生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

アフガニスタン:遠隔農村地域におけるコミュニティ運営による初等教育事業 II

期間
2015年1月~2016年12月 (2年間)
地域
アフガニスタン パルワン州及びカピサ州
対象者(数)
小学校が遠く通学できない就学年齢児童  1,693名(女子1,185名507名) 地域住民:180名、教員:62名
関係者
教師、コミュニティの地域住民、地方教育行政機関 アフガニスタン政府教育省
主ドナー
米国フリーズ財団、個人支援者 等
事業規模
7800万円(年間約3,900万円)

事業の背景

教室の風景

教室の風景

アフガニスタンは20年以上にわたる国内外の紛争の結果、現在も、世界の中で社会的、経済的指標が最も低い最貧国のひとつとされています。紛争下、子どもたちは質の高い教育を受けることができず、1990年代半ばからは、タリバン政権下において女性に対する権利は抑圧され、学校へ通えた女子はわずか5%と推定されます。5~24歳の女子の識字率は18.4%でしかありません。また、アフガニスタンの教育システムは紛争以前からも非常に脆弱である上に、人材の不足(教師、特に女性教師)や財政面、行政の体制面での弱さなどから、教育システムの改善と発展は現在も非常に困難な状態にあります。
今日、何らかの学習を行うことができている子どもは約600万人と言われていますが、ほとんどが初等教育レベルであり、女子が占める割合は、その40%程度にすぎません。特にアクセスの悪い遠隔地においては、子どもたち、特に女子への教育機会は少なく、また継続も非常に困難な状況にあります。
アフガニスタンは今、子どもたちの初等教育を受ける権利に応えるため、包括的な支援が急務とされています。

課題

山岳地帯にあるパルワン州とカピサ州は、アクセスが困難なため、これまで支援が行き届かなかった地域です。公立学校は山岳地の中に点在し、多くの就学対象児童は、山道を何キロもかけて通学しなければなりません。また特に女子は、社会的・文化的背景により移動が制約されているため、より困難な状況に置かれています。

事業目標

アフガニスタン遠隔農村山岳地域において、コミュニティが運営する学習教室を設置することにより、子どもたち(特に女子)が初等教育を受ける機会を得られるようになることを目指します。

主な活動

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1)住民の協力のもと、既存の建物などを活用し62の学習教室を設置。

2)初等教育就学年齢の子ども約1,693人(うち女子7割)に、教育の機会と教材・文具を提供。

3)住民と教育省と協力し、62名(うち女性3割)の教師を選考。それら教師には教員指導法研修を実施。女子教育の充実と女子の就業機会創出のため、女性教師の採用に力を入れます。

4)住民から選出された学校運営委員会60組織(180名:うち女性5割)を組織し、委員の能力向上を図ります。特に女性を登用することで、女子教育への理解と女性の社会参加を促進させます。

5)政府教育省や公立学校との連携を図り、政府が規定する教育を児童に提供するとともに、最終的には教育省が運営する学校として引き継ぐことを目指します。

先行事業について:
当財団は、2011年3月より2014年12月31日まで、ジャパン・プラットフォーム 助成金、CARE支援組織および個人支援者のご寄付により同事業を実施運営してまいりました。2015年1月からはCAREアフガニスタン事務所が主体となり、同事業を継続して実施運営します。当財団は、2015年1月以降は現地事務所と協力して事業活動をモニタリングします。

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