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冬募金へのご協力のお願い:女性たちは、男性たちよりも栄養が足りていません

女性たちは、男性たちよりも栄養が足りていません
ウクライナ戦争や、気候変動による干ばつなどの災害によって深刻化している食糧危機は、ジェンダー格差にも大きな影響を及ぼします。

国連食糧農業機関(FAO)による報告から推定すると、食糧不足に陥っている女性の数は、男性よりも世界で 1 億 5,000 万人多い可能性があります。(2021 年時点)

日々の食事の準備と食材購入の 90% を女性が担っているにもかかわらず、家族の中で女性の食事の順番は最後であり、少量しか食べることができません。

 


「ジェンダー平等」が実現すれば、「飢餓」を減らすことができます

109カ国における、「ジェンダー格差と食糧不安の関係性」を調査したところ、上のグラフのように、ジェンダー格差が大きければ大きい国ほど、より多くの人々が飢えていることが判明しました。逆説的に、ジェンダー平等を目指すことが、飢餓を減らすことにつながると言えます。

世界中で、女性は家族の世話や家事などの無償労働の 75% を担い、特に農村地域の女性は 1 日約 14 時間もの時間を費やしています。このような家事の責任を男女平等に分担し、女性も家計を支えることができれば、子どもの健康状態が改善し、栄養失調が減少することが証明されています。


 支援地からのメッセージ

タンザニアでは、5歳未満の子どもの34%以上が慢性的な栄養不良に陥っています。ほとんどの家庭が1日1食しか食べておらず、女性たちはしばしば貧血気味です。CAREは、農業を営む女性たちへ、生産性、収入、そして家族の栄養状態を向上させるトレーニングを行っています。

CAREのトレーニングを受けた、ハッピーさん(30歳)
「以前は、男女平等に関する教育を受けていませんでした。夫から殴られても、どうしようもないと思っていました。トレーニングを受けてからは、私は家庭内暴力に対して強く立ち向かっています。また、以前は収入を得ることが非常に困難でした。とうもろこしの栽培のみで、市場価格が非常に低く、売れない時期もありました。そのような時は栄養価が低い固いお粥を、1日3回食べるだけでした。今では収穫した大豆をまとめて販売し、十分な収入を得ています。私たちに素晴らしい研修の機会を与えてくれた、CAREにとても感謝しています」



今、あなたのご支援が必要です

皆さまからの冬募金へのご支援は、CAREの活動を通じて、困難な状況にある女性や子どもたちの未来を支え、その家族、そして社会を変えることにつながります。紛争や暴力、また貧困などから絶望的な飢餓状態にある人々の命と希望を守るために、どうかあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。



【本件に関するお問い合わせ先】

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
個人寄付担当   
Tel: 03-5944-9931 Fax: 03-5950-1375 Email: bokin@careintjp.org


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