生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
ニュースリリース

国際女性デー:当財団理事による寄稿

[ 2019.3. 8 ]

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国際女性デーに寄せて ーCAREが女性と女子にフォーカスした活動を行う意義

世界の女性や子どもの生活はとても大変です。21世紀になっても、多くの女性や子どもが地球上のいたるところで、飢餓や病気にさらされ、紛争や災害に巻き込まれています。貧困者の7割は女性で、妊娠や出産で1日800人が亡くなっています。女性に対する根強い差別や弊害的な慣習(注1)が残っているため、女性の3分の1が暴力の被害にあい、人間としての尊厳が傷つけられています。中途退学、児童労働、人身売買の犠牲になる子どもも多くいます。そのなかでも、特に女子は弱い立場に置かれています。そのような状況を食い止めなければ、人間社会に未来はありません(注2)。

この現状を踏まえ、ケア・インターナショナル ジャパンは、女性と女子にフォーカスし、彼女らが能力を発揮し、経済的にも社会的にも自立できるような社会の実現を目指し、特に、女子教育、生計向上、母子保健の支援に力を入れてきました。海外事業では、社会固有のジェンダー課題について必ず分析を行い、ジェンダー平等と女性・女子のエンパワメントが実現するような活動を実施してきました。一方で、男性や男子の理解も重要です。例えば、ガーナの乳幼児の栄養改善事業では、栄養啓発員の比率をほぼ男女半々にしました。男性啓発員による栄養とジェンダー研修の結果、地域の男性の意識も大きく変化しました。ジェンダー平等の推進には女性や女子だけではなく、男性や男子の参加も不可欠なのです。

このように男性も巻き込みつつ、女性と女子にフォーカスした活動を行うCAREを今後も見守っていきたいと思います。

(当財団理事・城西国際大学招聘教授 田中由美子)

(注1)弊害的な慣習(harmful practice)としては、幼児婚、婚姻に関わる持参金・持参財(ダウリー)、名誉殺人、女性性器切除、レビレート婚、ネパールの奴隷制度カマイヤ(カムラリ)、生理期間中の隔離、などがあります。
(注2)国連サミットで2015年に合意された持続可能な開発目標(SDGs)には、貧困、飢餓・栄養、健康、教育、雇用、気候変動など、2030年までに全ての国が達成しなければならない17の目標が掲げられています。SDGsは、「誰も取り残さない」社会の実現に向けて、5番目の目標に「ジェンダー平等と女性・女の子のエンパワーメント」を掲げています。

【参考情報】
■「国際女性デー(International Women's Day)」について
1904年3月8日のアメリカのニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年の国際婦人年において、国連が3月8日を「国際女性デー(International Women's Day)」と制定。国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、これまで女性が達成してきた成果を認識するとともに、女性たちの権利やジェンダー平等を広く呼びかけていく日として、毎年、世界中で記念行事が行われています。

【関連情報】
国際女性デー2019関連イベント・キャンペーンのご案内

本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
Email: info@careintjp.org

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