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ケア ジャパン ニュースレター
**読むだけで国際協力** 2003年2月1日
(http://www.carejapan.org)
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今月のメールマガジンでは、カンボディアの教育事情と、ケア ジャパンの
行う事業を通して、教育支援について考えてみたいと思います。
【コンテンツ】
★教育に必要なものは?
★カンボディアの教育事情
★レインボー事業
・レインボー事業の流れ
・協力校から寄せられた感想
★女子教育奨学制度事業
★まとめ
【教育に必要なものは?】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
突然ですが、教育のために必要なものには何があるでしょうか?
西アフリカについて書かれた次の文を例にとって考えてみましょう。
―見栄のための教育?〜西アフリカの例〜
父母に、子どもたちが教育を受けるに当たって、必要なものを問うと
「校舎」「勉強机」「椅子」「制服」という答えが返ってくる。
一方、子どもたちに聞くと、「鉛筆」「ノート」「教科書」「本」。
何をもって教育とするかに、大人と子どもではこれだけの差がある。
「教育」はあくまで、「教える意欲」と「学ぶ意欲」との間に生じる
相互成長の過程である。そのような相互の意欲を失わせてしまうものが、
物理的環境の不整備であってはならないので、必要最低限の設備の整備は
必要だが、それをとりちがえては本末転倒である。
校舎だけは立派だが、内実が伴わない…教育の体裁を最優先すれば
そのような状況もおこりかねない―
以上『世界子供白書 1999・教育』より一部抜粋
【カンボディアの教育事情】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
カンボディアでは1970年代後半から続く不安定な政治の為、教育システムが
崩壊しました。国の復興と同時に教育制度の再建も始まりましたが、
教育事情は依然として改善していません。教育の必要性が各家庭で認識されて
おらず、基本的な読み書きすら出来ない人もたくさんいます。この国では
男性では約半数、女性では実に約7割の人が、文字の読み書きができません。
さらに、教師、学校の施設、学用品の不足は深刻です。
そこでケア ジャパンでは、貧困地域にて学習環境を整える支援をしています。
今回はその支援事業のうち、カンダール州ルックダイク地区で行われている
「レインボー事業」と「女子教育奨学制度」について紹介します。
【レインボー事業】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
カンボディアの多くの小・中学校ではいまだに学用品が不足しています。特に、
絵の具やクレヨンなどの資材が不足しているため、図工や美術といった授業は
ほとんど行われていません。
そこで、日本の家庭に眠っている未使用の文房具、絵の具、クレヨンなどを
カンボディアに送ると共に、日本―カンボディア間で小・中学生同士の絵に
よる交流を行うのが、レインボー事業です。
〈レインボー事業の流れ〉
レインボー事業は学校、学年、クラス、個人単位で参加できます。企業や
団体からの参加も歓迎しています。ここで、文房具や子ども達の描いた絵の
流れを追いながら、この事業について紹介します。
◆日本にて◆
各協力校で文房具・作品を集める。(10月頃)
↓
協力校毎に「レインボー箱」に箱詰めする。(11月下旬〜)
↓
全国から送られた「レインボー箱」を日本通運の倉庫に集める。(2月頃)
↓
船でカンボディアへ
↓
◆カンボディアにて◆
現地の学校に日本からの文房具・作品が届く。(3月上旬)
↓
絵の教室が開かれ、子ども達が作品を描く。(4月頃)
↓
作品を箱詰めする。(5月頃)
↓
船で日本へ
↓
◆再び日本にて◆
協力校にカンボディアの子ども達の作品が届く。(6月頃)
↓
再び各協力校で文房具・作品を集める。…
このようにレインボー事業は1年のサイクルで行なわれます。カンボディアの
子ども達の絵が日本の小・中学生の手に渡る頃、また新しい交流が再開される
のです。
〈協力校から寄せられた感想〉
ここで、協力校の児童・生徒さん達から寄せられた感想の一部を紹介します。
*小学生の感想
・カンボディアは貧しい国だと思いました。でもカンボディアの人は自分の
国が好きなんだね。
・カンボディアの人は学校にもお金がなくていけなく、50歳ぐらいまでしか
生きられないのでかわいそうだなと思いました。でも自分のことをぜんぜん
不幸だと思ってなくて不思議でした。
・私達が文房具を送ってあげたらすごく喜んでくれることがわかったので
うれしかったです。
カンボディアの人たちも少し助かることができてよかったと思います。
*中学生の感想
・カンボディアの人は最小限で必要なものを使っていて、すごく幸せそう
だったけど、日本人は違うと思った。日本人は物をすぐ捨てたり、自然を
大切にしていないと思う。子ども達もみんな親思いで、学校にいけなくても
楽しそうに暮らしていて、時間も豊かでいいなと思った。お金があっても
幸せはつかめないと思った。
・どんなことをしたらいいのかじっくり考えてみたい。
・ボランティア活動は大切だと思った。ボランティアに参加したい。
絵の交流をきっかけに、日本の子ども達はカンボディアという国の存在を知り、
自分達とは違う境遇にある同世代の存在を知ります。それがきっかけとなり、
