生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
ニュースリリース

イエメン:ナスラさんのお話し ~最後の朝食
家族7人のうち、生き残ったのは4人でした

[ 2019.8.22 ]

RS59904_1-fb.JPG 「朝7時、家族みんなで朝食をとり、私は孫と一緒に外出しようとしていたところでした」
ナスラさんは、イエメンで普段と変わらず始まろうとしていた一日を振り返ります。
「飛行機が頭上に飛んできて空撃をする音が聞こえました。その音は、聞き慣れていたので、まさか自分たちが標的になるとは思ってもいませんでした。突然、爆弾が家に落ちてきました。家が激しく揺れました」と語りながら、ナスラさんは、息子と孫二人を失った時のことを思い出して涙を流しました。

「かばんに服だけを詰めて逃げました。爆弾が雨のように降っていましたが、走り続けました。けがをした娘二人を連れて、なんとか病院までたどり着き、そこで数日過ごしました」
ナスラさんはこの空襲で聴力に支障がで始めました。

このような話は、サウジアラビアとの国境付近の地域では珍しくありません。イラクとサウジアラビアの代理戦争とも呼ばれるイエメン内戦では、イスラム教スンニ派の大統領支持者とイスラム教シーア派の反政府勢力の争いに加え、脆弱な体制をついた武装勢力アルカイダも活発な活動をするようになりました。ナスラさんの住むサーダ地区も空襲や地上戦の最前線になっています。

女性だけになってしまったナスラさんとその家族は、プライバシーや安全を確保するために家を借り、今は支援に頼って生きています。言葉にできないほどの痛みと喪失感を経験したナスラさんのような人々も希望は失っていません。戦争に奪われなかったものひとつひとつを大切にしながら生きています。

「毎日の悲しみの中で生き延びる私の心の支えは孫娘です。この子を見ていると私の息子を思い出します。私の望みはこの子に明るい未来がまっていることです」

【ご参考】
CAREは、1993年からイエメンで活動をしています。主に、女性と若年層の経済的エンパワメント、包括的ガバナンス、水と衛生、食糧の安全保障と生計向上、性と生殖に関する健康の分野に注力しています。現在は、人道危機からコミュニティの回復力を高める取り組みを行っています。

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