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2002年 11月号(エコツアーって何?特集)



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              ケア ジャパン ニュースレター

        **読むだけで国際協力**  2002年11月1日
        (http://www.carejapan.org)
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今月のメールマガジンは、ケア ジャパンが行っている
ワークキャンプを通して、エコツアーについて考えてみたいと思います。

 【コンテンツ】
  ★エコツアーって何?
   ・エコツアーとは
   ・エコツアーへの期待
  ★エコツアーの新鋭!?ケア ワークキャンプ
   ・2002年夏のワークキャンプ
   ・ワークキャンプ参加者の感想
   ・ディスカッション「ワークキャンプ」
  ★まとめ〜エコツアーのこれから〜
   ・おまけ
  ★11月のイベントのお知らせ

【エコツアーって何?】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
満員電車、コンクリートのビル、時間に追われる日々…
繰り返される日常生活から離れて、
手付かずの自然、素朴な生活をする人々と触れ合ってみたい…
ふと、そんなことを思ったことはないでしょうか?
そんな方は、“エコツアー”と呼ばれる旅を考えてみてはいかがでしょう?

〈エコツアーとは〉……………………………………………………………………
エコツアーとはeco(logy):環境に優しい+tour:旅行という言葉を組み合わせた、
文字通り“自然環境の素晴らしさを体験する旅”です。
例えば、世界遺産に登録された屋久島の杉の木を見に行くような
“観る”ことが中心のツアーから、
中国の砂漠で植林活動のボランティアをするような
“体験する”ツアーまで様々あります。
旅行会社が企画するもの、NGOが企画するものもあれば、
企業が宣伝活動の一環として行うツアーなどもあり、形態は様々です。

〈エコツアーへの期待〉………………………………………………………………
例えば、こんな話があったとします―

昔々、ある国にとても美しい湖がありました。しかし近年、現地の人々が
出す生活廃水によって湖が汚染されてきました。このままでは美しい湖が
失われてしまう…

ある人は考えました。「ここに観光客を呼んで、お金を稼ごう。貰ったお金で、
生活廃水の浄化槽をつくろう」…

環境を良くしたい→観光客を呼ぶ→観光収入を得る→環境を改善する…
こういう発想から生まれた産業がエコツアーです。


【エコツアーの新鋭!?ケア ワークキャンプ】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
“体験する”エコツアーの1つとして、ケア ジャパンではワークキャンプを
行っています。
ワークキャンプとは、国際開発協力を頭だけでなく、体でも感じてもらう為、
実際に事業地を訪れ、村人達と一緒に活動に参加することのできるツアーです。

〈2002年夏のワークキャンプ〉……………………………………………………
今年の夏休みにはタイ北部・東北部にてケア ワークキャンプが行われました。

東北タイワークキャンプ(2002年8月27日〜9月4日)では、
魚の養殖池作りや鳥小屋作り、村人とのディスカッションなどが行われ、
北タイワークキャンプ(2002年9月7日〜9月15日)では、
環境教育の拠点となる施設の整備などが行われました。

また、両方のワークキャンプとも小学校へ訪問したり、ホームスティをしたり、
現地の踊りを踊ったり…と、村人との交流の機会もたくさんありました。

〈ワークキャンプ参加者の感想〉……………………………………………………
私たちが訪れたウボンラチャタニーの農村は人と自然が共存する緑美しいところ
です。人々はとても穏和で寛大。ゆっくりと流れる時間の中で自分のペースを崩
さず生活していました。生活水はほとんどが雨水。ちょうど雨季だったので、小
学校の運動場で鶏小屋作りの作業をしているときも何度か突然のスコールにあい、
私はタイの空の下、自然の洗礼を受けた気がしました。子ども達と手をつなぎ、
急いで学校に走って引き返す途中でタイ独特の赤い土がジーンズに飛び跳ねて、
洗濯してもこれがなかなか取れないです。
村でも都市の文化が日々流れ込んできています。DVDやカラオケもありました。
もうビックリ。タイで「バトルロワイヤル」を見るとは。
この都市化はいずれこの村を完全に飲み込むことになるでしょう。
ゴミという観念がまだ確実に定着しておらず、このままいくと本来あるべき循環
型の生活が完全に失われてしまいます。政府から子ども達に配給される牛乳のパ
ックは近い将来ゴミ問題として浮上するでことしょう。タイでも子ども達への環
境教育は積極的に行われています。自然と離れて生活している私たちに、何がで
きるでしょう。とても無力に感じました。
今回のワークキャンプで得たものは大きかったと思います。中でも一番大きいの
は家族ができたことです。また行きたい。
人と自然が共に生きるウボンラチャタニーの村に。

