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治安悪化に脅かされるケニアとチャドの難民キャンプ
「世界難民の日」前夜にCAREが警告

(オタワ、6月19日)
「世界難民の日」前夜、CAREは、同地域の治安が悪化しているためにケニアとチャドにある難民キャンプへの圧力が高まっている、と警告しています。特に、ケニアのダダーブ難民キャンプには、ソマリアのモガディシュで起きた紛争が原因で、過去3ヶ月間に約3,500人が新たに難民として避難してきています。

「よく目にするのはソマリアの紛争から逃げてきた女性や子どもですが、強制徴兵を逃れた若い男性の数も増加しています。もし、紛争が続けば、さらに多くの人々が安全を求めてダダーブキャンプへ押し寄せるでしょう。」と、CAREカナダ出身のダダーブ難民キャンプのプログラムマネージャーMohammed Qazilbashは発言しています。

CAREは、ケニアで3つのキャンプを運営し、そこでは138,000人以上の難民が生活しています。その大部分はソマリアの争いを逃れてきましたが、中にはコンゴやエチオピア、エリトリア、その他の近隣諸国からやって来た人もいます。

CAREはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やWFP(国連世界食糧計画)と共に、同地域の難民に対し食糧や教育、心理社会的サポート、衛生サービスの提供を行なっています。しかし、WFPやUNHCRへの国際支援が不足し、現在、キャンプで生活する難民への食糧供給やその他の支援の予算が20%削減されています。

「年末までに20,000人に達する難民が、ソマリアからダダーブへ来る可能性があると確信しています。この地域が安定し、紛争から逃れなければならない人々が生きるために必要な物資を入手できることがとても重要です。世界が関心を向けなければなりません。」とQazilbash。

CAREは、ケニアの難民キャンプに加え、チャドを基点に二つの人道的な危機に対応しています。一つは、チャド南部で、中央アフリカ共和国から逃れてきた12,000人以上の難民を支援しています。また、チャド東部では、4つの難民キャンプを運営し、そこでスーダンの民族紛争や政治対立を逃れた70,000人以上が避難しています。CAREは、食糧と安全な水、心理社会的サポート、コミュニティサービス、技術訓練、初等教育を提供しています。しかしながら、キャンプの安全性が低下しており、国際的な支援がなければ人道支援を提供することはますます難しくなっています。

「チャドのキャンプの治安が悪化しています。」チャドのカントリーディレクターでCAREカナダ出身のNicolas Palanqueは言います。「もしすぐにでもこの状況が改善されなければ、危機的状況が爆発し、事態はさらに悪化するでしょう。」

この状況の背景には、ダルフールへの人道資金の著しい削減があります。その最も劇的な例は、WFPが資金援助の不足で食糧供給を大幅に削減する旨の声明を発表したことです。米国やその他のドナーが追加支援を発表していますが、それにより迅速な効果をもたらす生命のパイプラインを早急に敷設できるかどうかは不明です。

CAREは1974年以降チャドで活動を始め、特に移民のHIV/AIDS感染防止といった健康プロジェクトに力を入れてきました。近年は、スーダンと中央アフリカ共和国からの巨大な数の難民の流入に対する支援を行っています。

6月20日(火)の「世界難民の日」は、世界の約840万人の難民が抱える苦境に目を向け、私たちに何ができるかを考える日です。そのうち500万人以上は5年以上も難民として生活しています。


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(財)ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部広報担当 菅沼 (m.suganuma@careintjp.org
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