生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Laos

ラオス

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写真提供:平成17年 ジョナサン・ドレイク/ケア

©2005 Jonathan Drake/CARE

首都
ビエンチャン
面積
24万平方キロメートル
人口
620万人 *1
主要構成民族
低地ラオ族の他に多数の民族
宗教
仏教ほか
主要農産物・工業製品
農業、工業ほか
成人識字率
男性77%、女性61% *2
平均寿命
男性55.1歳、女性57.6歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性0.2%、女性0.1%以下 *4
乳児死亡率(1000人あたり)
80人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

ラオス人民民主共和国(以下、ラオス)は、東南アジアのインドシナ半島の内陸国で、中国、ミャンマー、ベトナム、タイ、カンボジアと国境を接しています。広さは日本の本州ほどで、国土の70%が高原や山岳地帯で、そこをメコン川が流れています。熱帯性モンスーン気候で、季節は大きく雨季と乾季に分かれます。多様な民族が住み、それぞれ独自の文化を育んできました。大きく分けると、住む地域によって低地ラオ族、丘陵地ラオ族、高地ラオ族の三つになります。言語は、ラオス語が公用語ですが、他にフランス語や英語、さまざまな民族の言語が使用されています。

1975年に社会主義国のラオス人民民主共和国が成立し、社会主義経済計画を掲げたものの、過去の戦火による疲弊などから行き詰まり、1986年には「新経済メカニズム」を導入して、経済開放と市場経済化を進めています。1997年にはASEANとAFTA(ASEAN自由貿易地域)に加盟し、国際社会の仲間入りを果たしました。

ラオスの直面する問題

ラオスの労働人口の約70%が農業に従事していますが、国土の大半が山岳地帯であるラオスでは、耕地は約30%に過ぎません。主食が米であることやほかの主要生産物が望めないことなどから、稲作が中心となっていますが、肥料や農薬を使わず、天水に依存する稲作は頻発する干ばつや洪水の影響を受け、慢性的な食糧不足となっており、栄養失調も深刻な状況です。また、山間部で行われている焼畑農業は、近年、休閑期間が短縮され、環境破壊的な問題となっています。また、山がちな地形により交通が分断され、農村部への教育や社会サービスの普及が困難になっています。保健医療の面では、医療サービスが行き届かず、乳児死亡率、妊産婦の死亡率は周辺諸国に比べて高くなっています。

CAREのラオスにおける活動

1953年の独立以降、内戦が繰り返されましたが、CAREがラオスにおいて初めて活動を行ったのは、この時期にあたる1954年~1957年でした。1989年に活動を再開し、以来、人々の自立支援に向けて長期的視野に立った数多くのプロジェクトを実施してきました。現在は、ラオス政府と連携して、農業・環境・農村開発・プライマリーヘルスケア・HIV/エイズ予防と治療・緊急支援および危機管理などの分野において活動を行っています。

CAREは、ラオス国内の最も遠隔に位置する地域や山岳地帯においても活動を行っています。これらの地域に住む最貧困層の人々の食糧確保や貧困軽減に向けて、頻発する干ばつや洪水に対応するための灌漑(かんがい)設備の建設および改善や市へのアクセス改善のための道路建設を行うとともに、農家がより効率的な農業方法を導入したり、農業以外の収入源を見つけるための手助けを行っています。また、自然災害に対する危機管理として、遠隔地のコミュニティが災害について理解し、備えるための支援を行っています。

保健・衛生の部分では、衛生状態が悪く、保健サービスが行き届いていない遠隔の山岳地帯において、肺炎・マラリア・栄養失調などによって命を落とさないよう、健康教育を行っています。また近年、特に東南アジアに広がる鳥インフルエンザに対しては、感染した場合の兆候を認知できるようトレーニングを行うとともに、感染リスクを減らす方法や感染した場合の対処法などについての教育を提供し、まん延を防ぐための活動を行っています。さらに、男女にリプロダクティブ・ヘルスに関するトレーニングを行うことで、HIV/エイズなど主要な健康問題についての知識・理解を深められるよう、支援しています。

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