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メールマガジン バックナンバー
2007年 1月号
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ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン * 読むだけで国際協力 * 2007年1月1日 < http://www.careintjp.org > メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>
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A HAPPY NEW YEAR! 2007
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あけましておめでとうございます!2007年、皆さんはどんな1年にしたいですか? 今年もますます充実したメールマガジンになるよう、メールマガジン・スタッ フ一同、心機一転頑張りたいと思います。今年もCARE International
Japan そしてメールマガジン「読むだけで国際協力」をどうぞよろしくお願いします!
┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ■ 今月のPick Up!・・・イラクの現在ー2003年3月から続く争い ■ コラム・・・1月27日:ホロコースト想起の日 ■ CAREトピックス・・・1月10日:大手町カフェイベントにゲスト出演 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
■□■ 今月のPick Up!■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イラクの現在 ー2003年3月から続く争いー
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新しい1年がスタートしましたが、今年も変わらず国際社会が最もその動向を注 視している問題といえばイラクの現状ではないでしょうか。2003年3月の戦争開 始からまもなく4年が経とうとしています。イラク情勢の悪化は中東地域を不安 定にし、世界経済にも悪影響を及ぼすとされていますが、その治安は悪化の一 途をたどるばかりです。
▼不安な生活を送る市民
2005年5月にマリキ氏が首相に就任し、「法治国家」を公約に掲げた政府が発足 しました。しかし、宗派間の抗争は激化し、毎月数千人という市民が犠牲にな っています。国連イラク支援派遣団(UNAMI)は2006年7月、イラク戦争開始以 来、武力攻撃によるイラクの民間人死亡者数を5万人と発表しています。その状 態はしばしば「イラクの内戦化」などと呼ばれ、駐留米軍やイラク治安部隊、 民間人に対する攻撃が急増し、治安は一向に回復しないのが現状です。こうし た惨状にアナン国連事務総長(当時)も「イラクは、以前にレバノンなどにお いて内戦と呼んでいた状態よりもひどい」と指摘し、「残虐な独裁者がいたに しろ、外出することができ、子どもを学校に送り出す時、父母は再び子どもに 会えるだろうかと心配する必要はなかった。」と述べて強い懸念を示していま す。(英BBC放送のインタビュー、2006年12月)
国連開発計画(UNDP)が2005年5月に公表したイラク人の生活実態調査によると、 清潔な水を利用できる世帯は全体の54%にしか達しておらず、安定した電力供 給を受けられる世帯は15%ということです(全18州の約2万1700世帯に対して行 われた調査)。また、失業率は約50%で、高校・大学卒業者の37%近くが職に 就けない状況でした。1980年代の失業率は3%台、経済制裁下の90年代でも13% 台だったことに比べると増加の一途をたどっています。国連難民高等弁務官(U NHCR)事務所によると2006年1月から11月半ばまでの間に42万5000人もの人々が 安全な地を求めて国内避難民となり、海外への流出も増えています。2006年5月 に発表された国連児童基金(UNICEF)とイラク政府などの調査では、深刻な栄 養失調状態にある子どもがイラク戦争前と比べて倍増したことが分かりました。 働き手を失ったり、失業したりする世帯の増加が背景にあり、イラクに安定が 訪れるまで、状況は改善しないとみられています。
続く混乱の一番の被害者はいうまでもなくイラクに暮らしている人々です。激 しさを増す自爆テロや武装勢力同士の報復合戦に、市民の間にはフセイン旧政 権時代の生活の方がましだったとの声も挙がっているのです。
