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ニュースリリース

机上の空論? 国連安全保障理事会の決議は、今、実行に移されるべきである

[ 2009.1. 9 ]

(2009年1月9日、パレスチナ自治区、ガザ)
9日(NY現地時間8日午後)に国連安全保障理事会において採択された決議案1860号は、情勢を前進させる重要な第一歩となりますが、今すぐに実行に移されなければならないものです。そうでなければ、単なる「机上の空論」であるとCAREは警告しています。

「安全保障理事会の決議は、現在の紛争を終結させるための重要な一歩ですが、問題は具体的な内容にあります」と、ガザ地区およびヨルダン川西岸を管轄するCAREの現地事務所代表Martha Myersは話しています。「今すぐ実行に移さなければ、単なる机上の空論に過ぎません」。

「ガザの人々は、生活、家族、社会、コミュニティの崩壊に直面しています。水や電気もなく、食糧もごくわずかしか手に入りません。医療には負傷者以外はアクセスできず、負傷者でさえ、きちんとした医療を受けられることを保障されていません。ガザ地区の人々はおりに閉じ込められてしまっているのと同じで、至るところで発生する暴力から逃れることもできません」。

国連安全保障理事会の決議は、即時停戦と人道的アクセスの確保、恒久的な停戦を求めています。

「今、必要とされているのは、即時的かつ包括的な停戦です。人道支援のための配布活動を行うことができる現在の3時間だけの停戦では不十分です。1回の食糧配布を完了するのに少なくとも5時間かかるため、食糧配布をしないか、あるいは、空爆の最中にも配布活動を行うかという選択に迫られています。CAREスタッフは非常に勇敢でコミュニティに対する支援に尽力していますが、ほかの市民と同様にスタッフもまた危険と隣り合わせにあるのです」。Myersはこのように述べています。

CAREは、ガザの人々に生鮮食品を提供している唯一の国際支援団体ですが、これを行うことはますます危険になってきています。昨日、CAREの食糧配布に携わっていたスタッフは、激しい爆撃のためにその場から避難せざるを得ませんでした。通常、CAREは、毎週6万人の人々に1週間分の新鮮な野菜を届けていますが、昨日は240世帯のみしか配布できませんでした。1月5日には、CAREの食糧配布プロジェクトで働いていたMohammed Ibrahim Al Samouniの家が爆撃され、生後10カ月の息子を含む何人かの家族とともに、Mohammedは命を落としました。

「CAREは、爆撃のために通常配布している量のほんの少ししか食糧を配布できていず、今、ニーズはますます大きくなっています」。Myersはこのように話しています。

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