生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Timor-Leste

東ティモール

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写真提供:ケア

©CARE

首都
ディリ
面積
約1万4,000平方キロメートル
人口
約110万人 *1
主要構成民族
テトゥン族など大半がメラネシア系種族
宗教
99%がキリスト教、その他にイスラム教
主要農産物・工業製品
米、トウモロコシ、コーヒー、石油、天然ガス
成人識字率
男性56.3%、女性43.9% *2
平均寿命
男性 56.4歳、女性 58.6歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
0.2%未満 *4
乳児死亡率(1000人あたり)
82人 (日本は3人) *5
 
*1、3、5 UNFPA(2007年)
*2 UNDP(2004年)
*4 UNAIDS(2005年)

東ティモール民主共和国(以下、東ティモール)は、インドネシアの東に位置するティモール島のほぼ東半分を占める国で、国土の約60%が山岳地形となっています。 言語は、テトゥン語とポルトガル語が公用語ですが、インドネシア語や英語が実用語として使われ、その他にも数多くの部族語が使用されています。

東ティモールは、16世紀前半から1974年までポルトガルの植民地でした。1975年にポルトガルからの独立を宣言しました。しかしその直後にインドネシアの支配下に置かれたため、独立を求めてゲリラ戦がしばしば繰り広げられ、治安の不安定な状態が続きました。1999年8月に直接住民投票が行われ、住民の約80%が東ティモールの分離・独立を選びました。しかし、今度は反独立派による破壊・暴力行為が起き、人口の75%以上が家を追われ難民・国内避難民になるなど、情勢は悪化しました。これを受けて国連が介入、国連東ティモール暫定行政機構(UNTAET)などの支援によって、2001年9月に全閣僚が東ティモール人からなる東ティモール行政府が発足しました。、2002年5月20日に東ティモール民主共和国はインドネシアから正式に独立しました。

貧困・治安問題

独立前の内乱は、多くの人命を奪っただけでなく、全体の70%以上ものインフラおよび、学校・保健施設をはじめとする国の公共サービスに、甚大な損害を与えました。また、貧困問題も深刻で、東ティモールは東南アジアの中でもとりわけ貧しい国の一つであるとされ、現在、人口の約40%が1日1ドル以下で生活していると言われています。。開発の度合いを測る人間開発指数(UNDP・2005年)は世界177カ国中140位で、これはアジアで最下位です。5歳以下の子どもの47%が発育不全、43%が体重不足、12%が衰弱であるとされています。国の主要な産業は、国民の大半が従事する農業ですが、その国際競争力は弱く、コーヒー豆などの商品作物の輸出高も他国に大きく引き離されています。さらに、東部住民と西部住民間における軋轢(あつれき)や高い失業率が原因で起こる暴動、政治的対立なども問題となっています。

CAREの東ティモールにおける活動

CAREは、1994年から東ティモールにおいて活動を行っています。1999年と2006年には、首都ディリで発生した大規模な暴動に際し、国内避難民に対する緊急支援活動を行いました。同時に、 貧困を減らすため、農業指導や干ばつ対策・初等教育・子どもの権利の推進・保健分野での支援・地方および国の統制機関の能力開発などさまざまな分野で、長期的視野に立った開発プロジェクトを実施してきました。

CAREが実施する現地語による教育支援プロジェクトには、現地語のテトゥン語で書かれた雑誌、『ラファエック(Lafaek)*』の編集・発行および全児童・生徒への配布(年5回)も含まれます。東ティモールの人々は、長い植民地時代、自国語を学ぶ機会を制限されてきたため、テトゥン語も書き言葉としての発展を妨げられてきました。今なおテトゥン語の書物が少ない中、ラファエックは唯一のテトゥン語による子ども向け雑誌として親しまれています。ラファエックには、子どもの権利、保健、市民教育、自然科学や環境に関する情報が掲載されています。この雑誌は、現地の教育省との連携で出版されており、今では公立の小学校のカリキュラムで使われる教材の一つとなっています。2006年の暴動の際には、平和をテーマとした特別号が出版され、それ以後、平和教育はラファエックにおいて標準的に扱われる主要テーマとなりました。どもたちは誌面に投稿することによって意見を述べたり、自分で作った物語や絵などの作品を発表したりできます。このようにラファエックは、自由な表現活動を支えることにより、子どもたちに自信と力を与え、責任ある市民に成長していくための手助けをしています。

*「ラファエック」は現地語で「ワニ」の意味。雑誌のメインキャラクターとして親しまれている。

関連情報

テトゥン語民話集出版プロジェクト(2007年)

ニュースリリース

紛争に苦しむ国において言葉が持つチカラ(2007年4月)

スペシャル・リポート


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