生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

カンボジア:ココン州青年男女の能力向上プロジェクト

期間
2007年12月~2010年11月
地域
カンボジア ココン州スマッ・ミンチェイ地区、ボトゥン・サコー地区、モンドル・セイマ地区
対象者
青年期の男女、対象地域の住民 約1,200名
関係者
カンボジア王国 教育青年スポーツ省、州及び地区教育局、女性省、保健省、地方政府関係者、コミューン評議会
ドナー
外務省(NGO連携無償)、ケア・フレンズ東京、ケア・フレンズ岡山、ケア・フレンズ札幌
事業規模
約6.000万円
能力向上

事業目的

ココン州では、貧困を理由にした学校の中途退学が多いため、青年の識字率が低く、就労につながる技術が身につかず不安定な単純労働に従事する青年が多いことが問題となっています。特に女子は、人身売買や売春、ドラッグなどを通じたHIV/エイズ等への感染リスクを抱えていました。このような状況下において、当財団は、①青年男女に学習機会を提供し、生計向上を支援する、②若者自身が地域や地方行政へ働きかけることにより、青年の就学・就労機会を維持する環境を作る、という2つの目標を掲げて活動を行いました。

活動の内容と成果

1)能力と生計の確実な向上 (識字・ライフスキル・生計スキルプログラム)
この分野では、段階的な活動を通じて、青年男女の能力向上を図りました。1年目には、約370名を対象に、識字教室とワークショップを実施し、読み書き等、基礎能力の習得・向上を図り、2年目にはそのうちの約250名がライフスキル教室に参加、算術や健康衛生管理など生活に必要な知識を習得しました。3年目には、2年間の過程を修了した165名が、各自の生計向上の目標を設定するゴール設定研修を受け、徒弟制職業訓練と小規模ビジネス開業のどちらかを選び、実社会へと踏み出す段階を支援しました。3年にわたる事業の性格や、家庭の事業等の理由もあり、当初参加した青年のすべてが全課程を修了することは難しかったもの、最終的に、徒弟制職業訓練と小規模ビジネスには合わせて約130名が参加し、事業修了時には、その約7割が生計を向上させることができました。

2)青少年-成人意識向上プログラム
青年の就学・就労機会をめぐる、地域の継続的な支援を目指し、青年自身による社会への働きかけの支援を行いました。青年男女が地域の意思決定の場に参加できるよう青年助言委員会を設置したほか、事業3年目には、ジェンダー研修や地域を巻き込んだ福祉に関わる意識向上活動なども行い、延べ1,000名以上が参加しました。また設置された青年助言委員会では、村民の識字能力を維持し、生活知識を向上させることを目的として、各村にミニ図書館を設立し、識字教室等で使用した書籍を地域住民に公開しています。

3)女子の参画支援
上記の活動実施に際し、女子の参画を重視しました。カンボジアにおいて、一般的に女子は男子に比べて機会に恵まれない傾向がありますが、女子の能力向上が地域経済に貢献する可能性は重要です。当事業の参加者は約6割~8割が女子で、その多くが、自分たちの可能性を認識し、実際の収入向上にもつながったことは大きな成果でした。

本事業は終了しましたが、今後は、青年助言委員会を中心に、ミニ図書館の運営や、地域の意識向上活動等が続けられる予定です。この事業で蒔かれた種は、自らの力で成長し、実を結び始めています。皆様のこれまでのご支援に、心より感謝申し上げます。

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