▼中東に広がる不安とアメリカ国内の声
イラクにおける抗争の背景のひとつに、イスラム教スンニ派とシーア派の宗教 対立があります。選挙や憲法制定における各派の利害が対立し、本来は民主主 義のプロセスであるべき事項が自己目的化し、逆に宗派間の分断を深めたと指 摘されました。宗教対立の激化に手を焼くイラク政府は、両派にそれぞれ影響 力を持つシリア、イランに接近する動きを見せはじめています。これに対応し、 イランのアフマディネジャド大統領は米国の対応次第では、イラク治安改善な どで米国に協力する可能性を示唆しました。
アメリカ国内では、ブッシュ大統領が進めてきた民主化路線は、かえってイラ クに問題を作り出したと批判がでています。ラムズフェルド前米国防長官も更 迭前にイラク政策の軌道修正を進言しているほか、米連邦議会の超党派諮問機 関「イラク研究グループ」もイラク政策の見直しに関する報告書において、200 8年初頭までに駐留米軍のうち大半の戦闘部隊を撤収させることや、イラン、シ リアとの直接対話を始めることなどを盛り込んでいます。また、アメリカ市民 の間でも、当初イラクが所持しているとされた大量破壊兵器が発見されなかっ たことや、現地の惨状、米軍の犠牲者増加などから今後1年以内にイラクから撤 退すべきとの声が高まっています。
中東では現在、イラク以外にもパレスチナ、レバノンで内戦の危機に直面して おり、ヨルダン、エジプト、サウジアラビアなどアラブ穏健諸国は、情勢の悪 化に非常に危機感を抱いています。中途半端な駐留米軍撤退が本格的な内戦を 招き、過激なジハード(聖戦)思想やテロが拡散することも案じられています。
▼イラク情勢の改善に向けて
このような現状は、「泥沼化」「特効薬なし」など厳しい言葉で表現されてい ます。毎日のように市民がテロの犠牲となり死亡者が増え続ける中では、破壊 されたインフラの整備、学校や病院にも安心して通えない、職がみつからない など市民の生活に密着した問題を解決するのも難しいのが現状です。戦争以前 は国内でいくつものNGOが活動していたイラクでしたが、市民や外国人が攻撃さ れ始めて生命の危険が迫ると撤収せざるを得ませんでした。何よりも治安の回 復が必要とされています。
2006年12月には米国防総省が、イラクの治安回復に向けた対策を打ち出しまし た。戦乱の中で閉鎖されたイラク国内の工場を再開させることで、武装勢力兵 士の就職を支援し、テロ攻撃の沈静化を狙います。同省のプロジェクトチーム は、過去半年にわたりバグダッドやナジャフなど治安が悪化している地域で旧 国営工場26ヶ所を視察し、今後数カ月以内に段階的に操業を再開する工場を増 やす考えです。
また、現状打開に向けて関係各国の間で、米国がイラン、シリアと直接対話に 乗り出すこと、周辺諸国によるイラク支援グループを発足させる、イスラエ ル・パレスチナ問題を中心とした包括的な中東和平プロセスを始動させること などが提案されています。現在の混乱した状況は、宗教と国家の関わり方や文 化に対する価値観の違いなどが背景となり複雑に絡み合っています。力で相手 と戦うのではなく、歩み寄ることによって解決していくことが望まれています。
(担当:さちこ http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/3249906.html ) 問題を解決するのに力で解決しようとしても、このイラク戦争は解決できてい ないですよね。お互いに自分こそ正しいと信じていることがあった場合、自分 だけでなく相手もまた正しいと思えれば争いにならないのでしょうが・・・
■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1月27日:ホロコースト想起の日
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2005年11月1日に行われた第60回国連総会において、毎年1月27日を「ホロコー スト想起の日」とすることが定められ、昨年その第一回が迎えられることとな りました。この1月27日は、第二次世界大戦終戦の年にあたる1945年、ナチスド イツにより作られたポーランドにあるアウシュヴィッツ強制収容所が旧ソ連軍 によって解放された日にあたります。ホロコーストの犠牲者を悼み、その生存 者に対し敬意を表し、このホロコーストの事実を振り返ることともに、すべて の人が互いに尊重し尊厳を得ることができるようにとの思いが込められていま す。また、二度とジェノサイド(集団殺りく)が起きないようにすることを世 界が誓う日でもあります。 国連関連ページ→http://www.un.org/holocaustremembrance/gapres.htm
