【緊急募金終了】あたたかいご支援、誠にありがとうございました
2023年2月7日から開始した「トルコ・シリア地震被災者緊急支援募金」は、11月30日をもって終了いたしました。これまで、当財団全体で6,457,291円のご寄付をいただきました。ご支援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
トルコ南部ハタイ県 衛生キットを受け取っている様子
私たちCAREは、トルコ南部のハタイから南東部ガズィアンテプにかけて、最も被害の大きかった11地域で活動を展開。避難所では、衛生キットや防寒用品の配布のほか、現金支給などの支援を行いました。CAREの衛生キットには、例えばタオル、シャンプー、トイレットペーパー、衛生パッド、歯ブラシと歯磨き粉、洗剤、スポンジなどが含まれます。
シリア北西部のジャラブルス地方 心理社会的サポートセッションの様子
シリア北西部ジャラブルス地方では、女性と女子に対して心理社会的サポートサービスを提供しました。地震でトラウマなどを抱えた彼女たちは、セッションに参加した後、新しい友達を作り、避難キャンプでの生活に適応しつつあります。
シリア北西部アレッポ北部キャンプで、交渉やコミュニケーションのスキルを学ぶ少女たち
CAREは2023年2月の地震以前から、シリア北西部で人道支援活動を展開しており、地震発生後も、同地域で長年活動しているCAREトルコが中心となり、現地のパートナー団体と連携して緊急支援活動を行いました。特に、自然災害に際して、様々な局面で男性と比してより弱い立場にある被災地の女性たちへの支援に注力しています。例えば、女性と女子を保護し、元気づけることを目的として、意識とライフスキルの向上を目的とした一連のセッションなどを開催しました。2023年には、6,000人以上の女性や女子にこのプログラムを届けました。
トルコ南東部の被災地では10万世帯以上が今なおコンテナの避難所で暮らしています。さらに、5万世帯以上が、折りたたみ式の簡素なコンテナやテントでの生活を余儀なくされています。
そして、この地域では冬の間、平均最低気温は 0°C 以下に達し、アディヤマン、カフラマンマラシュ、マラティヤの農村部では、冬の早い時期に降雪も想されており、防寒対策に向けた支援が最優先事項となっています。また、被災により困難を強いられる女性や女子に対しての中長期的支援も必要とされていることから、CAREは、この後も引き続き、被災地での支援活動を継続して参ります。
ご支援いただいた皆さまには、2024年3月以降に改めて、1年間の支援活動についてご報告させていただきます。この場をお借りしまして、皆さまのあたたかいお気持ちに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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