生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
ニュースリリース

CAREが世界で初めて開発した「村内貯蓄貸付組合」のお話し
~女性にも経済的な基盤を!

[ 2019.8.26 ]

YEO(1).jpeg 世界中で銀行口座を持っている女性の数は10億に遠く及びません。例えば、ヨルダンで4人の女性の仲間たちと裁縫店を共同経営しているシャウサンさんには、経営は順調で注文も多くなっていますが、銀行口座がありません。

女性起業家が直面する大きな壁の一つは、経済システムへのアクセスが不足していることです。女性が経営するビジネスのうち、8割は資金調達がうまくいっていません。

女性がビジネスを始める際、ローンを確保することにおいて不利になります。コートジボワールのヤオさんは女性であり、担保となる土地を持っていないという理由で農業ビジネスをおこすためのローンが認められませんでした。

女性と男性の経済システムへのアクセスの不平等を解消するには、担保を求めることをやめる必要があります。ほとんどの財政システムは、男性によって男性向けに作られてきました。お金を借りる際には担保として土地や家が要求されますが、慣習的に土地や家を持っているのは男性なので女性はそのシステムから疎外されてしまいます。

「社会的な制約と思想が多くの女性の夢をつぶしている」とアフリカ開発銀行のトップであるAkin氏はいいます。「そして、それは銀行の窓口で起こっています。担保がなく、他の財政基盤のない女性たちにとって、銀行の窓口は夢が潰える場所です。これは、変えなければならない現状です。善意は理由ではありません。そうすることが戦略的で賢い選択なのです」

では、何がお金を貸す側にお金が戻るという安心感を与えるのでしょうか。まず、女性には優秀な投資家としての才能があります。より計算してリスクを選択します。ニューヨークメロン銀行の調べによると、女性に財政アクセスを解禁することで1年に30兆円以上ものお金が動くとされています。また、金融機関は常識にとらわれずに、個人の信頼を図る方法を他に模索するべきです。

貯蓄は、経済的自立の基盤に欠かせません。1991年、CAREは、世界で初めて「村内貯蓄貸付組合(VSLA: Village Savings and Loan Associations)」という先駆的な取り組みを始めました。

この取り組みで貯蓄しているグループは、700万人以上のメンバーを支援し、46以上の国で100万人以上が新しく銀行口座が作れるようになりました。運営においては、メンバーがきちんと出納帳をつけていて、経済をうまく回しています。

ただ、銀行が女性にあまり融資しない理由としては、銀行側が多くの女性にアウトリーチできていないことや女性の優先事項やニーズを把握できていないことがあげられます。CAREは、金融機関とも協力して現実的なガイドラインを作りながら、女性の財政基盤へのアクセス向上を目指していきます。


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