コミュニティのための人材育成事業(女子教育奨学制度事業II)を終えて
ケア・インターナショナル ジャパン事業部
竹中 宏美
基本情報
| 期間 |
2004年10月〜2007年9月(3年間) |
| 地域 |
カンボジア王国カンダール州ルックダイク地区 |
| 対象者 |
女子教育奨学制度事業で高校に進学した奨学生 |
| ドナー |
ケア・フレンズ岡山、ケア・フレンズ東京 |
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地域と共に運営する奨学事業
この事業は、前事業の「女子教育奨学制度事業」において中学課程を修了し、高校に進学した奨学生が、高校を修了するだけではなく、コミュニティの発展に役立つ知識や技能を習得し、コミュニティに貢献できる人材となることを目的として活動を行いました。
経済的・文化的な理由から、女子は家事や家業を手伝わなければならず、多くの女子が学校に通えないという環境の中、この事業での活動を進めていくにはコミュニティの理解と支えが不可欠でした。そこで、奨学生の親やコミュニティの人々、そして親や教師・地区代表などから構成される奨学制度運営委員会が、自ら奨学制度を運営することで、女子教育の重要性やジェンダーへの理解を深めてもらうことを狙いとしました。
大きな成果
奨学制度運営委員会は、奨学生の学業や出欠のフォロー、補習授業の実施などさまざまな場面で積極的に奨学生をサポートし、家族やコミュニティの理解が深まりました。また、学校とコミュニティの密な連携が構築され、奨学生の出席率やクラスでのパフォーマンスの改善につながりました。
奨学生は、ジェンダーやHIV/エイズなどの問題点を自ら分析し、コミュニティに対するワークショップを運営することで、状況分析・問題解決力を高め、自立心と積極性を養いました。人前で、あるいは目上の人に対してしっかりと説明をする奨学生の姿は、女性リーダーが少ないコミュニティ内において同世代の模範となりました。
奨学生が知識と能力を身につけたことで、彼女たちに対するコミュニティの意識と態度も変化しました。例えば、カンボジアでは若者の意見が聞かれることが少ないのですが、コミュニティでは人々が奨学生の意見を求め、発言に耳を傾けるようになりました。
事業終了にあたって
奨学生はコミュニティの理解と支援により、高校を無事卒業しました。CAREは今後も、コミュニティの人々が理解を深め、自らが運営していく枠組みを用いながら支援を続けていきます。
*これまでご支援いただきましたケア・フレンズ岡山とケア・フレンズ東京の皆様に心よりお礼申し上げます。なお、今後も継続してカンボジアにおける事業を支援していただくことになりました。心より感謝いたします。
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