生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

バングラデシュ:サイクロン被災者への緊急支援

事業部 武田 勝彦

救援物資

救援物資の配布場所で列を作って並ぶ被災者の人々
©CARE/William Dowell 2007

2007年11月15日、バングラデシュ南西の海岸部をサイクロン「シドル」が襲いました。政府公式発表(2007年12月31日現在)によると、死者3,363人、被災者892万3,259人、損傷家屋152万2,077軒の被害状況が報告されています。この災害により、家、道路、通信手段は破壊され、漁業や農業といった生計手段は壊滅的な打撃を受けました。サイクロン前からすでに貧困に苦しんでいた人々の生活状況はより悪化しました。



活動内容

CAREはバングラデシュにおける自然災害対応の豊富な経験から、サイクロン「シドル」の被害に対して最も早く支援活動を開始しました。特に、以下のとりわけ困難な状況にある人々に対して、支援活動を実施しました。

・災害によって夫と離れ離れになった女性、離婚した女性
・未亡人が家長となっている家庭
・女性が家長をしており、他に稼ぎ手のいない家庭
・子ども、特に孤児が家長をしている家庭
・妊娠中・授乳中の女性
・大勢の扶養者を抱える貧困で脆弱な家庭
・高齢者または障害を抱えている人
・生計手段を持たない家庭

主な活動内容として、CAREは、被害が大きかった3地区(Bagerhat、Barguna、Pirojpur)において、食糧・安全な飲料水・緊急の避難所(シェルター)・医療サポートなどの提供を行いました。

食糧配布においては、1世帯につきお米、じゃがいも、塩、そのほか必要となる食糧を配布しました。また、食糧以外の救援物資として、一時的なシェルターを建てることができるようビニールシートとロープ、さらに石けんやろうそくなどの必需品の配布を行いました。安全な飲料水確保のための活動では、共用の貯水槽の消毒と修繕を行うとともに、1日に1万リットル以上の水をろ過することができる可動式の浄化設備を提供しました。この浄化設備は、1日に最低でも800世帯、約4,000人の人々に安全な飲料水を提供しました。さらにCAREは、首都ダッカのコミュニティ病院の医者による医療チームを構成し、被災者の治療に当たりました。

現地NGOとの連携

被災地には、支援団体などから大量の食糧が届けられましたが、配布が均一でなく、十分な食糧供給を受けている村もあれば、供給を受けられていない村もあるという状態でした。そのような状況の中、CAREの強みはこれまで実施してきたプロジェクトにおける活動でSouth Asia Partnership, Coast Bangladesh and Resource Integration Centreなど現地NGOと長期的な協力関係を築いてきたことです。現地の市民団体との緊密な関係と現場に持っているネットワークにより、CAREは実際に最も支援を必要としているのは誰なのか、最も効果的な支援物資の配布方法は何なのかということについて、より正確な判断を行うことができました。

サイクロンなどの自然災害に対する対応はスピードが命です。このバングラデシュへの緊急支援では、多くの方々から非常に早い段階でご寄付をいただくことができました。皆様の迅速な対応と温かいご支援に心より感謝いたします。

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