ホロコーストとは、第二次世界大戦時にナチスドイツによりヨーロッパ各地で 行われたユダヤ人や他の集団に対する虐殺をさす言葉として使われています。 第一次世界大戦の敗北で、領土を失い多額の賠償金を抱えたドイツでは国民の 不安や不満が高まりました。そのような中ヒトラーが登場し、ユダヤ人を悪の 根源として掲げ、ユダヤ人に対する憎しみでドイツ全体を団結させようとしま した。その結果、ユダヤ人に対するゲットー(ユダヤ人街)への囲い込みが始 まり、囲い込まれた住民は後に強制収容所に送られ、彼らの財産はすべて没収 されました。その他さまざまな集団(例えばジプシー、ポーランド人、精神・ 身体障害者など)に対しても「劣等民族、不穏分子」という理由をつけ同じこ とが行われました。強制収容所では「選別」が行われ、労働に耐えられないと される老人・女性・子どもは殺害されました。また、「選別」をクリアした者 も劣悪な環境での労働を強いられ、感染症や衰弱、処刑によって多くの人たち が亡くなったとされています。ポーランドのアウシュヴィッツ、トレブリンカ、 マイダネク、ベウジェッツ、ソビブルには絶滅収容所が建設されました。中で もアウシュヴィッツ絶滅収容所は大規模で、多くの人たちが収容され殺されま した。
そのような状況の中、映画「シンドラーのリスト」のモデルとなったオス カー・シンドラーは収容者を自分の経営する工場に雇い入れることで結果的に 大量虐殺から約1200人を救いました。リトアニアにある日本領事館の外交官だ った杉原千畝は国外に避難するユダヤ人に対しビザを発行し続け、約6000人の ユダヤ人を救った人物として知られています。そして、ユダヤ系オーストリア 人のサイモン・ヴィーゼンタールはナチスドイツの戦犯逮捕に大変貢献した人 物とされています。彼自身にも、第二次世界大戦時に強制収容所へ送られ、家 族・親族を多く失った過去がありました。彼はのちにサイモン・ヴィーゼン タール・センターを設立し、ホロコーストを後世に伝えていきました。
第二次世界大戦時のホロコーストによる死者は1000万人を超え、そのうち600万 人がユダヤ人といわれています。その背景には、政治・宗教・人種問題などが ありますが、このホロコーストは絶対に容認されるべきものではありません。 今生きている私たちは、犠牲となった方たちの死を無駄にしないためにも、こ の事実を記憶にとどめ学ぶとともに後世に伝え、今後決してこのような過ちを 繰り返さないようにしなければならないでしょう。
(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html ) このホロコーストでは特にユダヤ人が多く犠牲となりました。ユダヤ人はこの ホロコースト以外にも歴史の中で多くの迫害を受けてきました。しかし、互い に個性を認め合って尊重することができれば、そのようなことを防ぐことはで きたのではないかと思います。これは言葉にすれば簡単ですが、実際できない から問題がなくならず次々生じるのだと思い、この問題の根深さを感じました。
■□■ CAREトピックス ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼▽大手町カフェの環境セミナーにゲスト出演します▽▼ 下記イベントに、野口事務局長と村松事業部長がゲスト出演して、スマトラ沖 津波やジャワ地震での緊急支援活動について話します。環境という切り口で、 国際協力や防災について学ぶ機会となるのではないでしょうか。皆さまのお越 しをお待ちしております。
環境セミナー『地球大学』第33回
シリーズ「地球大のリスクマネジメント」第1回 大型災害─地球のダイナミズムと共生する知恵 ・日時:1月10日(水)19:00〜21:00(開場18:30) ・会場:大手町カフェ ・参加費:1000円(要予約・フリードリンク付) 詳細はこちら⇒http://www.o-cafe.com/event/2006/12/11033_1.html
★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ *出来事を思い起こすために記念日というきっかけを作ることも 大切なのだなと思いました(もん) *今年は暖冬ですね、スキー場に雪がほとんどないと聞いて なんとも悲しい気分になってしまいました。(さちこ) *今年は社会人になります。国際協力についても、新しい発見の1年に!!(め ぐ)
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