生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
女性企業家 x CARE事務局長 武田勝彦 リレー対談

第11回対談 神宮司希望さん 株式会社eggcellent取締役最高執行責任者(COO)

[ 2015.9.18 ]

CAREは「女性と女子」に焦点をあてた活動を行っています。
社会で活躍されている女性企業家の方から、彼女らが日常どのように国際協力について考え、また実際に関わっておられるのかを探っていきます。

神宮司希望さんのご紹介

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第11回対談 神宮司希望さん 株式会社eggcellent取締役最高執行責任者(COO)

2005年度準ミス日本受賞。大学卒業後、航空会社に就職し、客室乗務員として、国内外の路線に乗務。国際線の客室乗務員時代に触れた世界各地の「朝食文化」を日本でも広めたいと、2013年11月5日(いい卵の日)にオーガニック卵専門店「eggcellent」をオープン。2015年7月には、羽田空港に2号店「eggcellent BITES」のオープンを果たす。ビジネスマンのパワーブレックファストやファミリーでのブランチ、朝活の場を提供している。

元気が出る「朝食文化」を日本で広めている神宮司希望さん

昨今、朝の時間を有効活用し、趣味や勉強にあてるという「朝活」の動きが若い世代を中心に見られます。今回対談した神宮司さんがオーナーを務める「eggcellent」も、そのような「朝活」の場を提供しています。

「お店はスタートアップを目指す起業家たちがビジネスプランをブレストしたり、自分でプランを練るセカンドプレイスにもなっています。日本ではまだまだ数少ない女性の起業家たち*が自然と集まってきています。来店した起業家同士で問題点や悩みを共有し、解決することもあります」と神宮司さんはいいます。
*2013年に日本政策金融公庫総合研究所が実施した「女性起業家の開業」に関する調査では、2009年4月から2013年3月の5年間の開業者に占める女性の割合は13%。

「石の上にも3年」と「なこかい、とぼかい、なこよかひっとべ」

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神宮司さんが、起業を意識したのは、大学時代にさかのぼります。ハワイ旅行で出会ったスムージーがきっかけ。「もともと食べることが大好きだった」神宮司さんは、自身が出会ったおいしい食べ物を日本にも広めたいと考えるようになりますが、堅実な仕事に就くことを望んだ母親のためにも、また世界中のおいしいものが食べられるからと航空会社に就職。そして、何事にも「石の上にも3年」という母親の教えに従い、起業の夢を心に抱きつつ、3年間、客室乗務員としてのキャリアを積みます。

その間、ステイ先で企画書を練り上げたり、おいしい食べ物を探し求めたり、お店に飾る雑貨を集めたり。オフの時は、企画書を書き直したり、20~30軒の農園でオーガニックの卵を食べ歩いたり(時には飼料も食べたり!)と、起業の準備を着々と進めていきます。その強い精神を作り上げたものは、鹿児島出身の祖父から伝わる教え「なこかい、とぼかい、なこよかひっとべ」。

「なこかい、とぼかい、なこよかひっとべ」とは、鹿児島弁で「泣くか?思い切って飛ぶか?決めきれず悩むなら思い切って飛んでしまえ!」という意味。勇気のないことを最大の恥として教えを示しているとのことです。将来、お子さんが生まれた時に、「ママはあれがやりたかったのよね」というよりは、「ママはこれをやったけど、失敗しちゃった」と言える人生にしたいと神宮司さんはいいます。

パワーブレックファストを通じ女性起業家を後押し
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そして、「なこよかひっとべ」!様々の人々の後押しを受けて、2013年、「いい卵の日」の11月5日に、六本木ヒルズにオーガニック卵専門店「eggcellent」をオープン。
どうして「卵」にこだわるのかというと、それは、朝食のアイコンで、世界中どこに行っても形を変えて存在する「元気の源」だからだそうです。 日本で「今日も一日がんばろう!」という場所と環境を提供したいという想いの詰まった店内は、神宮司さんが世界各地で集めた卵グッツであふれています。そのような空間でいただくパワーブレックファストは、訪れる女性起業家たちの一日の始まりを後押ししています。そして、神宮司さんが女性起業家たちを応援しているように、CAREもガーナにおいて、ソーシャルビジネス事業を通じ、特に貧困層の女性の起業家を引き続き支援していきたいと思っています。

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神宮司さんから女性たちへのメッセージ
人生は一度きり。誰かに言い訳する人生にはしたくないと思っています。客室乗務員は、妊娠したその日から乗務ができません。女性が自分らしく働くことができるよう起業しましたが、「起業」は「自分の手」で作っていかないといけないと思っています。自分にしか、自分にぴったりの仕事が見つけられないのではないでしょうか。起業家は、自分のライフスタイルやライフイベントにあわせ、自分のシフトで仕事を続けていくことができると思っています。

お仕事中の神宮司さん

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ミーティングの様子

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新店舗のスタッフと

事務局長のコメント

CARE事務局長 武田勝彦


2号店の開店まで1週間程という超!多忙な中、今回の対談、ありがとうございました。
「食」を楽しみ、そこからエネルギーを作り出す神宮司さん。朝文化の活性化を促進してくれます。数年にわたり、このコンセプト作りに悩み続けて、それを色々な人々のインプットで磨き上げて実行に移したお話はとても印象に残りました。特定の政府系助成金にばかりプロポーザルを書いていると、我々が本来やりたかったプロジェクトからずれてくる事が多々あります。我々も実施したい事業をよーく揉んで、多様なドナーを探せるようにしたいものです。

第14回対談 猪熊真理子さん 株式会社OMOYA 代表取締役社長

第13回対談 母里比呂子さん 株式会社hirondelle 代表取締役

第12回対談 駒崎クララさん 株式会社KoLabo代表取締役社長

第11回対談 神宮司希望さん 株式会社eggcellent取締役最高執行責任者(COO)

第10回対談 古橋あや香さん SHY FLOWER PROJECT 代表

第9回対談 西出博美さん NPO法人 ぱぱとままになるまえに 代表

第8回対談 堀江由香里さん NPO法人Arrow Arrow 代表理事

第7回対談 黒田幸さん 株式会社KARAFURU 代表

第6回対談 渡邉さやかさん 一般社団法人 re:terra 代表

第5回対談 林民子さん ダブルツリー株式会社 代表取締役

第4回対談 新舘祐子さん NPO法人「KIDS CHEER プロダクション」理事

第3回対談 山本麻理子さん プライベートフォトスタジオ「HOME」経営者

第2回対談 田中葉月さん 国際教育関連会社 理事

第1回対談 上野沙也加さん 有限会社ロイヤルガーデン代表取締役

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