生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
ニュースリリース

ネパール大地震:発生から2年 -新たな建設方法を学ぶ女性大工のお話し

[ 2017.4.27 ]

CAREは、現地CAREネパール事務所スタッフ150人により、発災後直ちに緊急支援を展開しました。最も被害の多かったゴルカ(Gorkha)県を含む、被災地6県において、食糧、緊急シェルター、生活物資、衛生物資の配布活動を行うとともに、生活再建支援を行いました。

【新たな建設方法を学ぶ女性大工のお話し】
nepeal2yrstry.jpg耐震性の高い建物を建てるために熱心にアドバイスを求める男性たちが待ちわびる中、マヌ・タマンさんが建設中の建物に続く狭い道から現れました。彼女は自信ありげに彼らの前に立ち、新しい建設法、適切な建材の使用や耐震性の高い建物の建設技術の複雑な詳細も交えて答えていきます。

建設の依頼主は2015年の地震で壊れてしまった家を建てるためマヌさんに依頼してよかったと感じています。マヌさんの技術、一生懸命さ、細かな気配りを見て、「私たちは丈夫な家を建設してくれるマヌさんのような経験豊富な大工に頼めてとてもうれしい」と依頼主はいいます。

マヌさんはたった16歳の時からずっと建設業に従事してきましたが、一方で彼女は建設に直接にかかわる機会は一度も与えられませんでした。マヌさんは「私の仕事はただレンガや土を集め、それを左官や柱・土台作りに直接従事するスキルのあるほかの大工に渡すだけでした。しかし収入を改善し、家族を支えるために私はいつもそのスキルを学びたいと思っていました。」と言います。

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こちらから拡大してご覧いただけます。

マヌさんと夫の収入を合わせても3人の子どもを養うには十分ではありませんでした。「長女は学費を払う余裕がなくなってしまったので学校をやめさせるしかなかった」とマヌさんはいいます。
家計の収入を増やす最後の希望を求めて、マヌさんはCAREと現地協力団体が主催する7日間の大工トレーニングに参加しました。

マヌさんは20年の建設業従事経験がありましたが、彼女はそのトレーニングは知識を高めるために非常に役立ったと語ります。「地震の前は家の建設方法は異なるものでしたが、新しい建設法が施行されたため、家を建設する際に耐震性の高い建築法を使っていくことを7日間で学びました。」

マヌさんが経験を積むにつれて、彼女の日当も増え一日当たりNRS1000(1,110円相当)になりました。これはトレーニングを受ける前に受け取っていた日当のほぼ2倍です。

彼女の家族の稼ぎを改善すると共に、マヌさんは最近、お金を貯めて地震で壊れた自宅を再建しようと思っています。加えて、子どもたちを学校へ通わせ続けたいとも願っています。学校を辞めさせないといけなかった長女を思い出しながら、マヌさんは「子どもたちがもう二度と学校をやめなければならないことがないことを願っています」といいます。マヌさんの村で建物を建てる時の役割は、建物の再建における女性の役割を増やしていくことだと示してくれます。「人々は私のような女性の大工を以前は信用してくれませんでした。しかし私たちがスキルを持った大工の証明書を受け取った後は、たくさんの人から家を建てる依頼がくるようになりました」とマヌさんは教えてくれました。

*その他のお話しは、こちら(原文英語)からご覧いただけます。

【関連情報】
ネパール大地震被災者緊急支援にかかる日本国内での寄付金受付終了と支援活動のご報告

本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
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