世界人道デー:シリアで家を失い、避難先のトルコでも家を失ったコミュニティ活動家
8月19日は、国連が定めた「世界人道デー(World Humanitarian Day)」。
世界人道デーは、世界各地で起きている紛争や自然災害などの人道問題に焦点をあて、支援の輪を広げるとともに、困難な現場で人道支援に携わる人々に思いを寄せる日です。
コミュニティ活動家として研修中のアヤは、シリアの内戦で兄がミサイルで重症を負い、手術が必要だったためにトルコのチュルキエに避難しました。アヤは当時妊娠していました。彼女の夫は彼女の居場所を知らず、再会するまで1年半かかりました。チュルキエに避難した当初、彼女と家族は公園のベンチで眠りました。2023年2月に発生した地震の後、彼女らは再び公園のベンチで寝なければなりませんでした。「最初にシリアで家を失い、次にチュルキエで家を失いました」とアヤは振り返ります。
現在、アヤは、CAREの女性クラブに所属し、CAREからコミュニティ活動家としての訓練を受けています。彼女は、早期婚の健康問題について学び、地域社会での事例を積極的に防いでいます。「近所で2件の早期婚がありましたが、それを防いだことをとても誇りに思っています。16歳の少女のひとりは、その後、お礼に私を抱きしめてくれました」とアヤはいいます。「CAREのコミュニティ・アクティベーターになることで、社会で何かになれるような気がします。何かをより良く変えたい。私が母親や他の誰かの意識を高めることで、彼ら・彼女らの子どもたちの意識も高まるでしょう」とアヤは締めくくりました。
トルコは過去最悪の熱波に見舞われ、シリアの被災者は摂氏40度以上の高温に耐え、水へのアクセスが非常に限られた状態で暮らしています
皆さまからのあたたかいご支援をうけ、CAREは、これまでに約6万5,000人に水、食糧、避難所、衛生設備への安全なアクセスの提供などの緊急支援を届けることができました。ありがとうございました。
その一方で、CAREトルコ事務局長のシェリン・イブラヒムは、以下のとおり、現状を訴えています。
以下の2つの方法にて、「トルコ・シリア地震被災者緊急支援募金」を受け付けています。現地での支援活動を続けていくことのできるよう、どうか温かいご寄付によってCAREを応援ください。
1.クレジットカードでのご寄付
こちらから「今回の寄付」をご選択の上、寄付の使途は「トルコ・シリア地震被災者緊急支援事業」をお選びください。各種クレジットカードをご利用いただけます。
2.郵便局からのご寄付
<口座番号> 00150-4-49006
<加入者名> 公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
※郵便局窓口にて、振込手数料が無料の口座である旨お申し出ください。
※お振込いただく際は、振込み用紙の通信欄に必ず「トルコ・シリア(W)」と明記してください。記載がない場合は一般寄付としてお取り扱いいたします。
寄付金については「寄附金控除」の対象となります。
個人および法人の皆さまからのご寄付は、確定申告の際に、寄付金控除の対象となります。なお、個人の皆さまへの領収書は、ご希望いただいた方にのみ発行させていただきます。必ず通信欄にその旨明記していただくようお願い申し上げます。
【領収書発行を希望する皆様へ】
寄付金控除のお手続きには領収書が必要となります。領収書の発行については以下をご覧下さい。
・オンライン寄付の場合:「領収書の送付」の項目にチェックを入れて下さい。
・郵便局からのご寄付の場合:振込用紙の通信欄に「領収書要」と明記して下さい。
*当財団は、現在、すべての職員の在宅勤務を奨励していることから、領収書の発送に時間を要する可能性がございます。予め、ご了承ください。
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