〈ディスカッション「ワークキャンプ」〉……………………………………………
去る10月19日、ケア ジャパン ボランティア総会にで、ワークキャンプに
ついてのディスカッションが行われました。ここでは、その様子をお伝えし
たいと思います。
※ ボランティア総会は、スタッフを交えてボランティアさん同士が話し合い、
 活動をより有意義なものにしていこうと定期的に行われる交流の機会です。
 詳しくは…
→http://www.carejapan.org/specialreport/kokunaihome.html

ディスカッションに参加してくださったのは、現在ケア ジャパンで
ボランティア活動をしているみなさんと、ケア スタッフの方々です。

▲現地で参加者が出来ること▼
司会(以下司)
 :D君は、実際に今年3月のワークキャンプに参加したけど、どうでした?
D:現地の人は気さくで、行って良かったです。
司:現地での活動はどうでした?
D:階段作りをしたんですけど、現地の環境が良い方向に変わることに
  貢献できたと思います。ただ、あくまでお手伝いなので、出来ることに
  限界があると思いました。
司:自分だったらワークキャンプ先で、こんなことが出来ると思うことは?
M:何ができるかというよりも、何を必要としているかがわからないから、
  まず村人にアンケートをとってから、作業を考えるといいかも。
司:現地の人はどんなことをして欲しいと言ってくると思う?
M:工場を作る、とかかな。
T:工場は国レベルだから無理なんじゃないですか?
司:小さい工場なら作れますよ。織物工場とか。Nさんはどう思う?
N:ケアが関わるのなら、環境を壊さないでサポートできればいいと
  思うんですけど。
司:じゃあ、工場を作るワークキャンプっていうのがあったらどう思う?
K:工場を作るなら行きたくないです。
  お金のためでなく、生活を良いものにするということが大事だと思います。
  私が目指すものとは違うかな。

▲現地の人たちから見た日本人参加者▼
司:みんなの想像でいいんだけど、現地の人が参加者を見て、
  「自分たちとは違う」と感じることは何だと思う?
K:髪を染めてるとか。
T:言葉も違うし、外見から違いますよね。
E:私は感覚が違うと思います。村の人達は、知らない国の人が来たら、
  緊張すると思う。そういう緊張は話したり、一緒に生活すれば
  解けていくものでしょうけど。
A:持ち物も変わって見えるかも。
  時計、電子機器、ケータイ、ウォークマンとか。
D:あと、デジカメ。

▲持ち物の制限は必要?▼
司:デジカメとか普通に持ってたら、現地の人はどう感じるかな?
  現地の人にデジカメの値段聞かれなかった?
D:聞かれましたね。確か、正確な値段を答えたと思います。
司:本当のことを言うべきだと思う?
D:そうですねぇ…。
司:デジカメを欲しいって言われたらどうする?
D:あげません。ただ、デジカメのようなものが存在しているってことを
  知らなきゃ欲しいと思わないと思うので、影響はあるだろうなあ。
司:現地の人が持ってないようなものを持っていって物欲を刺激することに
  ついてはどう思う?
D:配慮できると思います。高価なアクセサリーを持っていかないとか。
E:私は配慮しなくていいと思います。文化の違いを感じてもらうのも
  いいことなんじゃないですか?
A:難しいですね。違いを感じてもらうのはいいけど、ワークキャンプに
  参加している人が日本人の標準というわけではないし。
司:極端な例だけど、もし全身シャネルの人が行ったらどう?
T:それが日本人だと思い込んじゃいますよね。
司:服装の規定をどこまでする必要があるかな?
N:ありのままで良いと思います。
司:B(スタッフ)さん、ワークキャンプでの持ち物の制限ってありますか?
B(スタッフ):ありますけど、村の人に対する意識というよりも、
  ツアーの参加者が紛失した場合を考えての制限ですね。
  あと、肌の露出した服装は避けるように話します。
E:そういう配慮は礼儀だから必要ですよね。相手に失礼でないように、
  自分で考えるべきだと思います。
  人それぞれ判断基準が違うのが難しいですけど。
M:こちらが向こうに行く立場なのだから、相手に合わせた方がいいかな。
  デジカメは必要なものだと思うけど、必要のないものに関しては
  持って行くのをやめたほうがいいと思う。