様々な視点から意欲的に学ぼうとする児童・生徒さん達もいます。
カンボディアの子ども達も同様に、絵の交流で様々な刺激を受けた事でしょう。
この刺激が「学校へ行きたい。勉強したい。」という彼らの知的好奇心の
高まり、さらには地域の教育水準の向上につながる事が期待されています。
【女子教育奨学支援事業】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「レインボー事業」の行われているカンダール州ルックダイク地区では、
日本の中学1年に当たる女子生徒のうち、5人に1人が学校を中退しています。
中退した女子生徒とその両親にこの原因を尋ねたところ、「貧困」が最大の
原因でした。貧しい為に、特に女子が家事・子守などの労動力として当てに
されているのです。
一般的に、一定の教育を受ければ職に就く可能性は広がり、より高い収入を
得る事が期待されます。また、十分な教育を受けたという自信は、
社会進出への自信にもつながります。しかしこの地域では、女子が教育を
受けるこういったメリットがあまり認識されていません。
このような現状の下、女子教育奨学制度事業は女子の中等教育への進学率を
高めることを目的として始まりました。というのも、外部から何らかの協力が
受けられれば、女子が復学できると考えている人が多くいるからです。
そのための活動として、例えば生徒への補習事業、制服・レインボー事業を
通じた文房具などの資材提供の他、両親や教員に対する助言・サポート活動
などを行っています。
このように、男女関係なく基礎教育を受けられるようにする事、また、教育の
質を向上させる事を目指した活動が行われています。
【まとめ】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
カンボディアでは、ポルポト政権の下、学校が破壊されたり、知識人が虐殺
(ぎゃくさつ)されたりして、一時は教育の基盤が完全に崩壊しました。また、
ポルポト政権が終わった後も長く内戦が続き、教育制度の再建が大きく
遅れました。このような悲惨な過去を持つ国だからこそ、カンボディアでの
教育支援は特に大きな意味を持っているのです。
子ども達の学ぶ意欲なくして教育は始まりません。加えて、「鉛筆」
「ノート」など、子ども達が実際に手にとって使う物が必要です。さらに、
「校舎」「勉強机」などの整備の他、教員や両親をはじめとする子ども達を
取り巻く大人達の意識を変え、地域全体でサポートする体制も重要になって
きます。教育支援は様々な側面からアプローチする必要があると言えるで
しょう。
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《おまけ もっと知りたい「レインボー事業」》
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未使用の文房具、絵の具、クレヨンなど、お家や学校に眠っていませんか?
2003年度のレインボー事業では、協力校を9月頃に募集する予定です。
この事業に参加したいと思ったら、まずはケア ジャパンにご一報下さい。
活動マニュアル他、事業に関する資料を送付致します。
◇問合せ先◇
(財)ケア ジャパン レインボー事業係
担当:玉熊・甲斐 < s.tamakuma@carejapan.org >
◇リンク◇
・ケア ジャパン レインボー事業 (子ども達の作品紹介等)
< http://www.carejapan.org/tenrankai2002/index.html >
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【編集後記】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・タイで寝袋初体験!あったか〜い。買おうかな・・。 :ノリ
・初参加!!!!!!!!!! :明香子(読めるかな?)
・同情するなら単位くれ! :かとぅ
・寒いいぃぃぃぃ :松本
・下記のイベントに参加しま〜す。遊びに来てください! :荒井
★∞∞★∞∞★イベントのお知らせ★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★
2月2日に45のNGOが集まる「TOKYO地球市民フェスタ2003」が開催され
ます。CAREからも新しい出会いやNGOスタッフとの交流を目的としたNGO
広場にブースを出します。
当日はタイの手工芸品の即売会や活動紹介を行う予定です。
皆さんのご来場お待ちしています。また、お立ち寄りの際にはぜひお声を
おかけ下さい。
★∞∞★∞∞★書き損じはがき 随時募集中★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞
ケア ジャパンでは、誰でもできる国際ボランティアとして未投函の官製はがき
をあつめています!!! 詳しくは
< http://www.carejapan.org/donation/inkind.html >
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◆◇発行元◇◆ω(^o^)ω(^3^)ω(*^o^*)ω(^^ )ω(^_-)ω(^0^)ω
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ホームページ:http://www.carejapan.org/
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