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ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
* 読むだけで国際協力 * 2007年5月1日
< http://www.careintjp.org >
メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>
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┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 今月のPick Up!・・・国際連帯税
■ コラム・・・子どもに対する商業的性的搾取
■ ケア・トピックス
・・・スリランカ TEAプロジェクト、熊本・福岡にて報告会を開催
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若葉が力強い季節を迎えました。5月の東京ではおなじみのタイフェスティバル
を筆頭に屋外イベントが目白押しです。リフレッシュに、多彩な文化に触れに、
足を運んでみてはいかがでしょうか?
■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
国際連帯税
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▼ ミレニアム開発目標と国際連帯税
国際連帯税は、MDGs(ミレニアム開発目標)を実現するため、ODA増額に加えて、
補完的資金として新たに考えられた税金です。2000年の国連ミレニアム総会で、
2015年までに取り組むべき世界の貧困や教育、男女格差などの課題に対する目
標であるMDGsが採択され、先進国はGNPの0.7%のODA拠出を目指しています。し
かし、現在は平均0.3%ほどに留まっており、実現が疑問視されています。こう
した中で、NGOや市民社会は、先進国にODA増額を求めるだけではなく、国家の
枠を超えて連帯(Solidarity)して、新たな開発資金調達メカニズムを作る必
要があると強く訴えてきました。NGOのネットワークやキャンペーン活動が盛ん
な欧州、特にイギリスとフランスでは2000年以降、政府の議会でも導入が検討
されてきました。
▼ 国際連帯税の第1号、航空券税
これまでに国際連帯税として環境税(炭素税、航空輸送税、海上輸送税)、金
融取引税、多国籍企業税、武器取引税などが提案されました。この中でも、フ
ランスのシラク大統領が先頭に立って国際社会に導入を呼びかけた航空券税は、
2005年9月の国連世界サミットにおいてフランス、ブラジル、チリ、スペイン、
ドイツ、アルジェリアの6カ国が導入を発表しました。提唱国のフランスでは20
05年12月に国会で承認され、2006年7月1日から導入、フランス発の全ての航空
券に1〜40ユーロが課税されることになりました。徴収方法は発券時に航空券上
で税金として徴収されます。航空券税の実施方法は、課税額は各国で決め、税
収の配分は国際的に調整することになっています。
フランス政府はいくつかある国際連帯税の中から航空券税を選択した理由につ
いて、(1)航空市場はグローバリゼーションの恩恵で今後も年平均5%の成長
が見込まれており、少額の課税には耐えられる(2)公平な課税体系で、経済
力がある比較的裕福な層に広く浅く課税できる(3)仕組みが単純明快で、全
航空会社が対象なので自由競争もゆがめない―と説明しています。
▼ 感染症治療のための医薬品提供
税収は主に、HIV/エイズ、マラリア、結核などの感染症治療のための医薬品購
入に使用されます。フランスの1年の税収入(約2億ユーロ)だけでもエイズウ
ィルス感染者130万人の治療が可能になるといわれます。
2006年9月の国連総会後には国際的な医薬品購入ファシリティであるUNITAIDが
新たに設立されました。事務局や基金はWHO(世界保健機構)の中に設置され、
医薬品を長期に大量に購入すること、また、特許料を支払わないで生産される
格安のジェネリック医薬品をより安く購入できるよう医薬品メーカーと交渉し
て途上国の患者に提供することを目的としています。創設国はフランス、ブラ
ジル、チリ、ノルウェー、イギリスの5カ国です。その資金はフランスとチリ、
ブラジルは航空券税による税収から、ノルウェーは航空燃料税による税収から、
イギリスはODAから調達することにしています。
▼ MDGs達成に向けて
現在、フランス以外に航空券税の導入を表明しているのは英国、ノルウェー、
韓国など20カ国ですが、先進国では最大の航空市場を抱えるアメリカは反対し
ています。日本でも、燃料費高騰や集客競争に直面する大手航空会社が反対し、
日本政府や財務省の反応は消極的です。財政悪化からODA増額でさえ批判が強く、
新たな開発資金源は必要ないという立場をとっています。
国際連帯税はあくまでODAに追加されるものであって、先進国が開発資金を提供
する責任が免除されることがあってはなりません。近年のグローバリゼーショ
ンによって利益を受けるのは限られた国の人々であって、途上国との格差は拡
大しています。こうした中、グローバリゼーションの負の部分を抑制する手段
として国際連帯税が導入されました。2006年2月にはパリで国際税をテーマとし
た最初の国際会議が開催されました。この「連帯とグローバリゼーション:開
発のための革新的資金調達と世界的流行病対策に関する国際会議」では各国政
府代表や国際機関と並んで世界中から60のNGOも参加しました。また、2006年5
月には東京でも「新しい開発資金メカニズムを考える」国際セミナーが開催さ
れたり、先日北海道での開催が決定した2008年G8サミットに向けたNGOネット
ワークで、日本国内において「革新的資金メカニズム創出」ワーキング・グ
ループが活動を開始するなど、今後の取り組みに期待がかかっています。
(担当:さちこ http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/3249906.html)
フランスやイギリスはODAの増額に熱心ですが、日本のODA一般会計予算は年々
減っています。日本で国際連帯税が導入される日はまだまだ先になりそうです
ね。
■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
子どもに対する商業的性的搾取
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▼ 観光と商業的性的搾取
