生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
企業パートナーシップ

パートナーシップレポート

日産自動車株式会社

グローバルブランドコミュニケーション部 菰田雄士

日産自動車の社会貢献活動について

日産は、利益ある成長を遂げながら、将来にわたって持続可能な企業であることを目指し、企業市民として社会の持続可能性を実現するために、「教育への支援」「環境への配慮」「人道支援」といった分野を中心に、さまざまな社会貢献活動を行っています。活動にあたっては、日産が掲げるビジョン「人々の生活を豊かに」のもと、一企業市民として同じビジョンや目的をグローバルに共有した上で、それぞれの国や地域の実情に配慮し、社会との共生に根ざした活動を展開しています。人道支援の分野においては、主に緊急災害支援で社会に貢献しており、一番最近の事例では、岩手・宮城内陸地震における義援金の寄付が挙げられます。

スマトラ島沖大地震での日産の緊急支援

2004年12月26日に発生したスマトラ島沖大地震に対し、翌2005年1月6日、日産は総額1億円の緊急支援とグローバルレベルでの従業員募金活動の実施を決定しました。その後、複数のNGOと対話を繰り返し、スリランカにおいてはケア・インターナショナル ジャパン(以下、CARE)との協働を選択しました。当社がこれまで、「ニッサン童話と絵本のグランプリ」などの活動を通じて次世代育成への貢献を行ってきたことと、「子どもの心のケアプロジェクト」で傷ついた子どもたちのメンタル面でのサポートを計画したCAREの困難な状況にある子どもに寄せる思いが合致し、プロジェクトをスタートさせることになりました。プロジェクトスタートまでに多くの時間を費やしましたが、遅すぎるということはなく、それだけ大きな被害であったとも言うことができるでしょう。

CAREとパートナーシップを組んで

演劇クラスで発表する子どもたち

演劇クラスで発表する子どもたち。さまざまなレクリエーション活動への参加を通して、子どもたちの表情も明るくなりつつある

閑散とした教室にも子どもたちが戻ってきた

「心のケアプロジェクト」を行っていくことで、津波直後には閑散としていた教室にも多くの子どもたちが戻ってきた

被災地支援は必ずしも当初描いたような計画で進むものではありません。CAREとのプロジェクトにおいても、子どもたちを取り巻く環境、家庭や学校、コミュニティなど、刻一刻と変化していきました。被害の大きかった南部のハンバントタ県に、日産の支援は届けられましたが、当初は学校を中心としたプログラムが組まれていました。

しかしながら時が経ち、次第に問題が各家庭やコミュニティに内在していること、特に貧困層の多いコミュニティに存在していることがCAREおよびボランティアの活動を通じて明らかになってきました。CAREと日産は再び対話し、計画の変更を決断しました。勇気のいる決断ではありましたが、結果としてより受益者のためになる変更であったと考えています。

企業もそうであるように、NGOも運営の透明性やステークホルダーへの説明責任を負う時代となり、経営上求められる質もより高次元になっていると考えられますが、CAREは一NGO団体として、その責任を十分に果たしてくれていると考えています。より一層、企業の関心事や要望にも理解を示していただけるようであれば、そのパートナーシップの可能性はさらに拡がるものと考えられます。

現在、私たちの手元には、今回のプロジェクトの概要を総括したビデオが届けられております。これを社員向けテレビに活用することを計画しており、社員からのフィードバックが楽しみです。



今後の活動について

日産は人道支援の分野において、今後も協働パートナーを限定することなく、緊急災害の際の支援活動を中心に取り組んでまいります。スマトラ島沖地震被災地支援で得たもの・学んだことをいかし、各NGOの強みや特徴についてさらに理解を深め、効率的かつ実行力のある活動を選択していきたいと思います。「人々の生活を豊かに」。この企業ビジョンをあらためて心に留めて今後も活動にあたっていきます。

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