6月20日は「世界難民の日」です
本日、6月20日は『世界難民の日』です。
CAREは、世界中の何百万人もの難民への財政支援が、今年2022年に入ってから全く追いついていないという事実を強く訴えます。
特に支援を必要としているアフリカ諸国への難民支援は、ゼロかそれに近い状況です。
国際連合人道問題調整事務所(UN OCHA)の財務追跡システムによると、ハイチ、ブルンジ、ロヒンギャ、シリアの難民対応、マリ、ベネズエラ危機の地域対応計画においては、国内および国境を越えて避難した人々を支援するために必要な資金の15%未満しか調達できていません。
ここ数か月のウクライナ危機以前でさえ、人道的危機への資金提供レベルは非常に低いものでした。ウクライナでの紛争の激化以来、特に多くのヨーロッパ政府は、自国を含むウクライナ難民を支援するために、公的な開発支援資金を集中させてきました。これにより、すでに資金不足の避難民が世界中で危機に瀕しています。
CAREは訴えます。
「現在、国際的な注目はウクライナに集中しています。私たちには、ウクライナ国内の人道的ニーズや脆弱なウクライナ難民支援という課題に立ち向かう責任がありますが、他の多くの世界的な人道危機を忘れてはなりません。
世界中で、人々は紛争や自然災害のために家を後にすることを余儀なくされています。アフリカの角とサヘルに住む多くの避難民もまた、現在飢餓に直面しています。私たちは、政治指導者に自らの義務を果たし、すべての難民と避難民の世話と支援のための財源を即座に増やすよう呼びかます」
【ウクライナ危機緊急支援事業 オンライン報告会】
CAREが行っている、ウクライナ危機緊急支援事業のオンライン報告会を6月22日(水)に開催します。
元UNHCR Japan国連難民高等弁務官駐日事務所代表であり、ケア・インターナショナル ジャパンの副理事長を務める滝澤三郎による解説もございます。
お申し込みは6月21日17:00まで!
途中参加、退出も可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
▼詳細・お申し込み
こちらから
■「ウクライナ危機緊急支援募金」の経過報告(6月13日)
■最前線からの声をお届けします ~子どもたちのライフラインとなる教育(6月7日)
■緊急ジェンダーレポート公表 ~戦争による女性とマイノリティへの影響が明らかに(5月11日)
■国内に留まり活動を続けるボランティアを支援しています(5月9日)
■【こどもの日】ウクライナの子どもたちの瞳に映る、戦争をご紹介します(5月5日)
■国内に留まる5万人に対して緊急支援を提供しました(4月27日)
■スロベニア赤十字と6台のトラックで水や食糧などを届けました(4月25日)
■精神科医に緊急心理社会的カウンセリング研修を実施しています(4月21日)
■ウクライナ人道危機:お礼と今後の支援について(4月12日)
■必要な物資は日を追うごとに変わっていきます(4月4日)
■ウクライナ国内で支援を行う職員からの最新報告(3月29日)
■ポーランド国境の最前線で情報収集にあたるCARE職員の1日(3月19日)
■【緊急ジェンダーレポート】ジェンダー特有のリスクへの対応の必要性を訴えています(3月17日)
■【動画】ルーマニア国境での支援活動をレポートします(3月16日)
■ルーマニア、モルドバ、ポーランド国境での支援を開始しました(3月14日)
■国際女性デーに寄せて ~ウクライナで高まる女性たちへのリスク(3月8日)
■緊急支援物資が、ウクライナ西部の都市リヴィウに到着しました(3月1日)
■紛争・自然災害への対応
■グローバル緊急ジェンダー分析報告書
財政不安、飢餓、心の健康 –CAREの独自調査により世界の女性が抱える問題が明らかに
©︎Juozas Cernius/CARE
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