近年、多くの人々が世界中を旅行できるようになったと同時に、旅先で観光客
による犯罪も増加するようになりました。その中でも途上国において子どもに
対する観光客の性犯罪、商業的性的搾取が問題となっています。観光業が収入
源であることが多い途上国地域にとって、観光客として訪れる人間は大切に扱
われがちです。そのため、こういった人たちの犯罪を取り締まるということを
躊躇する動きもあったといわれています。更に深刻なのは子どもの親・親戚な
どの「保護者」と加害者が共謀し、金の受け渡しにより成立していることも多
いということです。その結果この問題が隠蔽され表沙汰になりにくいというこ
とがいえます。
▼ 国際社会の取り組み
1990年代初期までは犯罪者が自国に帰った場合、訴追することはほとんど不可
能でしたが、犯罪の増加に伴い、対策を求める取り組みが活発化しました。子
どもの商業的性的搾取に対しては、1989年に「国連子どもの権利条約」が採択
され、欧州評議会閣僚委員会の勧告が出されました。更に1996年には「子ども
の商業的性搾取に反対する世界会議」が開かれ、政府、あらゆる社会部門及び
国内・地域・国際機関に行動を求める宣言と行動アジェンダが採択されました。
マスコミも多くこの問題を取り上げ、人々の関心が高まり根絶に向けての意識
が高まりました。このプロセスにおいて主要な役割を果たしたのが「アジア観
光における子ども買春根絶国際キャンペーン(エクパット)」という国際ネッ
トワークです。エクパットは1990年5月にタイのチェンマイで開かれた「観光と
児童買春」に関する協議会において、アジアだけでも100万人といわれる子ども
達が被害にあっているという事態の深刻さが報告されたことによりアジアと欧
米諸国が中心となり展開され、国際会議で各国に現状を訴えるなどの活動を通
し子どもの商業的性搾取の根絶を目指しています。
▼ 根絶に向けて
日本の刑法には、日本国内外で仮に被害者が外国人であっても、加害者が日本
人であれば日本の刑法が適用されると述べられています。フランス・ドイツな
ど多くの西洋諸国においてもこのような法律が制定されています。しかし、犯
罪者を処罰する法律があるだけでは根本的な解決にはなりません。法律は弱い
立場にある人たちを守るものですが、加害者を罰するだけでなく、被害者に対
して心理的カウンセリングなどを行い、ケアしていくことや、生活のために売
春をせざるを得ない状況から抜け出し、危険から逃れる術を身につけるための
教育や職業訓練などが必要です。近年、人と金が自由に動くグローバリゼーシ
ョンが進み、貧富間格差はますます増大化しており、加害者と被害者の間に存
在する富と権力の大きな不公平の要因になっています。私たちにとっても、こ
の問題は決して他人事ではすまないのではないでしょうか。
(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html)
昔も今も、さまざまな欲によって犠牲になるのはいつも弱い立場にいる人たち
なのだなとイヤな気持ちになりました。
■□■ CAREトピックス ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スリランカ TEAプロジェクト、熊本・福岡において報告会を開催
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ケア・インターナショナルジャパンは、JICA(独立行政法人国際協力機構)と
の連携により、TEAプロジェクトを実施、スリランカの農園居住者たちの社会生
活改善に向けて、さまざまな取り組みを行ってきました。これまでに東京にお
いてTEAプロジェクト活動報告会を何度か開催してきましたが、今回は、熊本お
よび福岡において報告会を開催いたします。
今回の報告では、2003年から3年間にわたって実施したTEAプロジェクトの活動
報告を通して、スリランカ紅茶農園の現状とCAREの取り組みについて説明する
とともに、後続事業として実施中のプロジェクトにおける最新の活動情報をお
伝えします。
報告会(熊本)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日時:2007年5月12日(土) 14:00〜 (13:30より受付開始)
■場所:熊本機能病院「地域交流館」市民塾ホール(熊本市山室6-8-1)
http://www.juryo.or.jp/
■報告者:栗原俊輔 (スリランカ駐在 CAREプロジェクト・マネージャー)
■参加費:500円 *当日、参加可
■お問い合わせ: ケア・サポーターズクラブ熊本
Tel./Fax.096-200-3292 E-mail:info-csck@hig.bbiq.jp
報告会(福岡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日時:2007年5月13日(日) 14:00〜 (13:30開場)
■場所:JICA九州2Fセミナールーム3・4(北九州市八幡東区平野2-2-1)
http://www.jica.go.jp/worldmap/kyushu.html
■報告者:栗原俊輔(スリランカ駐在 CAREプロジェクト・マネージャー)
■お申し込み:JICA九州(担当:槙島)
Tel.093-671-6311 Fax.093-663-1350
E-mail:jicakic-coordinator2@jica.go.jp
■お問い合わせ:(財)ケア・インターナショナルジャパン
Tel.03-5950-1335 Fax.03-5950-1375 E-mail:info@careintjp.org
TEAプロジェクト概要はこちら
http://www.careintjp.org/internationaljapan/internationaljapan-su_1.htm
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報告会関連ページはこちら
http://www.careintjp.org/news/tea07.html
★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
*今年のGWには約50万人の人が海外旅行へ行くのだとか。 私は時期をずらして
国内旅行に行く予定、です。(さちこ)
*やっと冷えから開放されたと思ったら今度は紫外線と戦わなければなりませ
ん。(もん)
*GWにはアジア学院に行きます。いろんな意味でリフレーッシュできそう。
(新人)
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