アフリカ連合への不十分な資金調達の結果、危機にさらされる人命
ダルフールで活動する援助機関、ドナーを非難
(ブリュッセル、7月18日)
主要援助機関は、ダルフールで続く暴力や苦悩を終わらせるために本日集結し、緊急対応を求めました。
本日、ブリュッセルでドナー会議が始まる最中、援助機関は、人々の保護を行うことになっているアフリカ連合部隊の資金が常に不足状態にあり、その重要な任務を遂行することができないと警告しました。
伝えられるところでは、現在、7月末までの活動に対する部隊への給与を支払える程の資金しか集まっていません。アフリカ連合によれば、アフリカ連合スーダン・ダルフール・ミッション(AMIS)は、2006年4月から9月の間で5千万米ドル以上にも上る資金が不足しています。さらに、2006年12月末まで活動するには2億7千万米ドルの追加資金が必要です。
今回初めて、CARE International、CAFOD、Christian Aid、Concern Worldwide、International Rescue Committee、Islamic Relief、Oxfam International、Tearfundの8つの機関が一同に声を挙げました。
「今後6カ月間に何が起こるかを議論するのに膨大なエネルギーが費やされている間に、人々が今なお殺害され続けていることに誰も気づいていないようです。多くの国は、既に現地で活動している部隊に対して十分な資金供与を行っていません。資金不足は、キャンプ周辺での巡回が行えない、または巡回の規模縮小を意味し、結果として、人々が攻撃や殺害されたり、性的暴行を受けるのを目にしています」CARE Internationalの事務総長Denis Caillauxは言います。
隊員や機材の不足を一つの要因として、AMISがキャンプ巡回を24時間体制で行えないため、夜間、人々は危険にさらされています。薪を集める女性を保護するための巡回は、これまで幾度か試みられましたが、現在はほとんど行われていません。路上や村内の巡回は時々、行われています。部隊へ本格的な支援を行うドナーは、これまでのところカナダ、EU、英国、アメリカ、オランダのみです。
「これは国際的な問題であり、世界上で最も深刻な人道危機の一つです。しかし、きちんと対応しているのは、(前述した)5つのドナーのみです。ダルフールの危機がさらに悪化し大惨事とならないよう、豊かな国々全てが緊急に支援を行わなければなりません」Islamic Reliefの最高責任者Haroun Atallah氏はこのように述べます。
8つの援助機関は、和平合意が締結されたにもかかわらず、現地の治安情勢が悪化し続けていると警告しています。この和平合意は、アフリカ連合部隊が既に深刻な資金不足のため、市民を保護することができていないという事実にもかかわらず、部隊に対しさらに責任を課し、資金や人員の提供を要求しています。
「アフリカ連合部隊は、失敗するために派遣されたようなものです。確固とした協力なしで、任務遂行はできません。現在のシナリオは、惨事のための処方箋です。ドナー国政府は、自国の予算からアフリカ連合部隊へ十分な資金を提供しなければなりません」Oxfam Great Britainの理事長Barbara Stocking氏はこのように言います。
援助機関はドナー国政府に対し、AMISから国連への移管に関する合意の有無にかかわらず、2006年12月末までAMISに対して十分な支援を約束し、実施するよう求めています。そして、市民が交渉の切り札とされるべきではありません。
資金には、特に食糧や医療ケア、給料などの維持運営費、キャパシティー・ビルディング、車輌や装甲兵員輸送車のための費用が含まれなければなりません。毎日24時間の巡回をキャンプで開始できるよう、暗視装置は特に必要です。
上記記事の詳細および資料などについてのお問い合わせは以下まで
(財)ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部広報担当 菅沼 (m.suganuma@careintjp.org)
Tel. 03-5950-1335 Fax. 03-5950-1375
■スーダンの国情報とCAREの活動についてご関心がある方は… トップページ右側の地図 へ
■その他の記事にご関心がある方は… ニュースリリース へ
■ニュース配信登録を希望される方は… ニュース配信登録 へ
■上記以外の方は… サイトマップ へ
はこちら