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東日本大震災ブログ

故郷の原風景を唄う(大槌町)

[ 2011.11.20 ]

CAREで衣装や楽器などの購入支援を行った民謡グループ、「一心会」が、大槌町和野地区にある仮設住宅のサポートセンターで衣装完成後の初お披露目を行うということで、観覧に行ってきました。

「一心会」は、大槌町の民謡愛好家により7年前に発足された会です。"皆が心を一つに、和気あいあいとした家族のように集う会にしたい"というのが会の名前の由来だそうです。現在のメンバーは20名弱。下は幼稚園生から60代までと年齢層は幅広く、その実力たるや、全国の民謡コンクールで優勝者を出すほどのレベルの高さです。
同会のメンバーも皆さん被災された方々ばかりで、それぞれに大変な状況を抱えていらっしゃいますが、震災後100日経過した日から、亡くなった方々の慰霊と他の被災者の激励の意をもって、仮設住宅などでの慰問公演を開始されました。

正直なところ、これまで積極的に民謡を聴いてみようと思ったことはありませんでしたし、取り立てて強い関心もありませんでした。
しかし初めて生で聞いた民謡は、度肝を抜かれる程の迫力があり、その歌詞はとても魅力的なものでした。
歌詞から、山だったり川だったり、野良仕事や祭りだったりと、人の暮らしにまつわる風景が鮮やかに想起されるのです。

「民謡は、ごく身近な労働だったり自分の周囲にある風景や自然なんかが唄い込まれていて本当に飽きません。歳を経て見方が変わっていく歌もあるし、唄えば唄う程のめり込んでいくんですよ。」(一心会 澤山恵美子会長談)
澤山さんも、初めは特に、民謡そのものに強い興味があったわけではなかったそうです。カラオケが好きで、発声の幅を広げるために民謡を習い始めてみたら、その奥深さに魅きこまれて止められなくなったのだそうです。

東北で生まれ育ったわけでもない私でさえ、唄を聴いていて、何か心の奥底に訴えかけられるような感覚を覚えるくらいですから、地元の方にとっては、唄が喚起する風景が将に心の原風景と直接的に繋がって、懐かしさや安らぎも生まれるのかもしれないな、と、会場で楽しそうに民謡に聴き入る方々の顔を見ながら思いました。
公演が終わった時、真っ先に思った事は、「この会が活動を止めずにいてくれて良かった」、ということでした。

観客越し.JPG

この日の観客数は40人近く。
仮設住宅の皆さんが集まってこられました。

ちゃぐちゃぐ馬っこ.JPG

楽器も衣装も揃い、岩手民謡「チャグチャグ馬コ」を披露。












一心会.JPG

「みんなの心を一つに」。一心会のみなさん。












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Tel: 03-5950-1335 広報担当

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