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東ティモール ー国際女性デー2024 オンライン写真展「水 x 投資」

水やりから女性を解放すると...
私たちが活動する東ティモールのエルメラ県アッサベ郡では、男性農民と女性農民の生産性には31パーセントの差があることが報告されています。膨大な労力を必要とする水汲みと農作物への水やりは、女性農民が主に担っています。私たちは、農業用水設備の整備を通じて、水汲みおよび水やりにかかる労働から女性農民を解放することで、女性農民の水汲み以外の農作業に従事できる時間を増やし、生産性を向上させ、長期的には地域全体の農業活性化へとつながるよう支援しています。


女性にも環境にもやさしい点滴灌漑
世界の水消費の70パーセントが食糧生産に使われているなか、点滴灌漑*の最大の強みは、節水と省エネ性。また、貯水タンクから村、そして畑までの高低差を利用して送水するため、電力不要。低コストで省労力なシステムで、農民たち自らの利用や管理においても好都合です。なにより、水汲みや水やりなどの労働から女性農民を解放することが可能となります。
*点滴灌漑とは、農地に張り巡らされたチューブ内に水を流し、等間隔に開けられたチューブの穴から水が染み出して、作物の根周辺に直接水やりをする方法のこと。より適切に根に水が与えられるため、スプリンクラーなどに比べて、点滴灌漑は蒸発と深部への排水を減らすことで水の節約となります。


信頼されるリーダー レオノラさん
東ティモールの文化では、男性はよきリーダーでなくてはならないと考えられています。そのようななかでも、レオノラさんは、CAREの能力強化研修に参加し、勇気をもって、農民グループのリーダーになることを決心しました。今では、18人の女性と4人の男性からなるグループを率いています。動画で見るレオノラさんのリーダーシップはこちら


未来のリーダーにとどけ
CAREが東ティモール全土で配布している学習雑誌「ラファエック」。「ラファエック」は、現地語(テトゥン語)で、神の動物といわれている「ワニ」を意味します。学習雑誌「ラファエック」は、新聞、雑誌などの入手も限られる地方では、ほぼ唯一ともいえる現地語(テトゥン語)で書かれた情報源となっています。その内容は、国語や算数に加え、生活に必要なライフスキルや衛生教育なども含まれています。「ラファエック」は山岳地域に暮らすナタリアのような未来のリーダーたちにも届けられています。動画で見る「ラファエック」はこちら


学びの時間を増やせるように
東ティモールの海沿いの町ライ・トゥゴトゥに暮らす15歳のカリオンさん。水汲みや庭の除草などの手伝いをしながら、学校に通っています。東ティモールでは、カリオンさんのように、学びの時間が農作業や水汲みなどに奪われる子どもたちは少なくありません。私たちは、女性や子どもたちが水汲みや水やりから解放され、他のことに従事できる時間が増やせるよう、引き続き、現地での支援活動を行っていきます。東ティモールの事業の詳細はこちら

水害に強いまちづくりを
東ティモールでは、2021年4月に50年に一度の豪雨が発生するなど、近年、気候変動の影響をうけ、水による被害が頻発しています。写真中央のペトロネラさんは、CAREが支援する水害を含む災害に強いまちづくりを目指す委員会のメンバーです。CAREは、災害時に弱い立場におかれやすい女性や女子にフォーカスした活動を行っています。

ネパールの写真はこちら
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お問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
Email: info@careintjp.org

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