▲100点満点のワークキャンプ▼
司:では、このディスカッションのまとめとして、
  それぞれの夢の(笑)ワークキャンプについて一人ずつ意見を。
D:タイで象に乗りたかったから、象に乗れるワークキャンプ。
Z:現地の同年代の人達、大学生の人なんかと話し合いたいです。
K:年齢制限なし!だって私、中学生だから参加できない!
  あと、羊とか山羊の放牧したいです。
全員:(爆笑)
司:期間はどう?Tさん。
T:一ヶ月に伸ばす。今と同じ値段で。
スタッフ:(苦笑)
E:毎晩お祭りに参加したいです。料理を交換したり、民族衣装を
  着たりしたいですね。
K:キャンプファイヤーもできればいいですね。
A:日本でもボランティアをしたり、事前に勉強して現地でどうなっている
  のかが見られるといいと思います。やったらやりっぱなしになるのは嫌
  だから。長期のボランティアの一環としてワークキャンプがあるといいな。
司:何かの技術を学んだり?
A:それもいいですね。
T:観光付きで、各地を回りたいです。オカマショーを見たり(笑)
N:終わってからも、自分達がしたことがどうなったかが分かる、フィード
  バックのあるものがいいんじゃないですかね。交流の会った人と、ワーク
  キャンプ後も長期的にコミュニケーションが取れる方がいいと思います。
K:ただ長期的なものは、気軽に参加できないと思うんですけど…。
  気軽に参加したい人と、深くやりたい人、両方が飛びつくものが
  考えられるといいですよね。
M:やっぱり事前・事後研修。ただ関西に住んでいる人とか、距離的な問題が
  あると思うけど。
  テキストを作って、タイ語を勉強したりできればいいなあ。
S:子どもと触れ合えるのがいいです。文通が出来たり。
司:おじいちゃん、おばあちゃんと語るっていうのもいいかもね。
E:こういう話し合いをワークキャンプに行く前にして、プログラムの中に
  取り入れるのもいいと思います。


【まとめ〜エコツアーのこれから〜】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
みなさんは、どんなワークキャンプに参加してみたいと思いましたか?
今回のディスカッションに参加した9名の方だけでも、ワークキャンプに対して
求めていることは多様です。

ワークキャンプ以外にも、今後も様々な形態のエコツアーが実施されて
いくでしょう。しかし、どのようなエコツアーを行うにしても、
訪れた土地、そこに暮らす人々が私たちに刺激を与えるように、
私たちの言動がその土地の人や環境に何らかの影響を与えます。
エコツアーに携わる際には、最低限の「人」と「環境」への配慮の気持ちは
必要不可欠なのではないでしょうか。

〈おまけ〉………………………………………………………………………………
ワークキャンプの概略・体験談等は、ケア ジャパン ニュースレター**読む
だけで国際協力**5月号、また、ケア ジャパンHPでも紹介されています。

▼ケア ジャパン ニュースレター**読むだけで国際協力**5月号
→http://www.carejapan.org/comment/MG/MGsample3.htm

▼ケア ジャパンHP ワークキャンプ報告
→http://www.carejapan.org/specialreport/nongcoc.html

★∞∞★∞∞★∞∞★ 11月のイベント ★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★
≪豊島ふれあいバザール≫
11月3日(文化の日)に池袋の西口公園にてケア ジャパンも出展し、
事業の紹介とともに、企業の協賛を得てチャリティー福引を行います。
掘り出し物も沢山出ますので、ぜひご来場ください。

◇日時 11月3日(日) 午前10時〜午後3時
◇会場 池袋西口公園
◇協賛いただいた企業(順不同、50音順):
旭化成工業株式会社、江崎グリコ株式会社、株式会社大塚商会池袋支店、
鹿島建設 株式会社、呉工業株式会社、中外製薬労働組合、株式会社ツムラ、
日産自動車 株式会社、日本ケロッグ株式会社、日本通運株式会社
ミマスクリーンケア株式会社
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【編集後記】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
今度はワークキャンプ参加者でディスカッションしたいな。(かとぅ)
肌の乾燥に悩む今日この頃。来月には改善しているといいのですが。(荒井)

★∞∞★∞∞★書き損じはがきキャンペーン★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞
ケア ジャパンでは、誰でもできる国際ボランティアとして未投函の官製はがき
をあつめています!!! 詳しくは
→http://www.carejapan.org/donation/inkind.html
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★∞∞★∞∞★メールマガジン・スタッフ募集★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞
このメールマガジンを一緒に作ってくれるボランティアさんを募集しています。
ご興味のもたれた方は
 (担当)赤坂まで: < k.akasaka@carejapan.org >
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