生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
女性企業家 x CARE事務局長 武田勝彦 リレー対談

第5回対談 林民子さん ダブルツリー株式会社 代表取締役

[ 2013.6. 4 ]

CAREは「女性と子ども」に焦点をあてた活動を行っています。
社会で活躍されている女性企業家の方から、彼女らが日常どのように世界で起こっていることや国際協力などについて考えておられるのかを探っていきます。

林 民子さんのご紹介

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第5回対談 林 民子さん ダブルツリー株式会社 代表取締役

欧米ファッションブランドの広報などを経て、2007年に社会問題の解決にとりくむイノベーティブなGood Actionを応援するためにNPOや一般企業のCSR活動に関するプランニングやPR・マーケティングを行うNPOソーシャルコンシェルジュを設立。2008年にはダブルツリー株式会社を設立し、エシカルなニットブランド「SHOKAY(ショーケイ)」を日本にローンチ。

ファッション誌で初めて「エシカルなライフスタイル」を提案した 林民子さん


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林さんは、NPOの主宰、会社の経営者、さらにはファッションブランドの日本における共同代表として、人や環境に配慮したグリーンなライフスタイルやエシカルショッピングを提案するさまざまな活動(イベント、セミナー、商品開発など)を幅広く行っておられます。林さんがプロデュースするイベントは、様々な職種の人が「楽しく参加し、お土産としてちょっとした"問題意識"を持ち帰る」もの。これが新しい社会貢献のカタチとなっています。

"社会起業家"という言葉がまだ世の中に浸透していない時に、ファッション誌で初めて「エシカルなライフスタイル」を提案された先駆者の林さん。その原点は、幼いころから実践しておられる「ほぼ一日一善」。プチGood Actionを続けていけばどうなるのか試してみたいという想いが現在の活動につながっています。

拡がる支援活動

そしてその活動は震災以降、CAREも活動した岩手県山田町へも広がりました。
「SHOKAY For TOHOKU あみものプロジェクト」を通じ、ヤクの毛糸を使い、山田町の女性たちにデザイン性、クオリティ性の高い手編み製品を作ってもらうことで、彼女らに収入をもたらし、心も癒すとともに、仮設住宅のコミュニティ作りにも役立っています。
CAREの活動目的と重なるところがいっぱいです。


エシカル -これからの時代を築く精神

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震災支援を行う中で大病を患った林さん。大病を克服し、さらにGood Actionを続行しようという想いが強くなったといいます。「どんな逆境の中でも信じぬくことが大切。苦労した経験は当たり前のことを感謝できるようになり、心が豊かになる」とおっしゃる林さん。21世紀型のラグジュアリーは心の豊かさにあるといいます。これからの時代は、既存のビジネスもより自社のリソースを最大限活用し社会の問題を解決する、ソーシャル・ビジネスの要素が強くなっていくのでは。今後Good ストーリー、Good デザイン、Good クオリティのバランスの良い逸品をより多くの消費者へ広めていきたいと考えています。
3.11以降、当たり前"のこととしてCSR活動を積極的に行うファッションブランドも、増えてきました。「SHOKAY For TOHOKU あみものプロジェクト」もその一例。ビジネスを通じて弱い立場にある人の生活改善や自立支援を目指す活動をしています。
エシカルショッピング、エシカルライフスタイル、対談中に何度も聞かれた"エシカル"という言葉。エシカルは単なるトレンドではなくこれからの時代を築いていく精神だと考えさせられました。

お仕事中の林さん





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SHOKAY 世界を変えるオシゴト 出版記念ツアーにて、
創設者キャロルとマリーと一緒に。

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ショーケイ展示会にて。



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SHOKAY for TOHOKU ニッター

事務局長のコメント

CARE事務局長 武田勝彦

プロボノで社会的な問題の解決に関わっていたら、導かれるように、本業になってしまった。しかも、NPOとソーシャルビジネス会社を立ち上げて、非営利性と営利性のバランスもとる。これを主宰と代表取締役という立場で切り盛りする林さんは、営利企業の経営者では体験できないビジネスをされていることになります。ソーシャルビジネスのこれからのモデルケースを提供しているように思います。
また、日ごろ、私はファッションというものに接しないため、エシカルなファッション、流行を広報によって創り出す様子を伺い、とても驚きました。広報力の凄さを知らされました。市民組織が市民運動という持続的な(ある種の)流行を展開する際、この林さんのアプローチは一つの示唆となるのではないでしょうか。
最後に、「誰かを助けているから、得られるものがある」という林さんのコメントは私もとても共感しました。我々、途上国で実際に支援を提供していると、必ず受益者の方々から「お土産」をもらうのです。そのお土産というのは、受益者たちの持つ生きるチカラ、勇気、愛情、夢、感謝の念、不屈の精神、人生観、等などです。これらが我々エイドワーカーの糧となります。
善い行いは巡りまわっていきます。我々も、善の連鎖となるように、善い支援活動を続けていきたいと思います。林さん、長時間の対談、ありがとうございました。

第14回対談 猪熊真理子さん 株式会社OMOYA 代表取締役社長

第13回対談 母里比呂子さん 株式会社hirondelle 代表取締役

第12回対談 駒崎クララさん 株式会社KoLabo代表取締役社長

第11回対談 神宮司希望さん 株式会社eggcellent取締役最高執行責任者(COO)

第10回対談 古橋あや香さん SHY FLOWER PROJECT 代表

第9回対談 西出博美さん NPO法人 ぱぱとままになるまえに 代表

第8回対談 堀江由香里さん NPO法人Arrow Arrow 代表理事

第7回対談 黒田幸さん 株式会社KARAFURU 代表

第6回対談 渡邉さやかさん 一般社団法人 re:terra 代表

第5回対談 林民子さん ダブルツリー株式会社 代表取締役

第4回対談 新舘祐子さん NPO法人「KIDS CHEER プロダクション」理事

第3回対談 山本麻理子さん プライベートフォトスタジオ「HOME」経営者

第2回対談 田中葉月さん 国際教育関連会社 理事

第1回対談 上野沙也加さん 有限会社ロイヤルガーデン代表取締役

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