生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
企業パートナーシップ

パートナーシップレポート

ソニー株式会社

CSR部 統括部長 冨田秀実

ソニー株式会社 CSR部 統括部長 冨田秀実

ソニーでは、CSR活動を2つの持続可能性の側面、「持続可能な経営」のために必要とされる活動と「持続可能な社会」の構築に向けた貢献と位置づけています。

「For the Next Generation」のキャッチフレーズのもと、グローバルな視点を持ち、特にソニーの持つイノベーションによる新たな価値創造と、さまざまなステークホルダーとのパートナーシップを重視した活動を展開しています。特に、気候変動問題や大規模災害のように1つの組織で解決するには、あまりにも大きな問題が世界には山積しています。その点で、NGOを含めた他の組織との連携は、今後も非常に重要なCSR活動の基本となると考えています。

企業から見た場合、どのNGOと連携するかは、活動の成否を決することにもなり、非常に重要な課題となります。

ソニーでは、まず第一に、そのNGOの能力すなわち、その対象としている分野での専門性、問題解決への手段、ノウハウ、経験、そして継続性と実績を重視しています。次に、説明責任。活動の結果、資金の使途、組織体制を明確に説明できることも重要です。企業であれば、法律的にも、CSRとしても多様な説明責任が求められていますが、同じレベルとはいかないまでも、一定レベルの説明責任を果たす覚悟がNGO側にもなければ、支援に参加する社員等の理解を得ることはできませんので、NGOにも期待する部分であります。

これまでもソニーでは、CSR活動の一環としてスマトラ島沖大地震や新潟中越沖地震、バングラデシュのサイクロンなど、世界中の災害に対し、緊急人道支援に取り組んできました。このような災害支援に際しては、現地のニーズに的確に対応できると考えられる組織を支援先として選定し、支援方法を選定します。2008年5月2日から3日にかけてミャンマーを直撃した大型サイクロン「ナルギス」の被災者支援については、そのような観点を考慮し、ケア・インターナショナル ジャパン(以下、CARE)との協働を行うこととしました。

笑顔の村人たち

支援によって提供されたトラクターにまたがり、笑顔の村人たち

今回、初めてCAREとの協働を選択しましたが、それは、現ミャンマー政権のもとさまざまな団体が人材派遣や物資の受け入れを拒否されている中、CAREは、ミャンマーにも長年、現地事務所を持ち、現地ニーズにマッチした継続的な活動をされていると判断し、協働することに至りました。

この支援を行うため、ミャンマー・サイクロンの被害者支援に対する募金活動を全世界のソニーのグループ会社で開始。社員募金の方法として、グループ内の金融事業を行う各社と連携し、ソニーカードによるクレジット決済やソニー銀行の専用口座の開設、また、電子マネーEdyの仕組みを用いて、社員が業務の合間にそれぞれのパソコンから募金ができる仕組みや、イベント時にEdy端末を用意して、社員が募金がしやすいようにするなど当社独自の募金環境を整備しました。

このサイクロン被害に対して、社員から集まった募金にマッチング・ギフト(同額寄付)を行い、さらに会社からの義援金とあわせてソニーグループ国内外(東南アジア、日本、米国)で約2,000万円の支援を行いました。

ミャンマーでは、すでにCAREの緊急チームが結成され、被災地の調査と緊急支援が開始されていましたが、ソニーグループの寄付は、農村部の復興支援とコミュニティの再建を目的とした「ミャンマー・サイクロン早期回復のための農業支援事業」に活用されることになりました。

最も深刻な被害を受けたAyeyarwady地区およびYangon地区を対象に、種もみ5,000袋の調達と配布、農業の働き手として欠かせない牛もサイクロンの犠牲となったため、牛に代わるハンドトラクター50台の購入を行いました。コミュニティへのトラクター配布と関連機材・道具管理支援および燃料支援を約6カ月かけて実施するもので、実際に種もみを直接まき、現在は最終段階の収穫を待つ段階です。

サイクロンにより、物理的・精神的な被害を受けた被災者の農民の方々が、被害を乗り越えて、確実に収穫をあげることができれば、大変喜ばしく思います。収穫後もCAREのご協力のもと、定期的なモニタリングを続け、今後も現地の農民の人たちのコミュニティと生活の復興ができるよう見守っていきたいと考えています。

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