生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
ニュースリリース

モザンビークにおいて栄養失調状態の瀬戸際にある家庭を支援

[ 2009.3.17 ]

CAREコンサルタント Faith Amon

(2009年3月)
モザンビーク北部のナンプラ州Meconta地域では、大半の家庭が一日一ドル以下で暮らしています。この地域では大人も子どもも栄養失調が一般的となっており、気候変動の影響による降雨量の減少と農業生産力低下は、貧しいコミュニティをさらに厳しい状況に陥れています。

ナンプラ州は、モザンビークで2番目に人口が多く、また最も人口密度の高い州です。栄養失調の割合も同国で最も高い状況です。人々は零細農業で生計を立てていますが、家族を養うだけの収穫を得られないことはしばしばで、まして商用や乾季の保存用に生産できる状態ではありません。

Bazendaと彼の妻、Luisaは、4人の子どもたちと暮らしています。彼らは、幹線道路から外れた鉄道の線路の先に1500人が住む地区で生活していました。10年ほど前、彼らはわらぶき屋根の家に住んでおり、種子や食糧を保存する場所も、そもそも保存するだけの食糧もありませんでした。

「ぎりぎりの生活だった。ほんの少しの土地を耕すのに1日中かかった。古い道具と古い種を使い、収穫は完全に天水に頼っていた」とBazendaは振り返ります。

しかし、CAREのVIDA(Viable Initiative for the Development of Agriculture)プログラム(持続可能な農業開発事業)が始まって以来、状況は変わりました。Bazendaのような零細農家の人々は、収穫量増加、作物改良、種子保存などの方法を学び、生活を改善することができています。

「CAREから、種を配列してまくことを学んだ」とLuisaは言います。「以前は、家の周囲に空いた場所を見つけて、そこにまいていたの。だから、土地を耕すのにとても時間がかかったわ。それに、子どもたちの成長と健康のためにはいろいろな種類の食物が必要だということを知らずに、キャッサバばかり植えていた。今はきちんと整列して植えているし、トウモロコシや他の作物も育てているのよ」。

VIDAプログラムは、ナンプラ州で10年間にわたって実施されています。収入向上、食生活の多様化、農業生産量の増加、6万5,000世帯の栄養と食糧確保などの部分で成功をおさめています。CAREは現地NGOと密接に連携して、コミュニティが食糧の安全を確保できるようキャパシティ向上を行うとともに、農業生産量増加と家畜の健康状態向上のために家畜のためのワクチン接種を導入しました。

CARE の農業相談員であり、VIDAプログラムに8年以上関わっているBenjamin Lourencoは「このプログラムは、プログラム参加者の生活に有益で注目に値する変化をもたらしている」と言います。CAREは、USAID(米国国際開発庁)から資金を得て、くわや水まき用のバケツなど良質な農具と、従来のものより害虫に強く発芽までの期間が短くて済む何種類かの新しい種子を提供しました。

「これらの新しい種子が加わり、より耐久性のある農具を使うことで、農家の人々はより早く収穫でき、農地からの生産量全体を増やすことが可能になった」とBenjaminは言います。

Bazendaと彼の家族は、彼らの生活向上に貢献したそれらの農具を誇らしげに見せてくれます。現在、彼らは家族を養えるだけの食糧を生産し、生活用品を購入するだけの収入を得ることができています。Bazendaは、「年を追うごとに、私たちの収入は増えている」と話しています。

今年、彼らは育てた家畜の子豚を売り、家から数キロメートル離れたところにある井戸から水を運ぶために使う自転車を購入したいと思っています。

家庭

VIDAプログラムは、農業の多様化から得られた教訓を、栄養と乳幼児の健康状態改善に積極的に生かそうと試みていますが、これは貧困と健康がいかに密接につながっているかということを具体的に示しています。「CAREとVIDAにはとても感謝しているわ。子どもたちも丈夫に成長しているし、以前みたいに、いつも具合が悪いということがないのよ」とLuisaは言います。多様な作物と充実した食生活は、この家族の仕事の仕方や気持ちにも変化をもたらしました。プログラムの成果は、Bazendasの自信に満ちた笑顔に表れています。「今、私たちは良い種子を持っていて、毎年、生産量が増やせるんだ」。

本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
広報担当
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
e-mail:info@careintjp.org

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