生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

アフガニスタン:遠隔農村地域におけるコミュニティ運営による初等教育事業Ⅰ

期間
2011年3月2日~2014年12月31日
地域
アフガニスタン、パルワン州とカピサ州
対象者
小学校が遠方にあり学校に通えない就学年齢児童、並びにそのコミュニティの地域住民。
ドナー
(特活)ジャパン・プラットフォーム、 ケア・フレンズ(岡山、長野、東京、札幌)、ケア・サポーターズクラブ(大分、熊本)、(株)ECC 等
事業規模
約300,000,000円

事業の背景

教室の風景

教室の風景

アフガニスタンは、20年以上にわたる国内外の紛争の結果、現在も、世界の中で社会的、経済的指標が最も低い最貧国のひとつとされています。紛争下、子どもたちは質の高い教育を受けることはできず、1990年代半ばからは、タリバン政権下においては女性に対する権利は抑圧され、学校へ通えた女子はわずか5%とされ、5~24歳の女子の識字率は18.4%でしかありません。また、アフガニスタンの教育システムは紛争以前からも非常に脆弱である上に、人材の不足(教師、特に女性教師)や財政面、行政組織の体制面での弱さなどから、教育システムの改善、発展は現在も非常に困難な状態にあります。今日、何らかの学習を行うことができているが子どもが約540万人といわれていますが、ほとんどが初等教育レベルであり、女子が占める割合はその35%程度です。特にアクセスの悪い遠隔地においては、子どもたち、特に女子への教育機会は少なく、また継続も非常に難しいという状況があります。アフガニスタンは今、子どもたちの初等教育を受ける権利に応えるため、包括的な支援が急務とされています。

この事業の対象地であるパルワン州とカピサ州は、山岳地帯にあり、今までアクセスが難しかったため支援が思うように行届かなかった地域です。政府の学校は山岳地帯の中、点在しており、多くの就学対象児童にとって学校に通うことは、山道を何キロもかけて通わなければならず、社会的・文化的背景に女子の移動が制約されている状況では小学校に通うことは困難です。

事業目標

パルワン州とカピサ州の遠隔地域の6郡において、約2,550人の初等教育就学年齢にある子どもたち、特に女子(全体の70%)に、子どもたちの基本的な権利である初等教育の機会を、コミュニティ運営の教室を通じて提供します。コミュニティ内の個人宅や公共の場、または宗教施設で、政府の教育指導要領に沿って教室を開催することで、就学対象児童が通いやすい環境を整えます。生徒及び教師の情報、各コミュニティ運営の教室の情報は教育局に登録され、教育局のカリキュラム通りの学習をしており、生徒は公立学校への通学と同様に考慮されています。そのため、公立学校への転入・転校も可能であり、6年生まで終了すれば、小学校の卒業証書をもらえます。

主な活動

©Kate Holt

上記の成果を出すために、次の活動を実施します。

1) 学校へのアクセスが限られた山岳地域の遠隔部において、地域住民の協力のもと、住民宅の一室や村の公共施設、またモスクなどのスペースを活用して、85の学習教室を設置します。

2) 初等教育就学年齢の子ども約2,550人(うち女子は7割)に教育の機会を提供します。また、全ての生徒に必要なノートや鉛筆等の文具に加えて、学年ごとの教科書などを配布します。

3) 教授法や科目、教室運営についてなど教師(計85人、うち3割が女性)への研修を実施します。教師は12学年を卒業した人を目安とし、子どもたちの教育に熱心な人を地域住民とともに地域から選出します。また地域住民の中には男性の教員のもとに女子児童を送ることをためらうこともあることから、できるだけ女性の教員を採用できるようにし、教育を受けやすい環境を整えます。また、女性の教員を採用することで、彼女たちが社会で活躍できる機会の拡大と可能性を育てるようにします。

4) 教室の運営にあたっては、地域住民により選ばれた学校運営委員会(計228人(72委員会)、うち5割が女性)を組織し、学校運営に関する委員の能力向上を図ります。学校運営委員会に女性を積極的に採用することで、地域住民に女子教育の重要性をより理解してもらい、子どもたちが学校へ行きやすい、教育を受けやすい環境を実現します。また、女性の委員を増やすことで、女性の能力、及び社会活動への参加機会が増え、理解が得られるようにもなります。

5) 政府教育省や公立学校と密な連携をとり、政府の定める教育を子どもたちに提供するとともに、教育省の運営する学校として引き継ぐことを目指します。

アフガン便り

本事業を通じて学習教室に通えるようになった子どもたちの様子をお伝えします。

ビルケスちゃんのお話し。
レヒラちゃん のお話し。
ソワイラちゃんのお話し。
ワヒダちゃんのお話し。
ルキアちゃんのお話し。
ナルジェスちゃんのお話し。
※本事業はJPF(ジャパン・プラットフォーム)の助成を受けています。

関連情報

CAREアフガニスタン事務所スタッフによる事業報告会を開催しました

COPE中間報告書_第1年度前期はこちらから

COPE中間報告書_第1年度後期はこちらから

COPE中間報告書_第2年度前期はこちらから

COPE中間報告書_第2年度後期はこちらから

COPE中間報告書_第3年度前期はこちらから

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