生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

Niger

ニジェール

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写真提供:平成16年 ケア/マギー・スティーバー

©2004 CARE/Maggie Steber

首都
ニアメ
面積
126万7,000平方メートル
人口
1,490万人 *1
主要構成民族
ハウサ族、ジェルマ族、トゥアレグ族ほか
宗教
約80%がイスラム教、その他にキリスト教、原始宗教など
主要農産物・工業製品
鉱業、農牧業
成人識字率
男性 43%、女性 15% *2
平均寿命
男女ともに45.3歳 *3
HIV感染率(15~49歳)
男性 0.9%、女性 1.4%(日本は男女ともに0.1%以下) *4
乳児死亡率(1000人あたり)
146人(日本は3人) *5
 
*1~5 UNFPA(2007年)

ニジェール共和国(以下、ニジェール)は、西アフリカに位置する内陸国です。国土の約3分の2をサハラ砂漠が占め、砂漠化はさらに進んでいると言われています。世界で最も暑い国の一つであり、4月から5月にかけて、40度を超える日が続きます。言語は公用語のフランス語以外に、ハウサ語などが話されています。

ニジェール経済の基盤となっているのが、農牧業とウラン生産です。特に、ニジェールのウラン埋蔵量は世界第8位で、外貨収益においての主軸となっています。しかし、気候の変化や周辺国との関係に影響されやすく、経済状況は不安定です。また、保健・医療状況も非常に悪く、安全な水へのアクセスが確保できているのは国民の半分以下、妊産婦死亡率・乳幼児死亡率はともに世界で高い水準にあります。平均寿命は男女ともにわずか45.3歳です。 さらに教育においても、成人識字率や初等教育総就学率は世界最低水準で、また男女の格差も大きく、ニジェールは経済、保健、教育のどの分野でも大きな課題を抱えています。

ニジェールの貧困問題

ニジェールで最も深刻な問題となっているのが、貧困です。ニジェールは、世界で極めて貧しい国の一つで、国民の約60%が1日1ドル以下の生活をしており、慢性的な食糧不足の問題を抱えています。国民のほとんどが農業に従事していますが、耕作可能な土地は国土の10%ほどしかなく、十分な作物を作ることができません。また、降雨が少ない上、気候による被害も受けやすく、2005年には、干ばつとイナゴの大発生により深刻な食糧危機に陥りました。一方で、ニジェールの年平均人口増加率は3%を超え、世界的に高い数値となっています。ニジェール政府は、貧困削減のための農村開発の推進を重要課題と位置づけていますが、農村開発を実施する行政体制が脆弱であるなどの理由から、大きな成果を上げていません。

CAREのニジェールにおける活動

CAREは、1974年にニジェールで活動を開始して以来、慢性的貧困の解決を目標に、HIV/エイズ・保健・ジェンダー・女性の自立・収入向上・農村開発・市民社会との連携強化などさまざまな分野でプロジェクトを実施してきました。

CAREはニジェールで活動する最大のNGOの一つで、大規模な食糧危機に陥った2005年には、ニジェールにおける食糧供給の3分の1がCAREによってなされました。現在、ニジェールの7つの県すべてにおいて15のプロジェクトを展開しています。ニジェール全土においてコミュニティに根ざした貯蓄と融資を行うためのグループの組織化を支援したMMD(Mata Masu Dubara)プロジェクト(「動き出す女性たち」の意味)は、非常に大きな成果を出したプロジェクトの一つで、ニジェールがその発祥地です。このプロジェクトによって組織化されたグループは、定期的に一定金額を貯蓄する女性たちから構成されています。グループの女性たちは、協力して蓄えた食糧を分け合い、平時からの貯蓄に頼ることもできるので、食糧危機に対応することができます。現在、ニジェールの約17万2000人の女性たちが参加しています。また、HIV/エイズに感染した村の住民だけを対象とする特別な穀物銀行を作ったグループもあります。体調が悪く、畑仕事をすることができないときでも、銀行から提供される食糧で生活をしていくことができ、売上利益は治療費に充てられています。このプロジェクトは、女性たちに経済的な力を与えただけでなく、社会的、さらには政治的な女性の立場を向上させることにもつながりました。

関連情報

CARE in Africa -Niger(英語)

ニュースリリース

CAREとOxfam、地球規模の飢餓と食糧価格高騰への対応における抜本的改革を要求(2008年4月18日)

スペシャル・リポート


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