貧困との闘いは、緊急時に特に困難となります。すでに貧しく脆弱なコミュニティにとって、人的あるいは自然の要因にかかわらず、全ての災害が大惨事となり得ます。
CAREは、包括的な視点で災害をとらえます。つまり、災害は、単独に発生するものではないと考えます。私たちのねらいは、緊急で発生する直接的なニーズよりもその先を見据え、長期的で持続可能な開発プログラムをコミュニティと共に行っていくことです。
私たちは、緊急および復興支援活動の双方に、そして災害の予防に積極的に取り組んでいます。
災害支援
世界中の災害に迅速に対応するCAREの活動は、災害用の基金と物的・人的資源によって支えられています。それらの資源は、世界中70カ国の現地事務所が災害支援を行う際、迅速に活用することができます。
CAREの災害支援の第一段階は、被災者の基本的ニーズに応えることです。そこでは、人命を救うため、食糧、水、衛生、シェルター、基本的なヘルスケアなどを提供します。必要な資材は、可能な限り、現地で調達します。
また、下記について迅速な調査を行います。
- 被害の状況、コミュニティの対応とニーズ
- 国連、NGO、被災国政府の対応
- CAREが支援すべき内容
3つのアプローチ
緊急支援に対するCAREのアプローチには3段階あります。
- 災害に対する備えと予防
- 災害時の迅速な対応
- 災害後の復興
災害への迅速な対応は始まりに過ぎません。災害の影響は長期に及び、CAREは報道陣が立ち去った後も活動を続けます。地元コミュニティと共に被災地の立て直しを行い、二度と同様の災難が起きないよう、予防にも取り組んでいます。
また、アンゴラやボスニア、エルサルバドルなどの地域で、地雷に対する教育や地雷除去といった、紛争後の復興プログラムにも、一層,重点を置きつつあります。
CAREのアプローチの有効性
- 災害に対する備えと予防:災害が起きる前に予防体制を整えることをCAREは重視しています。私たちのねらいは、コミュニティが災害に備えることで、災害の影響を最小限度に食い止めることです。CAREは、地元コミュニティが災害を予測し、災害発生時に即対応できるよう支援する経験を豊富に持ち合わせています。
- 災害への対応:緊急支援には専用の資金や人材が重要です。それにより、CAREは迅速かつ効果的な支援を、必要とするコミュニティへ提供することができます。現地事務所に常駐しているスタッフ以外に、地元スタッフへのサポートを提供する緊急アドバイザー、そして緊急支援スタッフへのトレーニングを行う専門家がいます。また、現地事務所への緊急支援活動用資金も準備されています。
- 災害後の復興:すべての緊急支援活動においてCAREが目指すのは、災害支援から復興、そして持続可能な発展へと迅速に移行していくことです。長期間配給を行う代わりに、自立を支援するために、インフラ復旧や農耕復興から小規模ビジネスのサポートにいたるまで、さまざまな活動を支援します。災害に対するコミュニティの脆弱さが改善されるよう、生計の立て直しを支援していきます。
国際規範と国際基準
人道支援では、人々が尊厳を持って生活できることを確保しなければなりません。CAREは、それを実現するために、
The Code of Conduct for The International Red Cross and Red Crescent Movement and NGOs in Disaster Relief、Sphere Standards、HAP(Humanitarian Accountability Partnership) International、The People In Aid Code of Good Practiceで定められた規範に沿いながら、基準も満たすことを目指しています。
参考