緊急支援物資が、ウクライナ西部の都市リヴィウに到着しました
(2022年3月1日)
ウクライナの人道的危機は、時間とともに悪化しています。
今、CAREのパートナー団体である「People in Need」が、可能な限り迅速に支援を提供しています。すでに緊急支援物資を積んだ最初のトラックが、ウクライナへと向かい、緊急物資の配布が始まっています。物資には、日持ちのする食品や衛生用品、おむつ、寝袋、マットなどが含まれます。
ここ数日で、50万人以上のウクライナの人々が近隣諸国へ逃れています。そして、今後48時間で100万人を超えると予想されます。
CAREオーストリアのエグゼクティブ・ディレクターであるAndrea Barschdorf-Hagerは、次のように伝えます。
「People in Need」の緊急救援チームが今、ウクライナ西部の都市リヴィウにいます。ロシアによる攻撃の脅威を警告するサイレンが鳴り響く中、何万人もの国内避難民がウクライナ西部の都市に流入しています。
また、 「People in Need」の人道援助責任者であるMarekŠtys氏は、「私たちは、今後、数日で一気に難民の数が増えると予想しています」と、ウクライナから訴えます。
さらに、別のCAREの緊急支援チームは、スロバキア国境で活動を始めています。同チームは、他の人道支援団体と協力して、国境を安全に越えるのを待っている人々をサポートしています。国境では、救援物資や輸送手段のほか、難民には多くの子どもたちが含まれるため、プライバシーが保たれるようテントなどシェルターを提供しています。
ここでは、人々は越境するために何マイルも続く列を作り並んでいます。水、食糧、そして衛生用品が不足しています。加えて、ウクライナから近隣諸国へのすべての国境検問所では、救援物資と移動式トイレなどの衛生設備が緊急に必要とされています。
最近では、子どもたちだけで、国境を越えてくることもあります。
「両親はウクライナにとどまることに決めた一方で、子どもたちは安全な場所に避難させたいのです」と、「People in Need」の職員はいいます。
©︎Juozas Cernius/CARE
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