生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
東日本大震災ブログ

心をうるおす(山田町)

[ 2012.1.19 ]

山田町の社会福祉協議会が主催する仮設住宅のお茶会"よりあいっこ"で、株式会社カネボウ化粧品による美容プログラムが実施されました。東京から5名、盛岡から1名、いらしていただいたスタッフの皆さんで行ってくださるメニューは、専用の測定器を使った肌診断と結果に基づくフェイシャル ローションマスク、パラフィンパックを使ったハンド・ケアです。この他にもカラフルなマニキュアをたくさんご持参いただき、参加者に自由にネイリングを楽しんでいただくという趣向も準備されていました。

"美容"や"装い"は直接、生命に関わるものではないだけに、大変な毎日の中ではどうしても置き去りにされがちです。また人によっては、そこに気持ちを捉われる事に後ろめたさを感じられることもあると思います。けれども、殺伐とした場所に花が一輪置かれるだけで心の空気が入れ替わるように、肌に気を遣いお化粧などで自分を彩ることは、自分自身に目を向ける時間の余裕を作り、心を潤し前向きな活力をもたらす力を持っている、と言われます。
今回の美容プラグラムでも、集まった皆さんの表情が次第にきれいに紅潮していき、仮設団地の談話室は独特の華やぎに満ちました。

室内ひき.JPG

参加者は16名。皆さん大いに喋って笑って
盛り上がりました。(山田町山田第7仮設団地内。)

フェイシャルケア.JPG

肌診断に基ついて肌の疲れを癒してもらいます。












肌診断のコーナーでは、皆さん真剣に測定器のモニターを覗き込み、スタッフの方に質問を浴びせていらっしゃいました。
マニキュアを並べた机では、お互いに似合いそうな色を物色し、試し塗りしながら、賑やかな"女子トーク"に花が咲いていました。「マニキュアなんて、生まれて初めて塗ってみた」という元お鮨屋さんの女将さんもいらっしゃれば、「昔はねえ、サンダルの時期になると足にも赤いペディキュアなんて塗ってたのよ」とおっしゃるお洒落なお母さん、「仕事柄、毎日はできなかったけど、時々は好きな色を塗って楽しんでいた」という元看護師さんなどもいらっしゃり、みなさん弾むような声で、それぞれ"以前の時"に思いを馳せていらしたようです。

そして今回、改めて人の"手"が持つ力についても感じさせられました。

ハンドケア.JPG

なごやかな会話とマッサージで至福のひと時。

人肌のぬくもりには、他のものには代えられない安らぎと心地良さがあります。今回のハンド・ケアではカネボウ化粧品のスタッフの方が素手でマッサージを行われたのですが、手から相手の肌に直に伝わる癒しは身体だけでなく心までほどくのか、何人もの参加者が、マッサージを受けながらご自身のことや震災時のことなどをスタッフの方に語り始められるのを目にしました。
リラックスして、心に浮かぶことを吐き出して、肌だけでなく心の新陳代謝も行われているようでした。

「震災の後はお化粧するなんてこと全く考えられなかったけど、ある日、盛岡まで行って髪の手入れをしてもらった自分を見て、身なりを整えるって大切な事なんだなあと思ったの。だから、こういう機会はとても嬉しい。」参加者のお一人が口にされた言葉です。

被災者の方の日常生活も少しずつ落ち付き、目先の大変さ以外の事にも目を向ける余裕もできつつあります。今回のようなプログラムが、忘れかけていた時間を取り戻すきっかけになり、暮らしや心をうるおす役に立てばと思います。
ネイル2.JPG

「こっちの色の方が良いんじゃない?」

ネイル1.JPG

みんなで品を替えつつマニキュアの試し塗り。









完成.JPG












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