東ティモールとつないでイベントを実施しました
12月19日、「新プロジェクト発表!貧困削減と女性のエンパワメントを目指すin東ティモール」と題するオンラインイベントを開催いたしました。
冒頭、東ティモールにいる駐在員の渋谷から、2020年11月に開始した「農業用水改善事業」の現状についてお伝えしました。特に、渋谷は、現地の文化を尊重しつつ、女性の社会参画や地位向上を目指す必要があるということを強調しました。
東ティモールには、家庭や社会での決定権が男性に偏り、女性や子どもたちへの暴力が行われるなど、男性主体の社会が存在する地域もあります。この不平等な社会構造は、女性を厳しい環境に追いやるだけでなく、社会そのものの発展を妨げる大きな問題となっています。
この状況を改善するには、現地で権威を持つ長老やエリートたちの支援を得ながら、男性も巻き込んで活動を拡大する必要があります。渋谷は、「男性主体の取り組みを否定するのではなく、女性の声を反映させられる新しい取り組み方を実践し、その効果を実感してもらうことで、女性参画に対して周囲の理解を得ていくことが重要」として、これから、この課題に取り組んでいくと語りました。
また、参加者さまからは、
「リアルな話が聞けてとても参考になった。東ティモールが身近に感じられた」
「女性が厳しい環境に置かれていると知り、衝撃的だった」
との声が寄せられました。
質疑応答では、皆さまから多くのご質問をお寄せいただきました。お時間の都合ですべてのご質問にお答えできませんでしたが、現地の様子や新規プロジェクトにご関心を持っていただけたことに感謝申し上げます。
今後とも、活動の進捗を皆さまにお伝えしていきますので、この事業を応援していただきましたら幸いです。
©︎Juozas Cernius/CARE
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