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スーダンにおける人道状況の悪化:女性と女子の安全を深く懸念しています

スーダンでは、2023年4月16日に一時停戦に合意したにもかかわらず、戦闘が続いており、死傷者が増加しています。住宅地やその周辺で起きている武力衝突は、一般市民が暴力の矢面に立たされてています。CAREは、特に同国の女性と女子の安全を深く懸念しています。これまでの報告によると、200人近い死者と1,800人の負傷者が出ています。CAREは、現在進行中の戦闘を非難し、敵対行為の停止と民間人の保護を優先することを求めています。

戦闘は、すでに困難な状況にあるスーダンの人道状況を悪化させています。現在、1,100万人以上の人々が、最低限必要な食糧を満たすのがやっとの状態です。5歳未満の子どもたちや妊娠中・授乳中の女性など、400万人近くが急性栄養失調に陥っています。干ばつ、洪水、病気の発生が人道状況の悪化に拍車をかけています。

「スーダンは、現在、1,500万人以上の人々が支援を必要とする人道危機に直面しています」と、CAREの東・中央アフリカ地域部長のケイト・マイナ=ヴォーリーはいいます。続けて、「私たちは、現在進行中の武力紛争が女性と女子の生活に与える影響について深く懸念しています。女性と女子は、特に自宅やコミュニティから逃げざるを得ない場合、暴力の影響を不釣り合いに受けます。そのため、彼女たちはさらなる被害を受けやすくなっています。私たちはすべての当事者に対し、すべての民間人、特に女性と女子があらゆる形態の暴力と搾取から確実に保護されることを求めます」と力を込めています。


CAREのスーダンにおける活動実績と今後の活動

CAREは、1979年からスーダン全土で活動を行っています。2022年7月から12月にかけて、CARE スーダンは、147,000人に切望されていた保健サービスを、15,900人に性・生殖医療支援を、465,400人に水・衛生サービスを提供しました。

CAREはスーダンでの活動を一部中断していましたが、栄養、保健、水、衛生の分野で人道支援活動を継続するため、6つの州で4つの事務所を開設する予定です。

CAREは、すべての当事者に対し、将来の世代のためにスーダンの永続的な平和解決に向けて努力することを求めます。私たちは、女性や女子を含むスーダンの人々とともにあり、紛争が解決した後も、人々の権利と幸福(ウェルビーイング)を訴えていきます。

CAREのスーダンにおける活動実績と今後の活動

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本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
Email: info@careintjp.org
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