ニカラグアにおけるハリケーン「フェリックス」へのCAREの対応
(ニカラグア、マナグア、9月5日)
ハリケーン「フェリックス」が、豪雨を伴いながらニカラグアを直撃したのを受け、CAREの緊急対応チームは、同国の北東部での深刻な被害と支援の必要性を報告している。CAREと現地パートナーは、現地で調達した支援物資(食糧・水・最低限必要な衛生用品)をRAAN(北大西洋自治区)にあるプエルト・カベサスとワスパンの最も深刻な被害を受けた町の約2万2000人とヒノテガ県の6つのコミュニティに届ける活動を始めている。CAREの査察チームは、雨が続いているマタガルパ県とエステリ県の近くで、状況を綿密に監視している。
初動調査に基づいて、CAREはニカラグアで今後30日間にわたって支援を持続させるために、120万USドルのファンドレージング目標を定めた一方、長期的な復興活動も計画している。
「雨が降り続いているなか、査察チームがアクセスのより困難な地域に入れるようになるまで、今回の緊急事態の全体的な被害状況と深刻度は分からない」と、CAREの中米地域担当のプログラム・ディレクターMarcos Netoは述べている。「家が吹き飛ばされ、怯え、疲れきった多くの人々を見てきた。これらの人々は、水源が汚染されてしまっているため、汚れた水を飲むしかない状況である。河川も氾濫し始めており、貧しい農家は作物を洪水によって失った。電話回線は切断され、助けを求めて電話をかけるための携帯電話を充電する電源さえなく、連絡手段は限られてしまっている」。
昨年中に、CAREは、RAAS(南大西洋自治区)にあるワスパンとブルーフィールズのコミュニティを支援し、7つの緊急避難シェルターを建設した。これらのコミュニティは、緊急事態に対応する計画と避難ルートを用意し、自然災害に対応するための地域委員会を組織化した。また、基本的な捜索・救助のトレーニングを受け、そのために必要な備品も支給された。この地域にハリケーン「フェリックス」が接近した際に、200世帯以上がこのシェルターに避難し、激しいハリケーンをしのいだ。雨が続き、洪水の水位も上昇しているため、より多くの世帯がシェルターに避難している。
初期段階の支援活動が続くなかで、CAREは住居や水施設・トイレの再建、失われた作物の再度の植え付け、そしてより多くの避難所の建設に焦点を当てた長期的な復興活動も計画している。
「自然災害において、すべての人の安全を保証する単純な解決策などない」とNetoは言う。「事実としてあるのは、今日の世界において、極度の貧困で生活する人々がこんなにも多くいるべきではないということである。これらの人々、特に家族の世話をする中心的役割を担う女性が、最も苦しむことになる。予防措置を導入するのと並行して、まず貧困を生み出している根本的な原因に取り組むことで、ハリケーン「フェリックス」のような自然災害による甚大な影響は避けられるのである。これらの活動の成果は明らかになり始めている。しかし、より多くの災害予防活動が、自然災害を被りやすい地域で必要とされている」。
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