、下痢などの水因性の病気を防ぐことができています。

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