夏募金のお願い:戦争はわたしたちに精神的にも肉体的にも影響を与えました
ヤスミンさん(仮名)は33歳で、以前はガザ北部のアル・ナセル地区に4人の子どもと夫と住んでいました。看護師であり言語療法士でもある彼女は、戦争が始まって以来、家族とともに6回も避難を余儀なくされ、最近ではラファ侵攻後に避難してきました。彼女はインタビューで、最近の避難状況、子どもたちの栄養状態の悪さ、襲撃される恐怖から眠れないこと、そして子どもたちを笑わせることができなくなった無力感について語っています。
家を離れた日、私たちは瓦礫の下に埋もれていたため、運び出されました。そこは私たちにとってすべてだった場所で、何の警告もなく爆撃されたのです。いまだに煙の匂いが鼻につき、閉じ込められて人々が私の名前を呼ぶのを聞いたことを思い出すと恐怖が蘇りますが、その時は彼らの姿が見えませんでした。私たちは全員が負傷し、特に息子は重傷を負いました。彼の体には無数の破片が刺さり、網膜出血のため視力は30%まで低下してしまいました。
すべてを置いていかなければならないのは本当に辛いことでした。子どもたちはいまだにおもちゃのことを話し、持ってきたかどうか尋ねてきます。本や自分の部屋のことを話し、どれだけ恋しいかを語っています。上の子たちは学校で優秀で、いつもクラスのトップでした。小さな娘は幼稚園に通うのを楽しみにしていて、新しい服やカバンをすでに用意していました。でも彼女は一度も通うことができませんでした。私は看護師と言語療法士として働いていて、夫は民間企業で働いていました。私たちは一緒に過ごす時間が大好きで、とても幸せな家族でした。
戦争は私たちに心理的にも身体的にも影響を及ぼしています。子どもたちは全員栄養失調で、常にお腹を空かせています。今日はツナ缶2つと肉の缶詰1つを開けました。それが6人家族の一日の食事のすべてです。かつて私は65kgありましたが、今では55kgしかありません。以前の私たちを知っている人は、骨が見えるほど痩せた私たちを認識できないでしょう。長男は大柄な少年でしたが、15kg以上体重が減りました。他の子供たちも約10kg減りました。子供たちはまだ成長期で、長男は14歳、末っ子は5歳です。私は看護師なので、これが彼らの体にどれほど悪影響を与えるか知っています。食糧不足は彼らの成長やホルモンに影響を及ぼし、十分なタンパク質、果物、野菜を摂取できていません。
水は私たちが生きるために飲まなければなりませんが、水のせいで、子どもたちは常に熱を出し、下痢をしています。その水は塩辛く、一口でわかります。子どもたちはいつもきれいな水を求めていますが、現在飲んでいる水は腹痛を引き起こします。最近、伝統的にヨーグルトを作るために使われるシャールを購入しました。それを使って水を濾そうとしましたが、真っ黒になってしまいました。それほどひどい水なのです。多くの人々が水を煮沸して害を少なくしようとしていますが、ガスがないため、料理や水を煮沸するために薪を探さなければなりません。薪は非常に高価です。人々は今、さまざまな材料を使って火を起こし、プラスチックなどを燃やす煙が子どもたちの咳を引き起こします。
私たちは毎日、水を手に入れるために数時間かけています。夫は子どもたちの何人かと一緒に水を汲みに行きますが、しばしば水がなくなっていて何も持ち帰れないことがあります。子どもたちが週に一度体を洗えるようにはしていますが、それだけでは不十分です。しかし、今できることはそれだけです。私たちが滞在しているキャンプにはトイレがありません。他のトイレはかなり遠く、子どもたちをそこに行かせるのが怖いので、バケツを買い、今は皆でそれを使っています。
私たちは決して安心できません。子どもたちが寝ている間、夫と私は目を覚ましたままでいます。地域が爆撃されるため、避難するように指示するビラが撒かれるかもしれないという恐怖があります。疲れ果てていますが、常に警戒を怠ることはできません。すぐに逃げられるように、重要なものを少しだけ詰めたバッグを準備しています。これまでにすでに六回避難しなければなりませんでした。
私の最大の願いは、子どもたちがまた笑顔になることです。もう一度一緒に笑いたいです。喜びがまったくなく、私たちは常に落ち込んでいて、泣いたり叫んだりしています。小さな娘たちを笑顔にしたいです。私は母親なのに、何をしても彼女たちはもう笑いません。彼女たちをもう一度笑わせるための何か一つを持ちたいです。今、彼女たちが考えるのは、家にミサイルが直撃したこと、何度も避難しなければならなかったこと、殺された従兄弟や叔父のことばかりです。この戦争が終わってほしい、そして息子の治療を受けさせたいです。彼に医者を見せて、視力を回復させたいです。私たちがどのようにして生き延び、物事を何とかやりくりしていることに誇りを持っていますが、とても疲れ果てています。もうこんな生活をしなくてもよくなることを本当に願っています。
わたしたちCAREは、災害や紛争などの有時において食糧、水、衛生用品、そして現金などの緊急支援物資の配布などを行っています。
夏募金へのご支援は、困難な状況にある女性や女の子たち、その家族の未来を支えます。貧困のない、公正な社会を目指すCAREの取り組みへのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
※今回の夏募金へのご寄付は、CAREの活動全体へのご支援として大切に使用させていただきます。
公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
個人寄付担当
Tel: 03-5944-9931 Fax: 03-5950-1375 Email: bokin@careintjp.org
©︎Juozas Cernius/CARE
Copyright © CARE International Japan, All rights reserved.