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5月5日は「子どもの日」~私たちが学校に通えない理由

世界には、学校に通っていない子どもたちが3億人以上いると推定されています(ユニセフ、2018年時点)。5月5日の「子どもの日に寄せて、誰もが持つべき、教育を受けるという基本的な権利が奪われている子どもたちの現状に、お心をお寄せいただけましたら幸いです。

学校に通えない様々な理由

自然災害

2月に発生した大地震により、震源地のトルコ南部とシリア北西部では既存の1250校の半数近い550校以上の学校が損壊し、23万人以上の子どもに影響が及んだと推定されています。

◆シリア/大地震によって家を失ったサリフ(13歳)


紛争

各地で起こる紛争によって、子どもたちは安心して暮らせる日常を奪われています。困難を抱えながらも懸命に生きる子どもたちは、学校に通える日を待ち望んでいます。

◆シリア/6度の引っ越しを経て、難民キャンプで暮らすアムラ(11歳)


※こちらの動画は、地震以前に撮影されたものです。


◆ウクライナ/学校の体育館が爆撃されたティモフィー(8歳)

学校に通えない様々な理由

音でどんな種類の弾丸がどの方向から飛んでくるか、聞き分けることができるようになりました。今はオンラインレッスンを受けていますが、友だちと一緒に学校に行くことが一番の夢です。



児童婚

子ども(18歳未満)のうちに結婚する女子の数は、世界で年間1,200万人と推定されます。結婚した女子たちは、その87%が学校を去って家事に追われ、就労、自立の機会を失います。また、家族や配偶者による暴力や、早すぎる出産によって心身ともに深刻な影響が出る場合もあります。

特に7月は、多くの女子が学校に戻ってこないため、私たちのコミュニティでは不穏な月となります。毎年7月1日から18日にかけて、何百人もの人が集まる会議があり、この時期になると、宗教的な儀式に出席するため、男子も女子も欠席が多くなるのですが、一部の女子は年上の男性に嫁がされ、帰ってきません。

ージンバブエで女子支援プロジェクトを行う教師、マイェンダさん


政治的弾圧

アフガニスタンでは、タリバン政府による女子への中等教育の禁止により、100万人以上が学習の機会を奪われました。また、2022年12月には大学での女子教育も停止され、女子学生たちにとって唯一の希望であった道も閉ざされました。

私がアフガニスタンの女の子に望むことは、教育を受け続けられること、そして他人に依存する必要がなく、自分で収入を得ることができるようになることです。私は家で勉強を続けています。

 ーターラさん(仮名、14歳)



CAREによる子どもたちへの教育支援

未来を担う子どもたちが、教育を受けて健やかに成長し、自立・就労の機会を得られるよう、CAREは様々な角度から支援活動を行っています。


◆イエメンでの学校改修プロジェクト


◆ルワンダでの退学率改善プロジェクト



春募金のお願い

様々な困難を抱えながらも懸命に生きる子どもたちが、安心できる日常を手に入れ、希望ある未来を描くには、継続した支援活動が必要です。ぜひ、ご無理のない範囲で、あなたの力を貸してください。

春募金のお願い

※今回の春募金へのご寄付は、CAREの活動全体へのご支援として大切に使用させていただきます。



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[本件に関するお問い合わせ先]

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
個人寄付担当 轟木  
Tel: 03-5944-9931 Fax: 03-5950-1375 Email: bokin@careintjp.org

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