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スペシャル・リポート 

インドネシアの被害状況

背後で騒音や大型トラック音が鳴り響く中、エンダン・ウィディアストゥティ医師が、直接、被害状況について説明を行いました。彼女は、CAREインドネシアのヘルスプログラムディレクターであり、ジョグジャカルタの緊急調査団の一員でもあります。彼女が調査を行っているクラテン地区では、地震により約2,000人が命を落としました。彼女は、アチェの津波に対応した最初のCAREスタッフで、緊急支援における豊富な経験を持っています。

「私は地区の中心部にいますが、全住民が被害を受けています。ここで目にしている光景を信じることができません。昨年の津波後、初めて訪れたアチェによく似ています。想像してください。レンガの家全てが破壊されています。壊滅状態です。

私は10の村々を通り過ぎましたが、全て破壊されています。その村々では、生存者とその家族を発見するため、瓦礫の中を捜索しています。過度のストレスを受けた数名の男性も見かけました。彼らは話そうとはしませんでした。地震による大きな影響を受けているのです。とても悲しいことです。私たちは遺体を目にしました。人々は遺体に布をかぶせ、運び出したいのですが、民家の下敷きになった二人の亡くなった人々には手が届きません。彼らは助けを求めています。瓦礫を掘り起こし、遺体を取り出すための大きな道具を必要としています。

私が今いるクリニックは落ち着きを取り戻しています。患者や怪我人で埋め尽くされた昨日のようではありません。しかし、未だ医者や可動式クリニックの数は不足しています。医者は怪我の処置後、使用した針や白衣を取り替えなければなりません。それを徹底する必要があるのです。

家族は皆、自分の家、もしくは家の前の仮テントで生活しています。家が倒壊するであろうと思い、住民は家の中で寝ることを恐れています。既にほとんどの家は倒壊しました。とても悲しいことです。テントやプラスチック製のシートが特に不足しています。

この村では地震後、燃料が行き届かなくなったため、飲み水を煮沸することができません。そこで、我々はアイルラフマットという水の浄化剤を配布し、使用法を教え始めました。住民は、清潔な水が飲めると喜んでいます。このような災害後は、水による病気のまん延を防ぐため、清潔な水の供給がとても重要です」

エンダン・ウィディアストゥティ医師やその他のCARE緊急調査団は、被害地でアイルラフマットという水浄化剤の配布を行っています。この浄化剤は、2004年にインドネシアを襲った津波後、多くの人命を救いました。そして、水に加えるだけの簡単かつ費用効果の高い浄化剤です。

CAREチームは、1,200本のアイルラフマットを配布する準備を進めています。それにより、1カ月間、約1,200世帯へ衛生的な飲み水を供給することができます。

CARE緊急援助チームは、地震による被害者がすぐに必要とするものを調査しています。特に、緊急支援が届きにくい遠隔農村部の被害者を重点に置いています。

CAREは 1967年よりインドネシアで活動を行い、世界中の約1,400人のスタッフが、災害危機への準備、緊急支援、生計、健康、水と衛生、環境と自然資源の管理に関するプログラムを実施しています。CAREインドネシアには、災害援助の経験が豊富な現地スタッフ、国際スタッフがおり、で、健康やロジスティック、物品配布などの緊急支援に従事しています。

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